今回ご紹介したいのは、ルーマニアのデザイナーBodea Danielさんによるロゴデザインコレクションです。ロゴマークを作る時に、複数の意味を込めて制作することはよくあることですが、説明されなければ表面上分からない場合もあります。
しかし!Bodea Danielさんのポップでキュートなロゴの数々は、分かりやすく面白いんです。そんな素晴らしい作品の数々を紹介したいと思います。

まずは冒頭でもご紹介したこちら。森(木)と羊を合体させたロゴマークです。デザインの融合は共通点を見つける所から始まります。互いにモコモコとした形状であり、垂直に伸びた木の幹は羊の足とリンクさせることが出来ます。更に、どちらも集合している(群れている)という点も共通していますね。

こちらはロウソクとアイスクリームを組み合わせたロゴ。熱い物と冷たい物という相反する組み合わせそのものが面白いです。どちらも「溶ける」という点が共通ポイントですね。

子犬とドングリを組み合わせた、可愛いロゴマークです。形状に加えて色味も似ていますし、ベレー帽を被ったような仕上りになっています。

さて、これは何と何が組み合わさっているでしょうか。「デザート(砂漠)+レイン(雨)」つまり、砂漠の象徴であるピラミッドと、雨が降る様子がミックスされたロゴマークです。丁度ピラミッドを真上からみた形にすることで、雨の縦ラインと融合したデザインに仕上っています。

可愛いロゴですね。名前の響きもキュートです。ラット(ねずみ)+キャロット(人参)でキャラットですね。さきほどのピラミッドもそうですが、物を上から見たり、横に倒してみたり、色々な角度から見つめることで、新しい発想が生まれるきっかけになりそうです。

鉛筆と弾丸を組み合わせたスピード感のあるデザインです。「ペンは剣よりも強し」英国の小説家ブルワー・リットンは言いましたが、これはどっちなんだ!?と矛盾を抱えた面白さがあります。

本のめくった部分が、紙飛行機になっています。本のデリバリーサービスなのでしょうか。左右対称でキレイなロゴデザインですね。

これはパラシュートで降りて来る人と、ピザを組み合わせたロゴマークです。その名も「エクストリームピザ」(笑) まるで空を飛んで届けるくらい、スピーディーな仕事ぶりを想像させてくれますね。
ダブルミーニングのロゴが優れている理由
2つ以上の意味を1つのシンプルな形に込めたロゴは、見た人に「発見の喜び」を与えます。
- 記憶への定着: 「あ、なるほど!」と気づいた瞬間の驚きが、ブランド名とセットで記憶に残る
- SNSでの拡散性: 「この隠された意味、気づいた?」という話題になりやすく、自然なクチコミが生まれる
- ブランドの知性の表現: 洗練されたダブルミーニングは、そのブランドの「賢さ」や「センスのよさ」を暗に伝える
ダブルミーニングを生み出す代表的なテクニック
- ネガティブスペース(余白)の活用: FedExロゴの「E」と「x」の間の矢印など、図形の間に別のモチーフを忍ばせる
- 文字の一部をモチーフに置き換え: Amazonロゴの「a→z」の矢印(A〜Zまで全商品を扱う意味)のように、文字パーツに意味を持たせる
- シルエットの二重読み: 1つのシルエットが2つのものに見えるデザイン(例:ワインボトルの形が人の対話のシルエットにも見える)
- 錯視の応用: 見る角度や注目する部分によって異なるモチーフが浮かび上がるもの
こうしたテクニックを駆使するには、まずブランドの「2つのキーワード」を明確にし、それらを視覚的に重ね合わせるアプローチが有効です。
まとめ
ロゴデザインの制作を検討される際は、自信のサービスや想いの数々に共通点が無いかじっくりと考えてみるのも良いのではないでしょうか。それはデザインに反映されるだけでなく、経営理念や哲学の一つになり得るものです。Bodea Danielさんのロゴの数々のように、楽しんで理解を深めてもらえるデザインも展開としては面白いですね。
■Bodea DanielさんのWEBサイトはこちら
http://www.kreatank.com
・この記事は制作者に許諾を得て掲載しています。
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