ハーブティの種類は多く、心と体のバランスを整えたり、寝る前にカフェインを避けるために人気です。
しかし、深みのないチープな味のハーブティって結構ありませんか?
そんな方におすすめなのがpukkaです。オーガニックであること、味と香りが高い、刺激が多すぎずにすっ~と体に浸透していく感じなどが理由です。そしてもうひとつ魅力なのがそのパッケージ。独特の色合いと配色で他のハーブティと一線を画しています。
コラムでは、pukkaのパッケージを紹介します。加えて、オーナーの思いや取り組みもみていきますので、既にpukkaを愛飲されている方はもちろん、ハーブティ好きの方もぜひご一読ください。
ヒンディー語で「本物の」という意味のpukka
Oleksandr – stock.adobe.com / pukkaのパッケージデザイン
pukkaは2001年、セバスチャンがティムに出逢ったことによって設立されました。セバスチャンは長年にわたり、植物、自然保護、ハーバリズムに惹かれ、それらを人々の生活に取り入れられればという思いがありました。そんな時、エシカルビジネス(人や社会、また環境に配慮した活動)を立ち上げるサポートを提供していたティムの広告を目にしたのです。そのタイミングで2人がpukkaを立ち上げます。
セバスチャンはハーバリストとしてハーブ療法を取りいれていますが、植物が持つパワーに目覚めたのは、18歳で訪れたインド・ヒマラヤでお腹を壊した時に処方されたハーブの効果を体験したことからです。
pukkaというネーミングはヒンディー語で「本物の・正真正銘の」という意味を持ちますが、セバスチャンのストーリーにうなづくことができます。英語でも「素晴らしい・信頼できる」という意味があり、ジェイミー・オリバー(イギリスの人気シェフ)が自分の料理やデザートを食べて”That’s pukka.”というシーンがよくあります。
咳止めのようなパッケージデザインから改革。pukkaの見せるデザイン
pukkaのパッケージは美しいの一言です。
ぜひ、パッカ日本公式アカウント(https://www.instagram.com/pukkaherbsjapan/)をご覧ください。
それぞれのフレイバーのパッケージはどれも美しいのですが、百聞は一見に如かず、今回は説明は不要ではないでしょうか。素敵なインテリアにpukkaがとても映え、ハーブティを生活に取り入れるイメージができます。
パッケージデザインはイギリス・ブリストルのデザイン会社 the Space によるものです。まるで咳止めのような以前のパッケージを一新させるブランド提案をしました。その結果、pukkaを国際ブランドへ成長させる手助けとなりました。
セバスチャンは「the Spaceが自分たちのアイデアを見事にパッケージし、ブランド全体に整合性と結束力をもたらしてくれた。ビジネスは10倍以上に成長し、これ以上言うことはない」とまで話しています。
商品にとってパッケージがいかに大きなものかということを実証した成功例と言えます。
さて、pukkaのパッケージは外側だけでなく内側にもこだわりがあります。ハーブティの箱を開けたときの嬉しさ、お気に入りのフレイバーを飲む幸せ、何度にもわたってpukkaを楽しめるマジックです。
pukkaの提案するwellbeing
pukkaのパッケージはもちろん、サスティナブル。
大切なハーブを包むものとして何がベストなのかよく考えられています。例えば、箱は植物性インクで印刷されていますが、ティーバッグには99%以上が天然の繊維などがブレンドされ仕上げられてるという徹底ぶりです。
そして、pukkaは現代人にとって大切なwellbeingを提案しています。
ウェルビーイングとは身体的にも精神的にもそして社会的にも良好な状態にあることを指し、多くの企業でもこの考えを取りいれた取り組みが進んでいます。
pukkaのウェブサイトにはwellbeingに関するページがあり、免疫向上をサポートする毎日の生活習慣や、無理のない定期的な運動をアーユルベーダを用いて紹介していたりします。心身ともに健康に過ごすためのヒントが詰まっており、pukkaのハーブティを飲みながらそれらを読むだけでwellbeingにつながりそうです。
pukkaならではの様々なフレイバー
優しく体に良いとされるハーブティ。カモミール、ローズヒップ、ルイボス、レモングラス、ペパーミントなどが人気です。
pukkaのハーブティはこれらの一般的なフレイバーだけでなく、デトックスやミックスが楽しいものなどより多くの選択肢があります。ネーミングにも注目です。
以下、一部を紹介しましょう。
・カモミール&バニラ&マヌカハニー
・レモングラス&ジンジャー
・エルダーベリー&エキネシア
・スリーシナモン
・ターメリック
・Love
・After Dinner
・Elegant English Breakfast
・Relax
・Night Time
・Detox
消化、就寝、行動、免疫などを助けるもの、女性のためのものなど揃っており、これだけ種類があれば1日中ハーブティで過ごせそうですね。
pukkaハーブティで自分のための時間を
たかがハーブティ、されどハーブティ。心身ともに健康な生活を送るためにpukkaのヒントを感じながら、美しいパッケージからお気に入りのティーバッグを取りだす。美味しい一杯を淹れれば、それだけで自分の時間がより良いものに感じられます。
参考:
・Meet pukka co-founder Sebastian Pole (https://blog.seasaltcornwall.com/sebastian-pole-pukka-founder-interview/)
・the Space (https://www.thespacecreative.com/pukka)
<プロフィール> ビスコム
ロンドン在住ライター。イギリスに住み、さらに強くなったデザインやアートへの興味をライティングに活かす。インテリアにも食指が動き、Edward BulmerやWilliam Morrisのセンスに憧れる。剣道道場運営やボランティア活動も行ない、バランスのとれた在英生活を満喫中。
※掲載商品・パッケージ等のデザインは当サービスの制作実績ではありません。
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