イベントを成功させるためには、いかに多くの人にイベントの存在を知ってもらい、来場を促すかがカギとなります。その集客において、昔も今も変わらず重要な役割を果たすのが告知ポスターです。
しかし、「ポスターって、どんなサイズがいいの?」「何枚くらい作れば効果的なの?」と、その「最適解」に頭を悩ませている方も少なくないでしょう。デジタル広告が主流の現代だからこそ、アナログなポスターの持つ強みを最大限に引き出し、効果的な集客につなげるためのポイントを解説いたします。
なぜ今も告知ポスターが重要なのか?その役割とデジタルにはない強み
「SNSやWeb広告があるのに、なぜ今さらポスター?」そう思われるかもしれませんね。しかし、告知ポスターは、デジタルツールでは得られない独自の強みを持っています。
ポスターが果たす集客における多角的役割
告知ポスターは、単に情報を伝えるだけでなく、集客において多岐にわたる重要な役割を担っています。
- 視覚的な訴求力と瞬時の情報伝達:
ポスターは、そのデザイン、色使い、レイアウトによって、通行人の目に瞬時に飛び込んできます。流れる情報が圧倒的に多い現代において、一目で「何が開催されるのか」「いつ、どこで開催されるのか」を直感的に理解させる力は、他のメディアにはない強みです。特に、魅力的なビジュアルは、興味を惹きつけ、足を止めてもらうための強力なフックとなります。 - 地域密着型の情報提供:
特定の地域にポスターを掲示することで、その地域の住民やよく訪れる人々に対してピンポイントで情報を届けることができます。デジタル広告では難しい、地域に根ざした情報発信が可能になり、地域住民の「自分事」としてイベントを捉えてもらいやすくなります。 - 信頼性と安心感の醸成:
物理的に存在し、実際に目で見て触れることができるポスターは、オンラインの情報に比べて「実在性」や「信頼性」を感じさせやすい傾向があります。これは、イベント主催者の真剣さや、イベント自体の確実性を伝える上で非常に重要な要素となります。「ここに確かにイベントがあるんだな」という安心感は、来場へのハードルを下げる効果も期待できます。 - 話題喚起と口コミ効果:
魅力的なポスターは、人々の間で「あのポスター見た?」「面白そうだね」といった会話のきっかけにもなります。特に、公共の場所や人通りの多い場所に掲示されたポスターは、視覚的なランドマークとなり、自然発生的な口コミを生み出す可能性を秘めています。
デジタル広告だけではカバーできないポスターの「偶発性」
現代のマーケティングにおいてデジタル広告は不可欠ですが、ポスターにはデジタル広告にはない「偶発的な出会い」という強みがあります。
デジタル広告は、多くの場合、ユーザーが検索したり、特定のサイトを訪問したりすることで表示されます。つまり、「情報を求めている人」に情報を届けることに長けています。一方でポスターは、日常の行動の中に溶け込み、「情報を求めていない人」にも情報が届く可能性があります。
例えば、通勤途中に駅のホームで、買い物中に店舗のショーウィンドウで、ふと目に留まるポスター。それは、イベントに全く興味がなかった人にも「こんなイベントがあるんだ!」と新たな発見をもたらすかもしれません。この偶発性が、今までリーチできなかった層へのアプローチを可能にし、潜在的な顧客の掘り起こしにつながるのです。
もちろん、デジタル広告とポスターは対立するものではありません。むしろ、互いの強みを活かし、連携させることで、集客効果は飛躍的に高まります。例えば、ポスターにQRコードを掲載してイベントの詳細サイトへ誘導したり、SNSでのハッシュタグを記載してオンラインでの拡散を促したりといった施策は、デジタルとアナログの相乗効果を生み出す好例です。
ポスターのサイズ選びの鉄則:掲示場所と視認性がすべて!
ポスターのサイズ選びは、集客効果を左右する最も重要な要素の一つです。同じデザインでも、サイズが違えば情報の伝わり方は全く異なります。掲示する場所、ターゲット層がポスターを見る距離、そしてポスターに込める情報量を総合的に考慮し、最適なサイズを見極めましょう。
主要なポスターサイズとそれぞれの活用シーン
まずは、日本で一般的に使われているポスターのサイズについて理解を深めましょう。JIS規格のA判とB判が主流です。
サイズ | 寸法(mm) | 用途の目安 | 特徴 |
---|---|---|---|
A0 | 841 × 1189 | 映画館の大型ポスター、百貨店のメイン告知、展示会ブースの壁面 | 非常に大きく、遠くからでも圧倒的な存在感を発揮します。 広大なスペースや、遠距離からの視認性を重視する場合に最適です。情報を大きく表示できるため、写真やイラストを効果的に使えます。 |
A1 | 594 × 841 | 駅構内、屋外広告看板、店舗のショーウィンドウ、イベントメインビジュアル | A0に次ぐ大型サイズで、十分な視覚的インパクトがあります。多くの情報量を盛り込みつつ、遠距離からもイベントの概要を伝えたい場合に適しています。屋内でも広めの壁面や、やや離れた場所から見られることを想定した掲示に良いでしょう。 |
A2 | 420 × 594 | 店内掲示、イベント会場案内、学園祭、企業のエントランス | 最も一般的で汎用性の高いサイズの一つです。人が立ち止まって見る場所や、比較的近い距離で情報を伝えるのに適しています。詳細情報を盛り込みつつ、デザインの自由度も高いのが特徴です。 |
A3 | 297 × 420 | 店内のお知らせ、電車・バス車内広告、小規模イベントの告知、フライヤー | 新聞の折り込みチラシや店内POPなどでよく見かけるサイズです。手渡しやラックに置くなど、個人が手にとってじっくり見る機会が多い場所に適しています。スペースが限られた場所への掲示にも向いています。 |
B0 | 1030 × 1456 | 超大型ポスター、駅構内や地下街の柱巻き広告、屋外大型看板 | A判よりも一回り大きく、さらに遠くからの視認性を求める場合に選ばれます。圧倒的なスケール感で、通行人に強い印象を与えたい時に効果的です。 |
B1 | 728 × 1030 | 駅構内、デパートの壁面広告、イベント会場のフロア案内 | B0に次ぐサイズで、迫力と視認性を兼ね備えています。A1よりも少し大きいため、より広範囲からの注目を集めたい場合に有効です。 |
B2 | 515 × 728 | 店内告知、公共施設の掲示板、映画館のポスター(A2と並んで多い) | A2に近く、日本で広く普及しているサイズです。日常的に目にする機会が多く、親しみやすい印象を与えます。詳細情報を伝えるのに十分なスペースがあります。 |
B3 | 364 × 515 | イベント会場での配布物、比較的小さなスペースへの掲示、飲食店のメニュー | A3に近いサイズで、こちらも手渡しやラックに置くのに適しています。狭いスペースでも掲示しやすく、イベントのサブ告知などにも活用されます。 |
屋内と屋外、掲示環境で変わる最適なポスターサイズ
ポスターのサイズは、掲示する環境によって大きく戦略が変わります。
屋内掲示の場合:親近感と情報伝達のバランス
屋内に掲示するポスターは、通行人が比較的近い距離から、立ち止まって見ることを想定してサイズを選びます。
- 店舗内・施設内: お客様がレジ待ちの際や、商品をゆっくり見ている時に目にする場所では、A2〜B2サイズが読みやすく、イベントの雰囲気や詳細をしっかり伝えるのに適しています。例えば、カフェでのライブ告知ならA2、書店でのサイン会告知ならB2といった具合です。
- 公共施設の掲示板・エレベーター内: スペースが限られていることが多いため、A3〜B3サイズが主流です。ここでは、文字の大きさや情報の詰め込みすぎに注意し、パッと見て分かりやすいデザインを心がけましょう。
- イベント会場内: 来場者への案内や追加情報の提供には、A2〜B1サイズが適しています。動線の邪魔にならず、かつ視認性が確保できるサイズを選びましょう。例えば、広い会場の入口付近にはA1、各ブースにはA2といった使い分けが考えられます。
屋外掲示の場合:遠距離からの視認性とインパクトを重視
屋外に掲示するポスターは、通行人が移動しながら、時には遠くから一瞬で情報を認識できるよう、「遠距離からの視認性」を最優先に考えます。
- 駅前・商店街の通り: 人の流れが速い場所では、A0〜B0サイズのような大型ポスターが威力を発揮します。遠目からでもイベント名や開催日時、場所がはっきり読み取れるように、文字サイズを大きく、デザインはシンプルかつ大胆にすることが重要です。特に駅構内では、電車を待つ人が比較的長時間見る可能性もあるため、A1やB1でも詳細情報を盛り込むことができます。
- ロードサイド(幹線道路沿いなど): 車や自転車の速度を考慮すると、さらに大きなB0サイズ以上が望ましいでしょう。ドライバーが一瞬で認識できるような、キャッチーなコピーと、イベントの内容が直感的に伝わるビジュアルが必須です。情報量は極力絞り込み、インパクト重視で制作しましょう。
- イベント会場の敷地外: 会場への誘導を促す目的であれば、A1〜B1サイズで、矢印や地図など、分かりやすい案内情報を盛り込むと効果的です。
視認性を高めるデザインのヒント
サイズだけでなく、デザインも視認性を左右する重要な要素です。どんなに大きなポスターでも、デザインが悪ければ目に留まりません。
- 「3秒ルール」を意識する: 人はポスターを見て、数秒以内に興味を持つかどうかが決まると言われています。タイトル、日付、場所、そして最も伝えたいメッセージを、3秒で理解できるようなレイアウトにしましょう。
- ターゲット層に響くビジュアル: 若者向けのフェスならカラフルで躍動的なデザイン、クラシックコンサートなら落ち着いた上品なデザインなど、ターゲット層の心に響くビジュアルを選びましょう。
- 視線の誘導を意識したレイアウト: 人の視線は左上から右下へ移動する傾向があります。重要な情報は左上に、次に見てほしい情報は中央に、QRコードなどの行動を促す要素は目につきやすい場所に配置するなど、意図的に視線を誘導するデザインを心がけましょう。
- フォント選びの重要性: 文字は、サイズだけでなくフォントの種類も読みやすさに影響します。視認性の高いゴシック体などを中心に、必要に応じてデザイン性の高いフォントを組み合わせましょう。情報階層に応じてフォントの太さや色を変えるのも有効です。
- 余白を恐れない: 情報でギチギチに詰め込まれたポスターは、かえって読みにくく、見る気をなくさせてしまいます。適度な余白は、情報を際立たせ、ポスター全体の美しさを向上させます。
ポスター部数の最適解:誰に、どこで、どれくらいの期間見せたいか?
ポスターのサイズが決まったら、次に悩むのが「何枚印刷するか」という部数です。これは、予算にも直結するため、非常に重要な判断となります。単に多ければ良いというものではなく、「誰に、どこで、どれくらいの期間見せたいか」という視点から、最適な部数を導き出すことが大切です。
部数決定の基本となる3つの視点
ポスターの部数を決める際には、以下の3つの視点から総合的に判断しましょう。
- ターゲット層の行動範囲と人数:
イベントのターゲット層は、普段どこにいて、どんな場所を訪れることが多いですか?学生向けなら大学や専門学校周辺、ファミリー向けなら商業施設や公園の掲示板などが考えられます。ターゲット層が多ければ多いほど、広い範囲に、より多くのポスターを掲示する必要が出てきます。 - 掲示場所の数と種類:
ポスターを掲示できる場所は、具体的に何カ所ありますか?駅、店舗、公共施設、イベント協力店舗など、リストアップしてみましょう。それぞれの場所で、何枚貼れるのか(例:掲示板1枚、複数枚など)も確認しておくと良いでしょう。 - 掲示期間と交換頻度:
ポスターを掲示する期間はどのくらいですか?短期的なイベントであれば少なめで良いかもしれませんが、長期的なイベントであれば、色褪せや破損を考慮して予備を含めて多めに用意する必要があるかもしれません。また、掲示場所によっては定期的にポスターを交換する必要がある場合もあります。
シチュエーション別!ポスター部数シミュレーション
具体的なシチュエーションを想定して、ポスターの部数をシミュレーションしてみましょう。
シミュレーション1:地域密着型イベント(例:地元商店街のお祭り)
- ターゲット層: 地元住民(老若男女問わず)
- 想定掲示場所:
- 商店街の各店舗:20店舗 × 各1枚 = 20枚
- 町内会掲示板:10カ所 × 各1枚 = 10枚
- 公民館、図書館などの公共施設:5カ所 × 各1枚 = 5枚
- 近隣のスーパーマーケット:3店舗 × 各2枚(入口、店内)= 6枚
- その他、地域の協力施設:10カ所 × 各1枚 = 10枚
- 掲示期間: 1ヶ月
- 予備・配布用: 上記合計の10%程度
合計部数目安: (20 + 10 + 5 + 6 + 10) × 1.1 = 51 × 1.1 ≈ 56枚
この場合、サイズはA2〜B2が適しているでしょう。商店街の店先に貼るにはA2、掲示板にはB2などが良いですね。
シミュレーション2:ターゲットを絞った専門イベント(例:プログラミングセミナー)
- ターゲット層: 20代〜40代のITエンジニア、プログラミング学習者
- 想定掲示場所:
- 専門学校・大学のIT系学部掲示板:5カ所 × 各1枚 = 5枚
- コワーキングスペース:10カ所 × 各1枚 = 10枚
- IT系企業のエントランス(協力企業):5社 × 各1枚 = 5枚
- イベント関連のカフェ・バー:5店舗 × 各1枚 = 5枚
- オンラインコミュニティのリアルイベントでの配布:20枚
- 掲示期間: 2週間
- 予備: 上記合計の10%程度
合計部数目安: (5 + 10 + 5 + 5 + 20) × 1.1 = 45 × 1.1 ≈ 50枚
この場合、サイズはA3〜A2が適しています。A3は手渡しやデスク周りにも置けるため、配布用としても有効です。
シミュレーション3:大規模な広域イベント(例:人気アーティストのライブツアー)
- ターゲット層: 全国のファン層
- 想定掲示場所:
- 主要駅構内(全国):100カ所 × 各2枚(柱巻き、壁面)= 200枚
- CDショップ・楽器店(全国):200店舗 × 各1枚 = 200枚
- ライブハウス・コンサートホール(全国):50カ所 × 各1枚 = 50枚
- 主要都市の大型商業施設:20カ所 × 各3枚 = 60枚
- プロモーション用(メディア掲載、関係者配布など):100枚
- 掲示期間: 2〜3ヶ月(段階的に掲示)
- 予備・破損交換用: 上記合計の20%程度
合計部数目安: (200 + 200 + 50 + 60 + 100) × 1.2 = 610 × 1.2 ≈ 732枚
大規模イベントでは、A1〜B0といった大型ポスターが中心となります。全国展開となると、かなりの部数が必要になりますね。
【部数決定のポイントまとめ】
- どこに、どれだけ貼れるのかを具体的にリストアップする。
- 予備や破損、配布用を考慮して、少しまとめて多めに発注する。
- 長期的なイベントでは、定期的な交換や追加掲示を見越して計画する。
- 予算と相談しながら、費用対効果を最大化できる部数を検討する。
コストを抑えて効果を最大化!印刷サービスの賢い選び方
ポスターのサイズと部数が決まったら、いよいよ印刷です。ここで重要なのが、コストを抑えつつ、高品質なポスターを制作してくれる印刷サービスを選ぶことです。
印刷方法の種類と選び方
ポスター印刷には、大きく分けて「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」があります。
- オフセット印刷:
- 特徴: 版を作成して印刷するため、大量部数(数百枚以上)の印刷に適しており、1枚あたりのコストを安く抑えられます。 色の再現性が高く、仕上がりが非常に美しいのが特徴です。
- こんな時におすすめ: 大規模イベントでポスターを大量に制作する場合、品質にこだわりたい場合。
- 注意点: 版代がかかるため、小部数だと割高になります。納期も比較的長めです。
- オンデマンド印刷:
- 特徴: 版を作成せず、データから直接印刷するため、小部数(数枚〜数十枚)の印刷に適しています。 必要な時に必要な枚数だけ印刷できるため、コストを抑えつつ、無駄を減らせます。短納期での対応が可能です。
- こんな時におすすめ: 小規模イベント、テスト的に少数だけ印刷したい場合、急な増刷が必要になった場合。
- 注意点: 大量部数になるとオフセット印刷よりも割高になる傾向があります。
オンライン印刷サービスの活用
近年、非常に便利になっているのがオンライン印刷サービスです。インターネットを通じて手軽に注文でき、全国どこからでも利用できます。
- 価格競争が激しく、比較的安価: 複数のサービスを比較検討することで、予算に合った業者を見つけやすいです。
- 豊富な用紙や加工オプション: 用紙の種類、ラミネート加工、UV加工など、イベントの目的に合わせたオプションを選べます。特に屋外掲示のポスターは、耐水性や耐久性を高める加工が必須です。
- 入稿が簡単: ほとんどのサービスで、ウェブサイトからデザインデータをアップロードするだけで注文が完結します。
【費用を抑えるポイント】
- 早めの発注: 納期に余裕があるほど、割引が適用されるケースが多いです。
- まとめて発注: 部数が多くなるほど、一枚あたりの単価は下がります。
- データ入稿を正確に: データ不備があると修正費用が発生したり、納期が遅れたりする原因になります。
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ポスターを貼るだけじゃない!効果を最大化する掲示戦略と注意事項
ポスターが完成したら、いよいよ掲示です。ただ闇雲に貼るのではなく、戦略的に掲示することで、その効果は大きく変わってきます。
効果的な掲示場所の選定と交渉術
- ターゲット層が集まる場所: イベントのターゲット層が日常的に利用する場所を選びましょう。学生なら学校周辺、ビジネスパーソンならオフィス街やコワーキングスペース、主婦層ならスーパーや商店街などです。
- 視認性の高い場所: 人通りが多く、かつ立ち止まって見てもらいやすい場所を選びましょう。柱の角、入り口付近、レジ横、掲示板の中央などが挙げられます。
- 競合ポスターとの兼ね合い: 周囲に競合するポスターが多く貼られている場合、埋もれてしまう可能性があります。目立つ位置や、独自のスペースを確保できるよう交渉することも大切です。
- 許可の取得: 最も重要です。施設管理者や店舗オーナーに、必ず事前に許可を取りましょう。無断掲示はトラブルの元となります。丁寧な依頼と、撤去時期の明確化は必須です。可能であれば、イベントのチラシなども一緒に置いていただけるようお願いしてみるのも良いでしょう。
ポスター掲示のタイミングと期間
- 告知開始時期: イベントの規模や内容によって異なりますが、一般的にはイベント開催の1ヶ月〜2ヶ月前から告知を開始するのが効果的です。大規模なイベントであれば3ヶ月前から、小規模なイベントであれば2週間前でも十分な場合があります。
- ピーク時期: イベント開催の2週間前〜1週間前が、最も集客に力を入れたいピーク時期です。この時期に、より多くの場所へポスターを掲示できるよう準備しておきましょう。
- 撤去時期: イベント終了後は速やかにポスターを撤去しましょう。これは、次回のイベント開催時の協力依頼にもつながる、主催者としてのマナーです。
屋外掲示における注意点
屋外にポスターを掲示する場合は、特に以下の点に注意が必要です。
- 耐候性: 場所によっては、雨風や直射日光にさらされるため、耐水性・耐UV性のある用紙や加工(ラミネート加工など)の検討が必要になる場合があります。炎天下の長期掲載は、早く色褪せてしまう可能性があります。
- 固定方法: 媒体やディスプレイが強風で飛ばされないよう、しっかりと固定しましょう。両面テープだけでなく、紐やワイヤー、専用の掲示板などを活用することも検討してください。
- 定期的なチェック: 破損や汚れがないか、定期的にポスターの状態をチェックし、必要であれば交換しましょう。見た目が悪いポスターは、イベントのイメージダウンにもつながりかねません。
ポスターだけで終わらせない!集客効果をさらに高める連携戦略
ポスターは強力な集客ツールですが、それだけで集客が完結するわけではありません。他の媒体と連携させることで、集客効果をさらにブーストさせることができます。
デジタルとの連携:QRコードとSNSの活用
ポスターにQRコードを掲載し、イベントの詳細がわかるWebサイトや特設ページに誘導するのは、今や当たり前の手法です。
- QRコードの視認性: QRコードは、ポスターの中でも目立つ位置に、スキャンしやすい十分な大きさで配置しましょう。
- 誘導先の最適化: QRコードの誘導先は、イベントの魅力が最大限に伝わるよう、情報が整理されたWebサイトやランディングページに設定しましょう。申し込みフォームへのスムーズな導線も重要です。
- SNSでの拡散促進: ポスターにイベントの公式SNSアカウントやハッシュタグを記載することで、ポスターを見た人がオンラインで情報を共有しやすくなります。SNS上でポスターの写真を投稿してもらうキャンペーンなども効果的です。
チラシ・フライヤーとの連携
ポスターで興味を持った人に対して、さらに詳細な情報を提供できるよう、チラシ(フライヤー)を用意することも効果的です。
- ポスターとデザインの連動: ポスターと統一感のあるデザインにすることで、ブランドイメージが強化され、認知度向上にもつながります。
- 配布場所: ポスターを掲示している店舗や施設で、チラシを置かせてもらいましょう。イベント会場での手渡し配布も有効です。
- クーポンや特典: チラシにクーポンや特典を付けて、来場を促す仕掛けを作るのも良いでしょう。
地域メディア・コミュニティとの連携
- 地域情報誌への掲載: 地域に根ざしたイベントであれば、地元の情報誌やフリーペーパーにイベント情報を掲載してもらいましょう。ポスターと相まって、地域住民への浸透力が高まります。
- 地域のコミュニティスペースとの協力: 町内会、PTA、サークル活動など、地域のコミュニティスペースにイベント情報を共有してもらい、協力を仰ぐのも有効です。
まとめ – イベント集客の成功は「最適なポスター戦略」から!
イベント集客を最大化するためには、告知ポスターのサイズと部数を戦略的に考えることが不可欠です。
- サイズ選び: 屋内か屋外か、どれくらいの距離から見られるかを考慮し、最も視認性の高いサイズを選びましょう。大きな文字とシンプルなデザインがカギです。
- 部数決定: ターゲット層の行動範囲、掲示場所の数、掲示期間を総合的に判断し、適切な部数を算出します。予備も忘れずに準備しましょう。
- コスト最適化: オフセット印刷とオンデマンド印刷を使い分け、オンライン印刷サービスを賢く活用することで、費用対効果の高いポスター制作が可能です。
- 戦略的掲示: 許可を得て、ターゲットが集まる場所に、適切なタイミングで掲示し、定期的なチェックを怠らないことが重要です。
- デジタルとの連携: QRコードやSNSを活用し、オンラインとオフラインの相乗効果で集客力を高めましょう。
ポスターは、あなたのイベントプロモーションの為の大切なツールです。この記事でご紹介したヒントを参考に、ぜひあなたのイベントを大成功に導くための最適なポスター戦略を実践してみてください。そして、リーズナブルなポスター制作には、ASOBOADのような信頼できるサービス活用もご検討ださい。
皆さんのイベントが、多くの人々の心に残る素晴らしいものになりますように…!
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