人間が持つ欲求は計り知れません。お金が欲しい、美味しいものを食べたい、有名になりたいなどその欲求は様々だと思いますが、素敵な場所に住みたいと思うことも人間だけが持っている特別な感情ではないでしょうか?しかし、人によっては「そこに住んじゃう?」って場所に家を建てちゃう人がいるみたいです。今回はそんな世界のすごい場所にある建築物を映像に収めた作品をご紹介します。
スロベニアの建築にインスパイアされたハーバード大学のデザイン科の建築プロジェクト
ALPINE SHELTER SKUTA
ハーバード大学のデザイン学科の13人による、アルペンの過酷な環境に適応するシェルターを造るという何とも信じられないプロジェクト。スロベニアの建築群にインスパイアされたという三角屋根のシェルターを軍用ヘリで運ぶ様子は想像を超えた一大スペクタクル映画を観ているよう。建築家の想像力の豊かさは一般人には計り知れません。そして、完成したシェルターから眺める雲海に避難した人は何を思うのでしょうか。
アラスカの高原の中に自力で建てた“天空への詩”という名の建築
We’re Not In Whoville Anymore: Welcome To Goose Creek Tower
https://vimeo.com/161645126
極寒のアラスカにこんな建物があるとは誰が想像したでしょうか。設計図もなく、想像力だけでこんなものを一人で作ってしまうなんて、ある意味天才です。しかも、これ以上高くしたら連邦法の高さ制限に引っかかるから造るのを止めたっていうんだから、さらにびっくりです。高くする前に窓をつける方が先の様な気がしますけど…。でも、このてっぺんから見るオーロラは世界一の宝石かもしれませんね。
砂漠に囲まれた国立公園内に建つ漆黒の家
Architecture: Black Desert House
これは動画というよりスライドショー的な見せ方ですが、テンポの良い切り替えで飽きることはありません。アメリカ、ロサンゼルスとラスベガスの間ぐらいに位置するジョシュア・ツリー国立公園の中にあるモハベ砂漠に囲まれた場所に建てられた真っ黒な家の紹介動画です。オーナーのこだわりで、砂漠で行われる映画などの撮影のためだけにしか貸さないとのことです。
鳥と風と波の音を聞いて海になれる場所
Become Ocean
アゾレス諸島と聞いてすぐに場所がわかった人はかなりのヨーロッパ通です。大西洋のど真ん中に浮かぶ小さな島々で自治権を持つポルトガル領。船と鳥の音しかしない緑豊かなこの島々の海岸に造られたのは人の背丈ほどの不思議な形の木造建築物。家にしては小さいし、船にしては足がある。これに名前をつけるのは野暮というものです。ここは海になれる場所、ただそれだけでいいんです。素晴らしく美しい映像にも心奪われます。
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