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三つ折りパンフレットデザイン2

パンフレット制作事例 – 難病の子供とその親の為のサークルの三つ折りパンフレットデザイン


三つ折りパンフレットデザイン3

三つ折りパンフレットデザイン2

三つ折りパンフレットデザイン1

やさしいぬくもりを感じるサークル創立20周年を記念したパンフレットデザインです。

水彩画のようなやさしいタッチで塗られた背景にクローバーや花のイラストを散りばめ、草原のようなナチュラルでほんわかした風景を表紙のイメージに採用しました。真ん中にはハート形と子どものイメージを融合したサークルのキャラクターを使用し、文字通り、会の20周年を記念するパンフレットの顔としています。

会の歴史と活動を優しい背景とともに

パンフレットの中面は、左から右へ3ページを横に使い、会の歩みや活動指針を表紙面と同様のやさしいナチュラルな背景にレイアウトしました。文字情報が多い紙面ですが要所にキャラクターのイラストや活動風景が垣間見える写真をピンチで挟むように可愛らしくデザインし、窮屈に見えないように配慮しています。特に「あゆみ」の部分では年表形式を採用し、情報を時系列で整理しています。各項目の間隔を十分に空け、シャボン玉のような淡い円やイラストを点在させることで、ページ全体にリズムと楽しさを生み出し、読み手の負担を軽減しています。

パンフレットデザインの費用について

一貫したデザイン – 裏表紙とトビラの統一感

裏表紙とトビラ部分は上下にデザインしたラインを共通して使用することにより、一続きのページとして見せ、会代表のあいさつと会の概要を読みやすくデザインしました。この共通ラインは、パンフレット全体(表紙・中面・裏表紙)で使われるクローバーやキャラクターのモチーフと調和しており、どのページを開いても団体らしさが伝わる、一貫したブランドイメージを構築しています。

三つ折りパンフレットデザイン4

三つ折りパンフレットデザイン5

三つ折りパンフレットデザイン6

三つ折りパンフレットデザイン7

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情報量の多い制作物で大事な「読み手のことを考えた」デザイン

事業説明のパンフレットなど、情報量が多い制作物の場合、その制作物の読み手のことを考えたデザインが重要になります。作例のパンフレットには事業の歴史や活動内容、代表者のあいさつなど、テキスト部分がかなり多いため、いかに最後まで読んでもらえるかを意識してデザインしています。

落ち着いて最後まで読めるか

情報量、テキスト割合が高い制作物ではフォントと文字サイズが読んでもらえるためにはとても重要になります。読み手に合わせてフォントや文字サイズを統一することで、しっかり最後まで読んでもらえるでしょう。作例では、親しみやすさを感じさせる丸ゴシック系のフォントを基本に採用し、見出しと本文でジャンプ率(文字サイズの差)をつけすぎないことで、全体的に柔らかく、落ち着いて読める紙面を実現しています。

ただし、文字ばかりの制作物は窮屈な印象を与えてしまうこともあります。窮屈な印象を和らげるためにテキストの背景色やイラスト、写真の配置を調整して「余白」を効果的に使うことが重要になります。この「余白」は、単なる空白ではなく、情報を整理し、視覚的な休息点を提供し、デザインの上質感を高めるための積極的なデザイン要素です。

視線を誘導する

3つ折りパンフレットのような情報量が多い制作物では「視線誘導」が重要になります。視線誘導とは、読み手に見せたい情報とその順序を意図的にコントロールするデザインの概念です。3つ折りパンフレットのような情報面が全部で6面ある制作物の場合、どこから読むのか、どこへ読み進めていけばよいのかがわからなくなってしまうと、途中で読んでもらえなくなることもあります。そのため、視線誘導を意識したデザインが重要になるのです。

作例は「巻き三つ折り」を採用しており、表紙を1枚めくると「代表のあいさつ」や「会の概要」が現れ、すべて開くと「会のあゆみ(年表)」が展開されます。このように、読み手の行動に合わせて情報の開示レベルをコントロールし、自然な流れで読み進められるよう設計されています。文字サイズの差)をつけすぎないことで、全体的に柔らかく、落ち着いて読める紙面を実現しています。

 

制作パンフレットデザインに対する感想 

VOICE ※第三者による感想です

親しみやすくも必要な情報を網羅したパンフレットデザイン

光を感じる穏やかで優しい表紙が目印

クローバーと、和紙に描いた水彩画のような質感の組み合わせが優しい表紙。使われているイラストとフォントも穏やかなイメージで、刺激やインパクトはありません。ですが、真摯に訴えかけるイメージは伝わってきます。ロゴをデザイン化したキャラクターが大きく描かれているので、シンプルですが分かりやすいですね。

優しい背景を使いつつテキストを丁寧にレイアウト

中面も、表紙と同じような柔らかいトーンのイラストが背景として使われています。表紙と続きの絵柄ですが、キャラクターがいたり虹が出ていたり見ていて楽しい工夫がなされています。会の歩みや実績は、見出しごとにテキストボックスの色を変える、写真をレイアウトする、年表にする、などして重要な事柄を網羅しています。パンフレットを一冊を読めば内容が分かる情報量を、詰め込まずに色で整理している親切設計。写真を木の洗濯バサミで吊り下げているような演出も可愛らしいです。ウラ表紙も文字量は多めですが、中面と同様に写真やイラスト、QRコードなどをバランス良くレイアウトすることで読みやすい工夫がなされています。実直なイメージをイラストやヘルシーなグリーンで優しく包み込んだパンフレットデザインですね。

 

支援団体の三つ折りパンフレットで「安心して読める」をつくる視点

この事例は、難病の子どもとその親のためのサークル創立20周年を記念した三つ折りパンフレットです。まず目を引くのは、表紙の“水彩画のような背景”と、クローバー・花のモチーフ、そしてハート形と子どものイメージを融合したキャラクター。テーマはやさしさですが、単に「やさしい雰囲気」だけで終わらせず、読み手が落ち着いて情報にたどり着ける設計になっている点がポイントです。

1)「空気感」を先に伝える表紙:支援領域では“入口の緊張”を下げるのが効く

支援団体や当事者・家族向けのパンフレットでは、強いコピーや刺激的なビジュアルが、読む前の心理的ハードルになることがあります。この事例では、淡いグリーンのグラデーションにクローバーを散らし、中央にシンプルなキャラクターを大きく配置。情報を詰め込まず、まず「ここは安心して読める場所ですよ」という入口を作っています。

また、表紙の主役(キャラクター)と周辺(モチーフ)を分け、視線の中心が迷子になりにくいのも地味に大切です。三つ折りは手に取った瞬間の滞在時間が短くなりやすいので、一瞥で“何の冊子か”を掴ませるのは合理的です。

2)情報量が多いほど「読ませる」より「読み続けられる」を優先する

上部本文でも触れられている通り、テキスト比率が高い制作物ではフォント・文字サイズの統一や、見出しと本文のジャンプ率(差をつけすぎない)が効きます。ここで重要なのは、可読性を“スペック”として語るより、読み手の体感に落とすこと。たとえば、本文の周囲に淡い背景色の面を敷いたり、写真・イラストを休憩点として配置したりして、文字の塊が続かないようにしています。

画像を見ると、活動写真が「ピンチで挟んで吊るした」ような表現でレイアウトされ、硬くなりがちな情報に“生活の温度”が足されています。視覚的に柔らかいだけでなく、写真が段落の切り替え役になって、結果として読み進めやすい構造になっています。

3)巻き三つ折りの強み:「開き方」そのものがナビゲーションになる

この事例は「巻き三つ折り」。表紙を1枚めくると代表あいさつ・会の概要が現れ、すべて開くと年表形式の「あゆみ」が展開される構成です。ここがとても実務的で、三つ折りの“6面”を単に並べるのではなく、開く順番=情報の優先順位として設計しています。

三つ折りで起きがちな失敗は、「どこから読めばいいかわからない」状態です。対策としては、

表紙→最初に見せたい情報(概要・挨拶)→深掘り情報(沿革・実績)

のように、読み手の動作に沿って情報を段階的に開示すること。本文で説明されている“視線誘導”は、まさにこの設計思想です。

4)裏表紙とトビラの統一:細部の反復が「団体らしさ」を支える

見開きの写真(モックアップ)からも分かるように、裏表紙とトビラ部分に上下のラインを共通で使い、連続したページとして見せています。こうした“反復”は、派手な演出よりも安定して効くブランディング手法で、読み手にとっては「ページが変わっても同じ冊子の中にいる」安心感につながります。

特に支援団体のパンフレットは、情報の信頼性が問われやすい領域です。デザインの一貫性は「読みやすさ」だけでなく、「ちゃんとしていそう」という印象形成にも寄与します(ここで言う“ちゃんとしていそう”は、飾り立てるというより、整っていること)。

 

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