やさしく爽やかな印象でデザインした歯科医院のパンフレット作成例です。
医院名にある「みかん」をデザインのコンセプトに、オレンジ色を随所に使い全体に淡くやさしいタッチでデザインしました。
表紙デザイン – 温かみと安心感を先に
表紙は明るい木目を背景に水彩タッチの葉とみかんのイラストを配し、真ん中に大きく歯科医院のロゴマークを配置しました。心が緩むような温かみのあるロゴマークをメインにすることで、歯科医院のイメージが優しいものとして強く印象付けられます。
中面デザイン – デザイン的な安心感と情報のバランス
パンフレット中面は横に広く3面使い、表紙の挿絵と同様に水彩タッチのオレンジの円を背景に装飾として差し入れました。複雑に重なる水彩パターンがぬくもりを感じさせ、全体をやさしく彩ります。訪問診療の概要や診療内容については、イラストをふんだんに使うことで親近感を醸成し、内容をわかりやすく伝えられるように工夫しました。
医療機関のパンフレット作成で意識している「親近感」
医療機関の患者向けパンフレットにおいて大切なのは「親近感」です。作例の「訪問歯科診療案内パンフレット」では、新規顧客に親近感を持ってもらえるように「色使い」と「イラストのバランス」制作しました。
やわらかさを伝える「色使い」
子供から大人まで「歯医者さん」と聞くとネガティブな印象を抱く人がいるかもしれません。だからこそ、やわらかい印象を与える色使いが重要になります。
作例ではオレンジを中心にした暖色系でまとめました。医院のブランドカラーでもあるオレンジは、同じ暖色系の赤に比べて暖かさや楽しさといったポジティブな感情イメージが強い色です。訪問歯科診療は自宅で手軽にできる点が素晴らしいサービスである反面、プライベートな空間に立ち入る為、本来の歯科と異なりアットホームな雰囲気が重要になります。色の濃淡を使い分けることで視覚的なメリハリができ、パンフレットをより見やすくしています。
イラストのバランスで親近感をより高める
イラストには「視覚的に情報を伝えられる」ことや「親近感を持たせられる」効果があります。作例では難しい医療系の用語で訴えるのではなく、なるべく視覚的に情報が伝わるようにイラストを工夫して配置。また、ポップな印象のイラストを多く活用し、幅広い年齢層に親近感を持ってもらえるように工夫しました。当サービスでは、お客様の「伝えたいイメージ」に寄り添えるデザインを心がけています。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
親しみやすくやわらかいイラストが特徴のパンフレットデザイン
手書き風のロゴとみかんのイラストが微笑ましいデザイン
人に寄り添い、地域に寄り添って密着する、そんな訪問歯科診療の特性をあらわしている、ぬくもりあるデザインです。熟した果実を彷彿とさせるやわらかいオレンジ色は、訪問カーの色ともマッチしていて良い目印になりそう。「あそこの歯医者さんのテーマカラーはオレンジ!」と認知されているのでしょう。表紙の手書き風ロゴとみかんの木もかわいらしいイメージですね。パンフレット上のみかんの葉っぱは、複数の緑色を使い分けてあらわしているので奥行きがあります。見え隠れする白い花も可憐。ナチュラルにまとめながら、爽やかな清潔感を醸し出しています。
イラストを多用して診療について視覚で伝える
パンフレットの中面は、イラストが多用されています。小さな文字を読まなくても診療内容や訪問診療についての概要を知ることができ、「診療のイメージがわかない」、「どんなことをするのだろう」という不安を払拭するのにも効果的です。イラストはいずれもシンプルだったりやさしい雰囲気だったり、ネガティブな感情をほぐしてくれるような佇まいが魅力です。院長の顔写真、実際に訪問する時に使う車の写真も、信頼をアピールできるポイントになっていますね。
※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。