


やさしくナチュラルな雰囲気で仕上げたデイサービス付きコミュニティ施設のパンフレットデザインです。
布のような素材感のあるテクスチャを背景に使い、水彩画のようなタッチのイラストと穏やかなグラデーションカラーのグリーンをあしらい、ナチュラルでやわらかな印象の表紙をデザインしました。タイトルフォントは、優しさを感じる明朝体を採用し、デジタル的な冷たさを排除しています。また、表紙のイラストに描かれた高齢者と子供たちのふれあいが、この施設が目指す多世代交流の場であることを優しく象徴しています。
水彩タッチのイラスト – 心温まるビジュアルの選定
中面左ページには、表紙と同様のやさしいタッチのイラストとメリハリを持たせた文面とで施設のコンセプトを表現し、思いを伝える導入ページとしています。右2ページでは、全体を淡いグリーンで包み、場面に合わせた挿絵を挟みながら施設でできることをケース別に例として紹介しています。中面左ページは想いを伝えるセクションで、あえて大きな余白を取っています。これにより、キャッチコピーが際立ち、読者にゆとりと安心感を与え、施設の開放的な姿勢を伝えています。
情報を明瞭かつ感情豊かに伝える中面のコンテンツ構成
パンフレット全体を通して、柔らかいぬくもりを感じるイメージでデザインし、施設を利用する方に安心してもらえるようなデザインを目指しました。中面右側では、「9:00」「10:00」「13:00」といった具体的な時間をタイムライン形式で示しています。時計のアイコンと具体的な活動内容を組み合わせることで、利用者が施設での一日を具体的にイメージしやすくし、利用への不安を軽減しています。


コミュニティ施設が心安らげる空間であることをパンフレットで伝える
ディサービス併設のコミュニティ施設の折パンフレットでは、見る相手が施設に対して安心・清潔だと感じられるデザインが求められます。「良さそうな施設だ」だけでなく「この施設で過ごしたい」「この施設に行ってみたい」と思ってもらえることが理想でしょう。そのためには、パンフレットにて施設が心安らげる空間であると伝える必要があります。
この「心安らげる空間」の表現は、紙面全体に敷かれた淡い布目調のテクスチャと、グリーンやベージュといったアースカラーの使用によって具現化されています。これらの要素が、温かみのある家庭的な雰囲気を視覚的にサポートしています。
気軽に使える施設であることをアピールする
作例では大きなスペースを「施設が誰にでも・気軽に利用可能なサービス」であると伝えるために、使っています。パンフレットを見る人に興味を持ってもらうには、施設のコンセプトが相手の心に響くことが大切なのです。コンセプトに共感する・安心してもらえれば、前向きな気持ちでパンフレットの中身を読み進められるでしょう。
優しく包み込まれるような雰囲気の紙面デザイン
作例では、白を基調としたデザインの中に、淡い緑・明るい緑・濃い緑など、緑を使い分けて活用し、優しく包み込まれるようなイメージを形にしています。水彩のイラストが、より温かみのある雰囲気を演出しているでしょう。テキストは多過ぎず少な過ぎず、パンフレットの雰囲気を崩すことなく必要な情報を分かりやすくまとめています。
施設の活用方法を提案する
施設に興味を抱いてくれた方の中には「良さそうな施設だけれど、いつ使えば良いのか分からない」という考える方もいます。具体的に施設の活用方法を提案し、どのようなタイミングでどのような人が訪れている施設であるのかを説明しましょう。特に新しい取り組みに積極的になれない世代にとって、活用方法の提案は、はじめの一歩を踏み出す手助けにもなるのです。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
水彩画風のタッチがやわらかいパンフレットデザイン作例
ホワイトとグリーンを組み合わせたデザインがどこまでも優しい
パンフレット全体がホワイトとグリーンのヘルシーなカラーで構成されており、穏やかな印象にまとまっています。強い色が一切なく、共感や寄り添う姿勢といったイメージが想起されます。読みやすく、威圧感のないフォントで、電話番号のみ大きめのサイズでクッキリと掲載しているのがシンプル。中面の見出しはグリーンのグラデーションでデザインされていて、若葉のような清々しさもプラスされているように感じられます。さまざまな濃さのグリーンを使い分けているのが、パンフレットが単調にならないポイントですね。
水彩画タッチのイラストが印象的
イラストは、すべて水彩画のようなふんわりしたタッチで表されています。人物も柔らかい表情で、ファジーな輪郭線は万人に受け入れられる優しさをそなえています。可愛くなりすぎない落ち着いた色合いが、デイサービスという施設にしっくり馴染みますね。絵本のようなほんわかした雰囲気で、パンフレットを手にした人すべてを自然と笑顔にさせてくれそうです。
VOICE ※第三者による感想です
パンフレットそのものがサロン内のイメージを表現
水彩の優雅さ〜絵本のようなビジュアル表現
にじんだ水彩のイラストと白&グリーンの心地よさから、まるで絵本のように感じました。白といってもテクスチャが施されているため、柔らかなイメージに。
白とグリーンの調和〜心地よさを生むカラーパレット
言葉で説明しなくとも、優しさが感じられるパンフレットデザインです。適度に読みやすいフォントや空間がさらなる心地よさと安心感を与え、サービスの概要を説明しなくても、コンセプトが伝わってきます。たとえ施設の特徴が素晴らしくても、それを文章で読むのはなかなか大変なもの。表紙の雰囲気で興味を抱いてもらい、手に取っていただけるよう工夫をこらすことが必要かもしれません。
シンプルながら訴求力ある設計
あえてキャッチコピーや文章を省いたシンプルなパンフレットだからこそ、手に取って中身を確認したくなると思いました。施設の利用方法も絵本のように表現し、分かりやすいように。
接触のしやすさ〜明示された問い合わせ情報の設置
問合せ先の電話番号が大きく表示されているため、不明な点があってもすぐに聞けます。中面は表紙のイメージをつなぎつつも、グリーンを淡くぼかしているため温かみがあります。表の白からグリーンにつないだことで、建物内に入るとよりホッとできる安心できるイメージがあり、まるでサロン内のイメージをあらわしているようにも感じました。
多世代がゆるやかにつながる場を、紙の上に可視化するパンフレット
デイサービス併設のコミュニティ施設は、「自宅」と「病院・施設」のあいだをゆるやかにつなぐ居場所のような存在です。この三つ折りパンフレットは、その空気感や使い方を、言葉よりも先に「雰囲気」で伝えることを大事にした設計になっています。
表紙で伝えているのは「サービス内容」よりも「ここで過ごす時間の質」
表紙には、布地のようなテクスチャを背景に、水彩タッチで描かれた人々のイラストとやわらかなグリーンのグラデーションが組み合わされています。線がはっきりしすぎないタッチや、にじんだ色の境目によって、「きっちり管理される場」というより「ふんわり受け止めてもらえる場所」という印象が自然と立ち上がります。
イラストの中には、高齢者と子どもたちが一緒に過ごす様子も描かれており、この施設が単なる介護の場ではなく、多世代が交わるコミュニティであることを象徴しています。
タイトルには柔らかい明朝体が使われていて、ロゴや見出しが必要以上に強く主張しません。「制度」や「サービス名」よりも、「ここでの時間」をイメージしてもらうことを優先した表紙だと言えます。
中面左:「コンセプト」と「余白」で安心して読み始められる導入
中面左ページは、大きめのイラストと短めのテキストで施設の考え方を紹介する、いわば「導入ページ」です。特徴的なのは、あえて文章を詰め込みすぎず、イラストのまわりに大きな余白を残していることです。パンフレットを開いた瞬間に文字がびっしり並んでいると、それだけで読む気力が削がれてしまいがちですが、この構成であれば
- まずイラストを眺めて雰囲気をつかむ
- 気になったら短いコンセプト文を読む
- という、負担の少ない入り方ができます。
とくに、介護や福祉のサービスを初めて検討する家族にとっては、「最初の1〜2行を読むハードル」が意外と高いものです。大きな余白は、単なる「空きスペース」ではなく、「一度深呼吸をしてから読み始められる余裕」として機能しています。
中面右:「一日の流れ」と「利用シーン」で具体的なイメージにつなげる
右側の2ページには、淡いグリーンをベースに、施設で過ごす一日の流れや、利用シーンごとの例が整理されています。
- 時間帯ごとのタイムライン
- その時間にどんな活動があるかの簡潔な説明
- ところどころに挿入された小さなイラスト
といった構成によって、「自分や家族がここで過ごすとしたら、どんな一日になりそうか」を自然と想像できる紙面です。介護系のパンフレットでは、「サービス内容」「設備」「料金」といった項目ごとの説明になりがちですが、この事例では「時間の流れ」で見せているのがポイントです。
利用者にとっては、「午前中は何をしているのか」「お昼ごはんのあとも居られるのか」といった“生活のリズム”のほうが、制度の名前よりも大事な情報になるからです。さらに、右ページでは「こんなときに利用されています」といったケース紹介の形で、施設の活用方法が例示されています。
- 一人暮らしの親を週に数回預けたいケース
- 退院直後で家にこもりがちな時期のリハビリ的な利用
- 近所の人との交流のきっかけづくり …など
といった、「タイミング」と「気持ち」に紐づいた説明は、「どの制度に当てはまるか」を考えるよりも前に、「うちの家族にもありそうな場面だな」と共感しやすい見せ方です。
色とテクスチャが支える「清潔感」と「家庭的なぬくもり」の両立
全体のカラーパレットは、ホワイトと複数トーンのグリーンが軸になっています。
- ホワイト:清潔さ・安心感・医療・介護らしさ
- 淡いグリーン:草木や自然を感じさせるやわらかさ
- 少し濃いグリーン:見出しや強調部分でのメリハリづくり
という役割分担がはっきりしているため、ページを移動しても「雰囲気がぶれない」のが特徴です。さらに、真っ白なベタ塗りではなく、布地のようなテクスチャがうっすらと敷かれていることで、「病院の白壁」ではなく「リビングのクロス」に近い、家庭的な印象が加わっています。
清潔感だけを優先すると、どうしても無機質で冷たいトーンになりがちですが、このパンフレットは「清潔だけれど、どこか家のように落ち着く」中間の温度をうまく拾っていると言えます。
「いつでも電話できる」というメッセージをレイアウトで示す
問い合わせ先の電話番号が、他のテキストより一段大きく、はっきりと表示されていることもこの事例の重要なポイントです。
介護・福祉サービスへの相談は、
- 「もう少し様子を見たほうがいいかもしれない」
- 「こんなことを聞いてもいいのかな」
と迷いがちなテーマです。そこで、説明文よりも目に入りやすい位置とサイズで電話番号をレイアウトしておくと、
- とりあえず電話をしてみてもいいのだと分かる
- 分からないことがあったら聞いてください、という姿勢が伝わる
- 家族があとから見返したときにも、連絡先をすぐに見つけられる
といった安心感につながります。文字の大きさや配置そのものが、「相談のしやすさ」というメッセージを担っている例と言えるでしょう。
デイサービス併設のコミュニティ施設にとって、パンフレットは「サービスの説明書」であると同時に、「ここで過ごす時間の心地よさ」を事前に共有するためのツールでもあります。水彩のやわらかさとホワイト&グリーンの世界観を通じて、その両方をそっと伝えているのが、この三つ折りパンフレットの特徴だと感じられます。
※掲載のパンフレット・冊子は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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