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チョコレートのパッケージデザイン

スクエアバーのチョコRitter SPORT 〜 カラフルなパッケージデザインは招き猫バージョンも!


招き猫のパッケージデザイン

地元のお店にふらっと入ったとき「konnichiwa」と書かれた可愛いパッケージに遭遇しました。それが、Ritter SPORTのチョコレート。手のひらに乗るサイズはスポーツジャケットのポケットに入れられるように作られました。

今回のコラムはRitter SPORTの楽しいパッケージを紹介しましょう。

Ritter SPORTの「正方形」という形状が差別化の最大の武器になっている

Ritter SPORTのチョコレートパッケージが棚で一目で識別できるのは、デザインのクオリティ以前に「正方形」という独自の形状のおかげです。チョコレート売り場に並ぶ他社のパッケージはほぼすべて長方形であり、その中に正方形が1つ混じっているだけで視覚的に異質な存在になります。

形状による差別化は、グラフィックによる差別化よりも直感的で強力です。グラフィックは細部を見ないと判断できませんが、形状は棚を見渡した瞬間にシルエットで認識されます。「形で選ばれる」パッケージを設計するとき、「この形状は棚の中でシルエットとして目立つか?」が最初の評価基準になります。

 

ドイツ生まれのRitter SPORT

Ritter SPORTの様々なパッケージデザイン

・Ritter SPORTのパッケージデザイン / Markus Mainka – stock.adobe.com

Ritter SPORTはドイツ・ワルデンブーフに本社を置く家族経営のAlfred Ritter GmbH&Co.のチョコレートバーのブランドです。

1912年、アルフレッド・リッター氏とクララ・リッター氏がシュトゥットガルトにチョコレート工場を設立したところから歴史が始まりました。1978年には3代目のアルフレッド・リッター氏とマーリ・リッター氏の手に移っています。

板チョコなのに珍しいスクエアバーなデザイン

Ritter SPORTのカラフルなパッケージデザイン

冒頭で述べましたが、Ritter SPORTは手のひらサイズです。メインのラインナップはスクエアバーで100g。板チョコと言えば長方形が当たり前ですから、Ritter SPORTの四角形という形は珍しく、このポイントからもこだわりと可愛さが感じられます。

正方形にしたのはクララ・リッター氏で、スポーツジャケットのポケットにぴったり収まるチョコレートバーを作ろうとアイデアを出したのです。確かに、一般的な板チョコではポケットに収まりきれません。そこでRitter SPORTのチョコレートは一部を除き、スクエアバーになっているのです。

Ritter SPORTのロゴデザイン

・Ritter SPORTのロゴデザイン / Tobias Arhelger – stock.adobe.com

ちなみに、Ritter SPORTのロゴも正方形のラインのなかにRitter SPORTがおさまっているデザインですが、共同経営者のマーリ・リッター氏は幾何学・抽象芸術をテーマにした回転展示のギャラリー「ミュージアム・リッター」を設立しているほどですから、形へのこだわりようは並々ならぬものと言えるでしょう。

 

カラフルなパッケージデザインが楽しいRitter SPORT

Ritter SPORTのパッケージデザイン2

板チョコの形の珍しさに加えて、パッケージはカラフルでRitter SPORTが店舗で並んでいるのを見るだけでワクワクします。どのフレイバーにしようか悩むのも楽しみの一つです。フレイバーの多さもそのパッケージの彩りを豊かにしています。

Cherry&Almond味は招き猫とkonnichiwa!

招き猫のパッケージデザイン

濃淡のピンクが可愛いCherry&Almond味のパッケージデザイン。桜、さくらんぼ、そしてアーモンドのイラストがフレイバーの説明になっています。日本の象徴である桜にインスパイアされたというこの商品は、チェリークリームと刻まれたアーモンドをクリーミーなミルクチョコレートでコーティングしました。パッケージには「konnichiwa」という言葉、そして、左側にはなんとも可愛らしい招き猫のイラストが描かれています。日本の可愛い文化がイギリス人の心を掴みそうです。

White mango&Passion fruit味はBuenos Dias!

フルーツのパッケージデザイン

White mango&Passion fruitは抑えたオレンジ色をベースに南国コスタリカで採れるフルーツが描かれています。スペイン語「Buenos Dias」(おはよう)と書かれたチョコレートを朝買えばきっと良い1日になりそうです。マンゴーとパッションフルーツの酸味を感じる美味しいホワイトチョコレートです。

Salted caramel味はHi there!

キャラメルのパッケージデザイン

近年はどのブランドもSalted caramelがとても人気です。Ritter SPORTにももちろんSalted caramelがラインナップに登場しています。卵色風の黄色がベースのパッケージは塩キャラメルをイメージ、英語の「Hi there」(やぁ!)に元気がでます。カリカリのキャラメルが入ったクリーミーなミルクチョコレートは楽しい時間のお供に最高です。

 

チョコレートをもって出かけよう!

チョコレートのパッケージデザイン

スポーツジャケットのポケットに入れられるように作られたRitter SPORT。何もスポーツジャケットに入れるだけでなく、ちょっとした外出や日帰り旅行のお供にも最適です。コンパクトなスクエアバーはどこに入れても邪魔になることがありませんから!

Ritter SPORTの「フレーバー=色」の対応表が消費者の棚ナビゲーションを助ける

Ritter SPORTは、フレーバーごとにパッケージの色がはっきり割り当てられています(ミルクチョコ=青、ダーク=紫、ヘーゼルナッツ=青緑、マジパン=赤など)。この「色でフレーバーを識別できる」体系は、消費者が棚から目当てのフレーバーを見つけるスピードを上げ、リピート購買を促進します。

一度購入して「青が好き」と覚えた消費者は、次回から文字を読まずに色だけで選べます。この「色でナビゲーションする」設計は、10種類以上のフレーバーを持つシリーズ商品で特に有効です。色の割り当てを決めたら変更しないことが、消費者の記憶定着を最大化するポイントです。

 

参考:
Wikipedia Ritter Sport (https://en.wikipedia.org/wiki/Ritter_Sport)
Ritter Sport (https://shop.ritter-sport.co.uk)
delish (https://www.delish.com/uk/food-news/a34871120/ritter-sport-chocolate-bars-square-reason/)
DIELINE (https://thedieline.com/blog/2019/3/25/ritter-sport-has-a-new-lookbut-the-same-iconic-shape?)


<プロフィール> ビスコム
ロンドン在住ライター。イギリスに住み、さらに強くなったデザインやアートへの興味をライティングに活かす。インテリアにも食指が動き、Edward BulmerやWilliam Morrisのセンスに憧れる。剣道道場運営やボランティア活動も行ない、バランスのとれた在英生活を満喫中。

 

※掲載商品・パッケージ等のデザインは当サービスの制作実績ではありません。


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この記事について

執筆: ASOBOAD編集部

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