デザイナーのブログ

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工期を無視する「作業員」の誘惑フリーランスのデザイナーとして働いていると、常に自分でスケジュール管理をしなければいけません。でも、頭の中にはどうしても「工期?そんなの気にしなくてもいいじゃん」という作業員が住み着いていて、こいつがなかなか厄介です。例えば、気分が乗らない日は「今日はちょっ

デザインの仕事をしていると、ふと他の人が持っている「レアカード」が羨ましくなることがあります。たとえば、大きなクライアントや高い技術力、洗練されたセンス…。僕がまだ持っていないものをすでに手にしている人を見ると、「いいなぁ」と思うことがあるのも正直なところです。でも、すぐに諦めるわけでもなく、「いず

フリーランスのデザイナーとして独立してから、「あとあと利益はついて来るよ」という言葉を耳にすることが何度かありました。初めは、「とにかく頑張っていれば、いつか報われるんだ」と単純に捉えていたんですが、最近になってようやく、少し違う意味も含まれていることに気づいたんです。長く活躍している人たちは、この

部署初めての新卒採用入社で「失敗だらけ」の日々デザインの世界に足を踏み入れた当初、僕はまさに「ど素人」そのものでした。ベテランばかりの中、僕は初の新卒採用として入社し、右も左も分からないまま仕事に取り組んでいました。当然、失敗も山のようにしてきました。アホみたいに間違えたり、勘違いして大きなミス

ベーカリーから考える「あり方」の多様性デザイナーとして仕事をしていると、「デザインの正解」や「理想のデザイナー像」みたいな話が出ることがあります。でも、そんな話を聞くたびに思うんです。デザイナーのあり方って、ベーカリーと同じで一つの型にはまらなくていいんじゃないかと。例えば、ベーカリーと

相談の場で感じるちょっとしたモヤモヤデザインの仕事をしていると、友達からも「ちょっと相談したいことがあるんだけど…」と声をかけられることがあります。もちろん、僕も話を聞くのは好きだし、役に立ちたいとも思う。でも、どうしても思ってしまうことがあります。「ざっくりでいいから、最初に予算感を教えてくれ

僕がデザインを続けられている理由「心身の健康を保ちながら、デザインの仕事を続けていきたいなぁ」と、最近よく思います。デザインは好きだし、やりがいもある。でも、好きなことを続けるって、思った以上に難しいんですよね。特にフリーランスだと、自分でルールを決めないとどこまでも仕事が膨らんでしまうことがあ

京都の夜を彩る幻想的な光の祭典【LIGHT CYCLES KYOTO】を体験してきました。開園100周年を迎えた京都府立植物園で開催されたこのイベントは、世界的なマルチメディア・スタジオ「Moment Factory」が手掛ける没入型エンターテインメント。光と音で植物たちの世界を可視化し、昼間とは全

先日のAdobe MAXで目の当たりにした最新技術の数々。AIがもたらす驚異的な進歩に期待が溢れる一方、専業デザイナーとしての将来に不安を感じずにはいられませんでした。この進化が、必ずしも専業デザイナーという仕事の終わりを意味するものではないと思います。加速する技術進化の中で、新たな可能性への扉が開

「昔は凄いデザイナーがいた」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。確かに、亀倉雄策やミルトン・グレイザーといった名前を聞けば、多くのデザイン関係者が敬意を込めて頷くことでしょう。ただ、この「昔は凄かった」という認識は、果たしてどれほど客観的なものなのでしょうか。記憶の選別