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デザイナーの時間管理

デザイナーの一日をデザインする!仕事のための時間管理術

デザイナーとして、クオリティの高い仕事を提供することは当然の使命です。しかし、そのためにはただ「忙しい」、「仕事が山積みである」というだけでなく、忙しさの質を大切にすることが重要だと考えています。

仕事に追われて目の前のタスクだけをこなすだけでは、長く活動するデザイナーで居続けるのは難しいでしょう。タスクと準備をバランス良く組み合わせる必要があります。

 

忙しさの質を大切にするために

時間管理

毎日の予定をデザイン業務だけで埋めてしまうと、将来的に仕事が先細りするリスクがあります。そんなリスクを避けるために、僕は一日のスケジュールを大体午前と午後という二つのフェーズに分けて管理しています。

繁忙期はこのようなスケジュールで稼働できない時もありますが、午前と午後で気持ちを切り替えることはどんな時でも意識的に行っています。

 

午前中は「仕事を増やすための仕事」

プロモーション

午前中の時間は、主に「仕事を増やすための仕事」に費やしています。具体的には、ウェブサイトのアクセス解析やコンテンツ制作、トレンドの把握やニュースチェックなどです。アクセス解析をすることで、事務所のどのページがよく見られているか、どんなキーワードで訪問者が来ているかを把握し、今後のデザインやコンテンツ制作のヒントを得ることができます。

ブログ記事やポートフォリオの更新など、コンテンツ制作も重要です。これらの活動は直接的にはデザイン業務とは言えません。ですが、将来的に新しいクライアントを獲得するためには、非常に重要な工程です。マーケティングの一環として、自分の仕事の価値を伝え続けることは、デザイナーとしてのキャリアを長期的に支える基盤となります。

さらに、ずっと自分のデザインだけに向き合っていると、古い価値観をアップデートできなかったり新しい技術についていけなくなったりするリスクがあります。そうならないために、常にニュースや社会の動向をチェックして、外に向けて目と心をひらく時間を持つことが求められるのではないでしょうか。

 

午後からは「お客様のための仕事」

デザイン業務

午後は、クライアントのためのデザイン業務に集中します。クライアントのニーズに応えるため、プロジェクトごとに必要なデザインを制作・提供することがこの時間の主な目的です。

デザインの質を高めるためには、クリエイティブな思考と集中力が欠かせません。ランチ休憩で気持ちも切り替えて、午後の時間帯をクリエイティブな業務に充てることで、より良い成果を出すことができます。

こうしたスケジュール管理の方法は、メリハリをつけて効果的に時間を使えると言うメリットがあります。そして、結果としてクライアントに提供するデザインのクオリティを高めることができます。自分自身のキャリアを持続可能なものにするためにも、不可欠な取り組みと考えています。

 

まとめ

スケジュール管理

デザイナーとしての毎日は多忙ですが、だからこそ、忙しさの質を高めるための時間管理は非常に重要です。午前中は「仕事を増やすための仕事」に集中し、午後は「お客様のための仕事」に専念することで、日々の業務を効果的に進めることができます。

このような時間管理術を実践することで、デザイナーとしてのキャリアを長期的に発展させ、クライアントにより良いサービスを提供することができるでしょう。

これは、若いデザイナーから中堅まで、どの立場で活動している人にも共通して言えることだと思いますが、特に駆け出しの若いデザイナーは「自分の時間をいかにコントロールするか」ということについて、よく考えていくべきと考えます。

 

忙しさの質を大切にしたい。デザインはデザイナーとして当たり前の業務。一日の予定をこれで埋めると先細りの危険があると思います。午前中はサイトのアクセスを分析したりコンテンツを作ったり「仕事を増やす為の仕事」、昼からはデザイン業務=「お客さんの為の仕事」とフェーズを分けています。

X (Twitter) – Mar 25, 2018



この記事は過去の自分のX(Twitter)のポストを元に、編集しています。



グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。パッケージメーカーのデザイナーとして新卒入社→美容系のベンチャーに転職→家庭用品メーカーに転職...という流れを経て、その後独立しました。フリーランスデザイナーとして、10年以上の経験から学んだことや雑記をブログにしています。情報発信が趣味に近く、それが興じてPhotoshop関連の本を出版したり、noteを執筆したりしています。