すべてのデザインに全力を注ぐ必要はない?現実的な「デザインコスト」の考え方
僕はデザイナーとして、デザインが持つ力を信じています。一つのロゴ、ウェブサイトの使いやすさ、ちょっとしたバナーの色使い。それらがビジネスの印象を大きく変え、時には成長の原動力になることを知っています。しかし、ビジネスの現場は常に理想通りに進むわけではありません。予算も時間も、無限にあるわけで
デザイナーの「専門性」は終わるのか?生成AIを触って見えてきたこと。
「AIの進化がすごい」最近、SNSでも仕事の雑談でも、この言葉を耳にしない日はないかもしれません。新しいツールが次々と生まれ、昨日まで不可能だったことが、いとも簡単に実現されていく。そのスピード感に、多くの人が漠然とした期待や、あるいは少しの不安を感じているのではないでしょうか。僕も
「デザインだけに集中したい」が叶わない?フリーランスデザイナーが直面する、もう一つの仕事
フリーランスのデザイナー。なんだか自由で、好きな場所で好きな時間に、クリエイティブな仕事だけに没頭している…そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。僕もかつては、そんな働き方に淡い憧れを抱いていました。でも、実際に独立という道を歩んでみて気づいたのは、なんか想像していた以上に「デザ
仕事が絶えない「フィーバータイム」の熱狂と、その先に待つ落とし穴
フリーランスとして活動していると、ありがたいことに、まるで何かのスイッチが入ったかのように、次から次へと仕事の依頼が舞い込んでくる時期があります。まるで「フィーバータイム」に突入したかのような、あの高揚感。アドレナリンがドバドバ出て、まさに無敵状態!なんて錯覚してしまうことも。ただ、この「フ
「この値段じゃ割に合わない!」を防ぐ。クリエイティブの価格設定と賢い提案方法
フリーランスのデザイナーやイラストレーターとして活動していると、多くの方が一度は悩むのが「価格設定」ではないでしょうか。特に、イラスト・デザイン制作のようなクリエイティブな作業は、かけた時間や労力、そして自身のスキルや経験といった目に見えにくい価値を、どう価格に反映させるかが難しいところです。
「海外のデザインはお洒落」は本当? 現地で感じたリアルと、日本のデザインへの新たな視点
「海外のデザインって、なんだかお洒落だよね」カフェでの会話やSNSのタイムラインで、そんな言葉を耳にすることがあります。確かに、ネットや雑誌で見かける海外のポスター、パッケージ、Webサイトなどは、洗練されていて、色使いやタイポグラフィが大胆で、なんだか「カッコいい」と感じるものが多いかもし
「あの仕事は上で、こっちは下?」そんな価値観、もう捨てませんか? – 多様な働き方とそれぞれの尊さ
普段、色々なデザインの仕事に関わっていると、ふとした瞬間に「これって、どっちが良い仕事なんだろう?」なんて考えてしまうことがあります。特に、同じ業界の中でも、働き方や仕事の内容が大きく違う人たちを見ると、無意識に比べてしまう自分がいることに気づきます。でも最近、それってあまり意味がないことか
「デザイナーになりたいのに、ポートフォリオがない」はなぜ問題か?採用担当者が本当に知りたいこと
日頃デザインについて考えたり、情報収集したりする中で、特にキャリアに関する話題は多くの人の関心を集めているなと感じます。「デザイナーになりたい!」という熱い想いを持つ人は、本当にたくさんいますよね。その情熱は、何かを生み出す原動力として、とても尊いものです。ただ、もし僕が採用する側の立場だっ
「デザインが好き」だけじゃ続かない? デザイナーの働き方と、僕たちが失っているもの
デザインの世界って、キラキラして見えますよね。「好きなことを仕事に!」という夢を抱いて、この業界に飛び込んできた人も多いと思います。僕自身、モノづくりが好きで、自分のアイデアが形になる瞬間に大きな喜びを感じています。クライアントに喜んでもらえたり、世の中の役に立っている実感を得られたりするのは、デザ
強いから独立したんじゃない。「弱さ」を受け入れて見つけた、自分らしい働き方
キャリアについて考えるとき、多くの人は自分の「強み」をどう活かすか、どう伸ばしていくかに焦点を当てるかもしれません。「〇〇が得意だから、この道に進もう」「このスキルを磨いて、専門家になろう」といった具合に。もちろん、それはとても大切なことです。でも、僕の場合は少し違いました。独立して自分の力