雑記

「みだりに人の師となるべからず。みだりに人を師とすべからず。」という言葉が、なぜか頭の片隅に引っかかったままです。たくさんの情報が得られるこの時代だからこそ、あえて気をつけたいと思わせるものがあるのでしょう。誰かの言葉を手本にしたり、逆に自分が教える立場になったり...こうした機会が増えれば増えるほ

ビジネスの世界では、ある日急に売上が落ち込んだり、技術革新の波で今までのやり方が通じなくなったりと、突然「冷え込む」局面が訪れます。あらかじめ対策をしていた企業やフリーランスは、比較的スムーズに新しいやり方へ移行できるかもしれません。でも、事情があって準備が間に合わなかった人や、そもそも情報が行き渡

僕はPhotoshopに関する書籍を出版できたおかげで、ときどき登壇や対談の場に呼んでもらうことがあります。自分としては、こうした機会をいただけるのは本当にありがたいですし、学びも多いので嫌いではありません。ただ、実際のところそこまで登壇が得意なわけではなく、場数を踏むたびに「まだまだだなあ」と反省

僕がまだ新卒として就活していた頃の話です。当時はとにかく内定が欲しくて、ポートフォリオを磨いたり、自己分析を詰め込んだり、面接対策を必死にやったりしていました。そんな中で何とか手にした採用通知に、心底ホッとしたのを覚えています。内定先の会社で働き始めてしばらくしたある日、思い切って上司に聞い

そもそもサンセリフ体っていつから?僕はフリーランスのデザイナーとして、日々ロゴやタイトル文字、Webデザインでのテキスト処理など、あらゆる場面でフォントを扱っています。その中で、最近あらためて気になったのが、サンセリフ体(≒ゴシック体)という存在です。「あれ、そもそもサンセリフ体っていつ

京都の夜を彩る幻想的な光の祭典【LIGHT CYCLES KYOTO】を体験してきました。開園100周年を迎えた京都府立植物園で開催されたこのイベントは、世界的なマルチメディア・スタジオ「Moment Factory」が手掛ける没入型エンターテインメント。光と音で植物たちの世界を可視化し、昼間とは全

「昔は凄いデザイナーがいた」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。確かに、亀倉雄策やミルトン・グレイザーといった名前を聞けば、多くのデザイン関係者が敬意を込めて頷くことでしょう。ただ、この「昔は凄かった」という認識は、果たしてどれほど客観的なものなのでしょうか。記憶の選別

「今を楽しむ」というのは大切なことですが、同時に「未来の自分のために今できることは何か」を考えることも重要です。特に若い方に向けて、僕の経験から得たことをお話ししたいと思います。人生には思いもよらない出来事が起こるものです。僕自身、過去に経験したことですが、突然親が重い病気になってしまったり

僕はデザインやアート分野での審査員など、責任の重い役割のオファーを断り続けてきました。そんな中、ある友人の言葉が、僕の考え方を大きく変える転機となりました。今回は、その経験から得た気づきと学びを皆さんと共有したいと思います。「自分には無理」という思い込み振り返ってみれば、