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将来の姿

未来は「積み重ね」でできている。今日、ちょっとだけ頑張ってみませんか?

ふとした瞬間に、「将来どうなっているかな」なんて考えること、ありますよね。数年後の自分はどんな仕事をして、どんな生活を送っているんだろう…みたいに。なんとなく、良い未来が待っていると期待したり、逆に漠然とした不安を感じたり。

でも、その「将来」って、どこか遠い未来の話のように感じませんか? まるで、時間が経てば勝手にやってくる、自分ではコントロールできない何かのように。

僕も以前はそう考えていました。でも今は、少し違う捉え方をするようになっています。「将来」は、ただ待っているだけじゃなくて、今日の、ほんの小さな積み重ねが生み出していくものなんじゃないか、と。

特別なことじゃなくていい。ほんのちょっとだけ、昨日より頑張ってみる。新しいことを試してみる。その連続が、気づいたときには「未来」になっている。そんな風に考えられたら、日々の過ごし方も、もっと前向きで、意味のあるものになる気がしませんか?

 

「今日」という一日を、どう過ごすか

僕たちは毎日、意識的にも無意識的にも、たくさんの選択を繰り返しています。

  • 朝、もう少し布団の中にいたい誘惑に勝って、少しだけ早く起きてみるか。
  • 仕事で、いつも通りのやり方で済ませるか、もう一歩踏み込んで新しい提案を考えてみるか。
  • 疲れたから今日は休むか、それとも5分だけでも体を動かしてみるか。
  • 新しいスキルを学ぶ時間を作るか、それともSNSを眺めて過ごすか。

どれが絶対的な正解というわけではありません。休息もリラックスも、もちろん大切です。でも、もし「一ヶ月後、半年後、一年後の自分を、今より少しでも良くしたい」と願うなら、今日の小さな選択が、未来への布石になります。

例えば、僕のようなデザイナーの仕事で考えてみましょう。新しいデザインツールが出てきて、「いつか使えるようになりたいな」と思っているとします。「時間ができたら集中して学ぼう」と考えていると、その「いつか」はなかなかやってきませんよね。日々の業務に追われて、結局後回しになってしまうことが多い。

でも、もし「毎日15分だけ、そのツールのチュートリアル動画を見る」と決めたらどうでしょう?

たった15分です。通勤時間や、寝る前のちょっとした時間を使えば、捻出できそうな気がしませんか? 一日だけ見れば、劇的な変化はありません。でも、これを一ヶ月続けたら?単純計算で約7.5時間になります。半年なら45時間、一年続ければ90時間以上。90時間もあれば、ツールの基本的な操作はマスターして、簡単な制作物くらいは作れるようになっているかもしれません。

これはスキルアップに限った話ではありません。健康のために「エレベーターではなく階段を使う」という小さな選択も、毎日続ければ確実に体力向上につながります。クライアントへの提案で、「もう一歩だけ深く考えて、プラスアルファのアイデアを添えてみる」というひと手間も、積み重なれば信頼関係や仕事の質を大きく変える可能性があります。

大事なのは、大きなジャンプをしようとすることではなく、「今日、ちょっと頑張る」という小さな一歩を踏み出すこと。その一歩が、未来の自分を少しずつ、でも確実に形作っていくのだと思います。

 

「ちょっと頑張る」を続けるコツ

頑張るを楽しむ

とはいえ、「毎日続ける」って、言うは易く行うは難し、ですよね。僕だって、「よし、やるぞ!」と意気込んだものの、三日坊主で終わってしまった経験は数えきれません。

どうすれば、この「ちょっと頑張る」を続けられるのでしょうか? 僕が試してみて、効果があると感じているいくつかのコツを紹介します。

1. 完璧を目指さない

これが一番大事かもしれません。「毎日必ず30分やる!」と高い目標を掲げると、できなかった日に「ああ、もうダメだ…」と挫折しやすくなります。だから、目標は低く設定するのがおすすめです。「最低5分だけやる」とか、「週に3日できればOK」とか。ゼロか100かで考えるのではなく、1でも進めれば上出来、くらいのゆるい気持ちでいる方が、結果的に長く続けられたりします。疲れている日や忙しい日は、無理せず休む勇気も大切です。

2. 「できたこと」をちゃんと認める

どんなに小さなことでも、できたら「よし、今日もできた!」と自分で自分を褒めてあげましょう。手帳やカレンダーに印をつけたり、簡単な記録ノートを作ったりして、「積み重ね」を可視化するのも効果的です。小さな達成感が、次の日のモチベーションにつながります。「これだけ続けてきたんだ」という実感が、自信にもなります。

3. 環境を整える

続けたいことがあるなら、それが自然にできるような環境を作ることも有効です。例えば、運動を続けたいなら、玄関にランニングシューズを出しておく。読書を習慣にしたいなら、寝る前に枕元に本を置いておく。スキルアップのために勉強したいなら、カフェに行く、コワーキングスペースを利用するなど、集中できる場所を確保する。ほんの少しの工夫で、「やる」ことへのハードルを下げることができます。

4. 仲間を見つける、宣言する

もし可能なら、同じ目標を持つ仲間を見つけて一緒に頑張ったり、進捗を報告しあったりするのも良い方法です。SNSなどで「今日これをやりました!」と宣言するのも、適度なプレッシャーになって継続の助けになることがあります。

 

漠然とした時間の流れに、「意味」を与える

何もしなくても、時間は刻一刻と過ぎていきます。一日が終わり、一週間が過ぎ、季節が変わっていく。それは誰にとっても平等な、客観的な事実です。

でも、その時間の流れを、ただ「過ぎていくもの」として受け止めるのか、それとも「自分で積み重ねてきた時間」として捉えるのかで、心の持ちようはずいぶん変わってくる気がします。

「将来が不安だ」と感じるとき、その不安の正体は、未来が不確実であること、そして、その未来に対して自分が無力だと感じてしまうことにあるのかもしれません。未来を完全にコントロールすることは誰にもできません。でも、だからこそ、自分でコントロール可能な「今日」という一日に意識を向け、できることを少しずつ積み上げていく。

その「積み重ね」の実感が、「自分はちゃんと前に進んでいる」という感覚、いわゆる自己効力感につながります。そして、目的を持って過ごす毎日は、単なる時間の経過ではなく、充実感のある「経験」へと変わっていきます。

それは、ただ流されるのではなく、自分の意思で時間の流れに「意味」を与えていく作業と言えるかもしれません。

「将来」を、自分の手でデザインする感覚

デザイナーという仕事柄か、僕は「将来」を、自分で設計し、作り上げていくもの、と捉えるのが好きです。

真っ白なキャンバスに、今日という一日の筆で、少しずつ色を加えていくような感覚。あるいは、未来の自分のための設計図を、日々の小さな行動で描き足していくような感覚。

どんな絵が完成するのか、どんな設計図が出来上がるのかは、正直、今の時点ではわかりません。途中で色を変えたくなるかもしれないし、設計を変更したくなることもあるでしょう。それでいいのだと思います。

大切なのは、誰か他の人が描いた絵や設計図をなぞるのではなく、自分の手で、自分の意思で、未来を描こうとしている実感を持つこと。日々の小さな選択と行動が、間違いなく未来の自分を形作っているという感覚を持つこと。

受動的に時間を過ごし、「いつか良いことが起こるはず」と待つのではなく、能動的に「今日」に関わり、未来への種を蒔いていく。そのプロセス自体が、人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。

 

まとめ – 今日、未来のために何をしますか?

「一ヶ月後、半年後、一年後をより良くするために、今日ちょっと頑張る」。

この考え方は、決して難しいことではありません。特別な才能や恵まれた環境も必要ありません。誰にでも、今すぐに始められることです。

将来のために、何か大きなことを成し遂げなければ、とプレッシャーを感じる必要はありません。むしろ、日々の小さな「できた!」という経験が、自信を育み、次の一歩を踏み出すエネルギーになります。

  • 本を1ページだけ読む。
  • 5分だけストレッチをする。
  • 気になっていたお店に、思い切って入ってみる。
  • 感謝の気持ちを、言葉にして伝えてみる。

どんなに些細なことでも構いません。

大切なのは、「未来の自分のために、今日、自分は何かをした」という小さな事実を、ひとつひとつ積み重ねていくこと。

その積み重ねこそが、漠然としていた時間の流れを、意味のある、あなただけの「将来」へと変えていくはずです。さあ、未来の自分のために、どんな「ちょっと」を積み重ねてみますか?

 

一ヶ月後、半年後、一年後をより良くするために今日ちょっと頑張る。その積み重ねを”将来”と呼べたらいいなぁ。漠然とした時間の経過ではなくて。

X (Twitter) – Oct 11, 2020



この記事は過去の自分のX(Twitter)のポストを元に、編集しています。

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グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。パッケージメーカーのデザイナーとして新卒入社→美容系のベンチャーに転職→家庭用品メーカーに転職...という流れを経て、その後独立しました。フリーランスデザイナーとして、10年以上の経験から学んだことや雑記をブログにしています。情報発信が趣味に近く、それが興じてPhotoshop関連の本を出版したり、noteを執筆したりしています。