PRINT DESIGN — POSTER
ポスター制作事例 – 財団法人の事業紹介ポスターデザイン






活動の主軸である3分野をイメージしたさわやかなポスターデザインです。
さわやかな緑あふれる自然の中、手をつなぎ歩く年配の男女と小さな女の子。公園や遊歩道などで見かける祖父母と孫の散歩シーンをイメージさせる一枚ですが、この写真に写る緑は「環境」を、祖父母は「高齢」を、女の子は「児童」をそれぞれ象徴しています。
財団の活動焦点 – イメージと詳細情報の結びつき
3つのテーマは財団が重きを置いている活動対象で、イメージ画像の下にそれぞれの対象に対してどのような活動を行っているのか詳細を紹介しています。
事業紹介のアプローチ
事業紹介というと堅苦しくなってしまいがちですが、柔らかく平和的なイメージ写真を冒頭に置き導入とすることで、テーマを受け入れやすく、尚且つ、詳細な情報までシームレスに移行できるよう写真と同じトーンで全体をデザインしました。
屋内や屋外、どのような場所に掲示されても一枚の絵のように馴染み、財団の掲げる社会貢献事業をわかりやすく伝えるポスターデザインです。


公益財団法人の事業紹介ポスターを作成するときに考えたいこと
公益財団法人は、公益を目的とする法人です。育成・助成、文化交流、人権保護などさままざな形で社会に貢献しています。事業紹介ポスターは、事業の顔となる部分。事業内容をいかに分かりやすく説明し、多くの人に理解してもらえるかが重要です。
豊かな社会づくりに貢献している事業であることをアピール
公益財団法人は、「公益=豊かな社会づくり」に貢献している事業であることを、より多くの人に分かってもらう必要があります。カラーや文言、写真などで分かりやすく伝えるのが効果的です。
写真が持つイメージや、写真の大部分を占める色をうまく使う
作例では、自然をイメージさせる緑をポスター全体の基調色に使い、緑あふれる小道を歩く高齢者と児童の写真を載せています。「環境、児童、高齢者」に関する事業内容であることをアピールしつつ、それぞれ異なった事業内容を一つのポスターにうまくまとめています。
文言とカラーで事業内容を明らかにする
作例では、それぞれの言葉から受けるイメージをカラーで表現しています。環境に関する文言は緑に、児童に関する文言はさわやかで済んだ印象を与えるブルーに。また、高齢者に関する文言は、太陽、暖かみ、健康といった印象を与えるオレンジ…と色分けされています。こうすることで、言葉を読むのではなく、見て瞬時に理解することが可能になります。
制作ポスターデザイン に対する感想
VOICE ※第三者による感想です優しくもアクティブな事業の姿勢がポスターデザインから感じられます。
瞬時に感じる事業の核
テーマとする三分野を象徴する写真が大きく使用されているため、事業のイメージがすぐに分かるように。人物の後ろに広がる背景は柔らかな緑が光を受け、まばゆいばかりに輝きを放ちます。そのため歩く人物たちが幸せそうに見え、明るく前向きな印象に感じました。白くぼかした縁取りを施した文字とも相性がよく、黒く大きなキャッチコピーを入れても違和感がありません。
優しさの中のアクティブな訴求
写真と共に、事業のメッセージがストレートに伝わってきます。事業紹介の背景には写真に使われている緑と同じカラーを使用し、優しい光のような、穏やかな風のような流れる模様を施しています。
事業の細部と全体の調和
上の写真と分断しないことで、イメージと詳細をうまく繋げていると感じました。動きのある模様を施すことで、事業の内容が活き活きとしたイメージに。文字の色を項目ごとに変えているため読みやすくも感じますが、一つひとつの事業を大切にする気持ちを表しているようにも思いました。全体のイメージは優しく明るいポスターですが、よく見れば事業のアクティブな姿勢が伝わってくるデザインになっているかと思います。事業に込めた想いが自然と感じられ、興味を抱く人も増えるのではないでしょうか?
「公益」をどう見せるか:財団法人事業紹介ポスターが向き合う特殊な課題
公益財団法人の事業紹介ポスターは、商品広告ともイベント告知とも異なる、極めて特殊な課題に直面します。「売る」ものがないのです。利益を追求しない組織が、自らの存在意義を伝えるポスター、そこで求められるのは、「この団体は社会に必要だ」という認識の形成です。このポスターは、一枚の家族写真と三つの事業アイコンで、その難題に回答を出しています。
多世代の自然写真が語る「社会の縮図」
ポスター上部を占める大きな写真(高齢者と子どもが一緒に公園を歩く姿)は、財団法人の活動対象が「特定の世代」ではなく「社会全体」であることを一瞬で伝えます。
緑豊かな自然の中の写真は、活動が「環境」「健康」「地域」という広いテーマに関わることを暗示し、具体的な事業内容を読む前に「良いことをしている団体だ」という好印象の土台を形成しています。
下半分の事業セクションが果たす「信頼の根拠」
上半分が感情に訴えかけるビジュアルであるのに対し、下半分は6つの事業を整理して紹介する機能的なエリアです。各事業にはカラーアイコンが添えられ、テキストを読む前に「複数の分野で活動している」ことが視覚的に伝わります。
この構成は「感情→理性」の順序に従っています。まず写真で「いいな」と感じさせ、次に具体的な事業内容で「なるほど、こういう活動をしているのか」と理解を深めさせる。公益活動は一般の人にとって縁遠い存在ですから、まず心を開かせてから情報を届ける設計が有効です。
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