古代文明の壁画を彷彿とさせるサプリのラベルデザインです。
太陽や自然の力を描いたようなラベルは、由来成分が一体どんなものなのかと興味を惹かれます。カラフルにし過ぎると市販のドリンク剤のようになってしまいますし、地味過ぎると印象が薄くなってしまいますので、バランスを取りながら個性のあるラベルデザインに仕上げました。
明るいグリーンの帯にデザインされた絵本の絵柄のような味わいのあるイラスト。民族衣装のようなグリーンの衣服の人物を中心に、太陽や鳥などの自然をモチーフにした絵柄が並び、背景には内から外へと広がる光のような模様を描いています。
このサプリメントの原材料となっているのは、古くから北アメリカに自生する「ユッカ」というハーブ。ネイティブアメリカンの間では昔から、薬草のように使われてきたそうです。
そうした、自然と健康の結びつきを表現したのがラベルデザインです。明るく素朴な絵柄を全面に、生き生きとしたイメージでデザインしました。
制作ラベルデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
サプリメントにありがちな無機質さのないラベルデザインですね。
サプリメントには、通常含まれている原材料などをパッケージデザインに用いることが多くなっていますが、この場合には全く異なっていると言えるでしょう。美術館に飾ってある絵のような感じになっていますし、風景画のような感じではなく、抽象画のような感じになっているので、一目見た感じではサプリメントだと思う人は殆どいないと思われます。壁画に書かれている絵のような感じもするので、とても神秘的だと言えるでしょう。
サプリメントは健康食品でもあり、普段摂取できない栄養素を補給するための物なので、健康によいというイメージを購入する人に持ってもらうことが重要です。この絵からはとても健康によいという感じが伝わってくるのですが、やはり太陽を描いていることや、元気に飛び回っている鳥が描かれているからこそこのようなイメージがわいてくるのでしょう。全体的に緑色が中心になっているものの、緑色は植物の色でもあるため、健康によいというイメージを持っている人が多いので、よい宣伝になりると思います。
VOICE ※第三者による感想です
自然と身体に良さそうなイメージを持てるパッケージデザインだと思います。
サプリメントというものを入れる関係上、遮光性の問題から黒い瓶になっているかと思うのですが、ラベルの色次第で、暗くもあるし明るくもなると思うんです。柔らかで落ち着いた緑色が、地味でもなく控えめでもなくこじゃれた印象を見る人に与えてくれます。サプリメントの効果と言うと文字で説明したり、写真で説明したりと色々とあるのですが、このラベルデザインの場合だと、太陽に向かって、腕を元気よく伸ばす姿が、効果を文字よりも雄弁にイメージさせてくれます。また自然というイメージをさせる南米の壁画チックなイラストは、すごく自然由来の成分であることや、ナチュラルな感じを強く伝えてくれます。サプリメントを言葉ではなく、イメージで体によさそうだと思わせるのはすごいなと思います。
商品名も、ただ商品名を書いているのではなく、個性を感じさせる筆記体になっているのがいいなと思います。また中央の画像デザインと同じく、文字の一部が腕を上げているように見えて、デザインに共通性があると同時に、このサプリメントは元気を出させる効果がありますというのを、とてもよく感じさせます。またデザインの下地の色が、オーガニックという言葉を想起させるような緑色で、サプリメントという素材をに安心感をあたえてくれる色をしています。自然のイメージが、優しく、でもきちんと伝わってくるので、安心感を持てます。
※掲載デザインサンプルのモックアップはイメージです。実際の製品・パッケージと仕上がりが異なる場合がございます。