
血の流れをイメージしたサプリメントボトルのラベルデザインです。
ヘム鉄とは身体に欠かせない成分の一つで、とくに、血液中の細胞成分の90%以上を占めるヘモグロビンを構成するのに必要な成分として知られています。
デザインの中の生命力
ボトルの上下に走る赤い帯は、まさに体中をめぐる血液の流れを意味し、白やピンクの帯を入れることで流れをスピーディーにスムーズに見せています。ラベルの中心には、鉄をイメージした三角錐のイラストを配置し、その上に重なるように成分名をデザインとして取り入れています。

成分の特性をビジュアルに昇華するサプリメントラベルの設計
赤い帯で「血流」を可視化するデザインの意図
健康食品のパッケージにおいて、成分のはたらきをグラフィックで表現するのは珍しいことではありません。しかし「ヘム鉄」という成分を赤い帯と速度感のあるラインで表現したこのラベルは、視覚から直感的に「血のめぐりが良くなりそう」というイメージを消費者に届けています。科学的な説明文を読む前に、デザインが商品の本質を語っているのです。
赤一色ではなく白やピンクの帯を挟むことで、流れにリズムと軽快さを加えている点も見逃せません。赤だけのデザインは重たくなりやすく、場合によっては医薬品の警告ラベルのように映る懸念がありますが、明るい色を混ぜることで日常的に手に取りやすい健康食品としての印象を保っています。
三角錐モチーフに込められた強さと安定の象徴
ラベル中央に配置された三角錐のイラストは、鉄をイメージしたもので、その上に成分名のテキストが重ねられています。三角形の形状は視覚心理学において「安定」と「強さ」を象徴する形であり、鉄分サプリメントが持つ「体を内側から支える」という機能とリンクします。
この三角錐のイラストはラベル全体の中でアイキャッチとしても機能しています。棚に並んだ際に文字情報だけのラベルよりも視線を集めやすく、「何のサプリメントだろう」と消費者の関心を引く入口になるのです。グラフィックと文字の重なりによる奥行きが、限られたラベル面積の中で立体感を生み出しています。
色とモチーフの一貫性がブランドの記憶に残す力
サプリメント製品は競合が多く、リピート購入をしてもらうためにはラベルの記憶定着が重要です。このヘム鉄サプリメントのラベルは、赤い帯×三角錐×鮮やかな速度感というビジュアル要素が明確に統一されています。店頭で「あの赤いパッケージの鉄サプリ」と思い出してもらえれば、名前を正確に覚えていなくても再購入につながります。
色の一貫性はシリーズ展開にも活きます。同じブランドから別の成分のサプリメントを出す際に、帯の色をブルーやグリーンに変えつつ構成は共通にすれば、棚の中でブランドの面積が広がり、ファミリー感のある製品群として認知されやすくなります。このラベルの設計は、一つの商品のデザインであると同時に、将来のライン展開も見据えた土台になり得るものです。
制作ラベルデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
鉄や血をイメージさせる赤をうまくあしらったラベルデザイン
ヘム鉄のイメージを生々しくならないように意匠化
ヘム鉄は血液に深く関係する成分のため、「血」や「赤」をイメージしたパッケージが大切となります。しかし、「血」の表現が苦手で見たくないという人も少なくないため、分かりやすくもリアルではない表現が求められるでしょう。こちらの商品パッケージでも、赤とピンクでスタイリッシュなラインを構成して、生々しくない「血流の流れ」をデザイン。帯状のデザインは、血管のイメージをも見る人に与えてくれます。中央に大きく「ヘム鉄(Fe)」と書かれているので、鉄分を必要とする人に分かりやすくアピールできます。
赤とピンクの勢いあるラインは「エネルギー」の象徴にも
赤とピンクに白とシルバーを効果的に配したラインのラベルデザインは、エネルギッシュで元気なイメージを与えてくれます。サプリメントは、体に足りない成分を補ったり健康を保ったりするために摂取するものなので、バイタリティを感じさせるパッケージにすることは重要でしょう。
VOICE ※第三者による感想です
ラベルからも活発さと頼もしさが感じられます。
ヘム鉄のイメージを生々しくならないように意匠化
サプリメントらしい白をベースにしたボトルですが、ラベルに動きのあるカラーが入ることでアクティブなイメージを受けました。摂取すると、まるで身体の機能が高まるように感じる方もいるでしょう。サプリメントは毎日定期的に飲むものだからこそ、飽きのないデザインであって欲しいもの。ですが複数のサプリメントを摂取する人にとっては、どれがどれであるかの違いが分かることも重要です。「ヘム鉄」はダルさや貧血、鉄分不足が気になる方にとって味方となるアイテムです。血流をイメージさせる抽象的なデザインを取り入れることにより、間違えずに選べるようになっているかと思います。
多面的な印象をもたせる配色
購入時に迷わず手にしやすいのはもちろん、日々の生活の中でも使いやすいボトルになっています。血液を思わせる濃い赤色だけでなく、ピンクやグレーを入れることで、より活発な印象にも。あえて上下を賑やかにしたことで、広い空間の真ん中に配置した成分名が目立つように感じました。背面には鉄をイメージさせるイラストを添え、鉄のように強く頼もしい印象に。安定した三角錐の形が身体をしっかり支えてくれるようでもあり、ラベルからも元気がもらえそうです。
※掲載デザインサンプルのモックアップはイメージです。実際の製品・パッケージと仕上がりが異なる場合がございます。
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