プロテインが体内に運ばれる様子をイメージしたサプリメントボトルのラベルデザインです。
プロテインはスポーツをする人にはお馴染みの、強固な身体と筋肉を作るには欠かせない成分、タンパク質を補うサプリメントのこと。
女性を意識した優しいデザインへのシフト
筋肉増強を目的とすることが多いため、そのパッケージは力強い色合いやトーンのものが多くみられますが、最近では女性がダイエットのために使ったり、女性アスリートも多く使用することから、従来のプロテインのイメージよりもやわらかく、やさしい雰囲気でラベルをデザインをしました。
デザインの背後にあるストーリー
上下の帯部分にはいくつもの線が描かれ、その間を水色の円が運ばれるように漂っています。これは、筋繊維とプロテインをイメージしており、摂取したプロテインが筋肉の中に浸透し吸収されていく様子をデフォルメしたものです。全体をピンクとブルーでまとめ、女性にも手に取りやすいパッケージを心掛けました。
制作パッケージデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
筋肉のしなやかな動きを想起させるラベルデザイン
プロテイン=マッチョの固定概念を覆すやさしいラベルデザイン
プロテインといえば、筋肉美を追求する筋骨隆々とした男性が愛用しているイメージがあります。しかしこちらのデザインは、やわらかく、優しいイメージのパッケージ。趣味で筋トレをしている人や、プロテインをまだ摂取したことのない筋トレビギナーの女性などにも、気軽に手に取りやすいデザインといえます。どっしりしたデザインが多いプロテイン商品のなかで、目に留まりやすい意匠なのではないでしょうか。
ブルーとピンクのデザインが清潔感を与えてくれる
プロテイン、ジム、筋トレ、というと汗びっしょりで厳しく体を追い込むトレーニングをしているイメージがありますが、こちらのパッケージは白地にブルーとピンクがあしらわれた清潔感のあるフレンドリーなデザイン。今までの既成概念を覆すようなパッケージです。ベビーパウダーやスキンケア商品を想起させるデザインは、これまでプロテインを購入しづらかった新規顧客を開拓できるデザインといえるのではないでしょうか。
VOICE ※第三者による感想です
悪目立ちしないからこそ選びやすくなっています。
マッチョなイメージを超えて
多くのプロテイン商品が増えましたが、まだまだ筋肉を鍛えるマッチョな男性的イメージが強いのかもしれません。女性向けプロテイン商品もいくつかありますが、濃いピンクをベースにしたものや、商品名が大きく記載されたパッケージで、手にするのをためらう方もいるでしょう。
さりげなく、品のあるデザイン
極端なデザインが目立つなか、爽やかなデザインに好感を抱きました。淡いブルーが優しく、いくつも重ねられた細い線が心地よさを感じさせます。強さやアクティブさを前面に出した他商品とは違い、穏やかな印象に。静かさの中にもゆったりとした動きを見せ、日々少しずつ変化する体内をイメージしているかのようです。
デザインの魅力と実用性の両立
ピンクのラインをアクセントにしていますが、水色に合わせているため甘過ぎないように。商品名は英語表示で見せているため、一目でプロテインとは分かりません。お店で購入しにくい人でも手に取りやすくなったのはもちろん、キッチンに置いても悪目立ちしないのも嬉しいです。プロテイン商品は量の多さから、パッケージも大きくなりがちになります。だからこそ強烈なラベルより、優しいラベルの方が良いという方もいるでしょう。女性の気持ちに寄り添ったデザインだと思います。
※掲載デザインサンプルのモックアップはイメージです。実際の製品・パッケージと仕上がりが異なる場合がございます。