和太鼓バンドの不思議な世界観のあるチラシデザインです。
和太鼓をはじめとした和楽器関連のイベントデザインとは、また少し違った独特の雰囲気を持たせています。もっともっと原始の、私たちも知らない太古の時代を表現したチラシに仕上げました。
幻想的な印象のデザイン
このチラシは、和太鼓バンドのコンサートを幻想的に描き出しています。背景に用いられた満開の花や熱気球、蝶々は、イベントの持つ自然との一体感とスピリチュアルな雰囲気を表現しています。神秘的なムードが演出され、観客が経験するであろう壮大なパフォーマンスへの期待感を高めています。
情熱を映すビジュアルの力
特色のあるイメージ写真は、和太鼓の迫力とバンドメンバーの情熱を強く印象づけます。登場するアーティストの活動的な姿が、観客に対してエネルギッシュなパフォーマンスを予告しており、観客が体験するであろう感動を予感させます。
デザイナーの振り返り
■ 侘び寂びや和風といったキーワードはあまり感じられないデザインです。それだけに、和太鼓で一体どんなことをしてくれるのだろう?と期待感が高まるアートワークになっています。
■ メリハリをしっかりつけた方が文字は読みやすいのですが、全体の淡さもこのチラシデザインの魅力ですので、読める範囲であることを確認しながら淡めのデザインに仕上げています。
■ アートワークに大きく面積を使うことで、よりインパクトのある仕上がりになっています。チラシ裏面にその分しっかりと、プロフィールなどを掲載しているので、事前知識を仕入れてからコンサートに足を運ぶことが出来ます。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
他の音楽イベントと比べても異質な個性が光るチラシデザイン
このチラシは背景にとても繊細な画像を使用していますし、タイトルロゴも変わった書体を使っているので、全体としては同じ音楽関係のチラシが並んだ場合には、かなり目立つ存在になるでしょう。使用する画像の周囲もぼかしてあり、色合いも背景と馴染んで非常に調和がとれています。
少し惜しいなというのは、タイトルロゴの周囲も白く光るような処理がしてあるのですが背景に溶けてしまい、文字全体がか細く感じてしまうことでしょうか。背景画像はレイアウトするべきだと思うので、ロゴのコントラストを少し引き上げれば、背景を邪魔せずもっと美しくなると思います。チラシを離して見てみると、タイトルがかすんで見えるので、あと少しハッキリ見えれば全体として引き締まるでしょう。
裏面は情報が詰まっている割には、見やすく、段落のボリュームと白囲み文字のバランスが良くできています。しかし表のロゴと同じく、出演者の説明する部分が背景のグレーと調和しすぎてしまい、全体としてぼんやりしているのはちょっと惜しいです。これも背景を変えたくないのなら、出演者ごとに細い白枠罫線で囲むと、存在として目立つようになるので工夫してもよいかもしれません。色づかいも個性的ですが、全体としては非常に調和がとれたチラシとなっています。画像の扱いも裏面では、2つを対照的に左右逆に配置し、紙面全体を見るような工夫がありますし、最初のキャッチコピーが裏面全体のテーマにもかかっているので、背景のイラストも効果的になっています。こういったカラーでは、マップに原色を使うと非常に邪魔になるので、コントラストの違いだけで目立たせれば、充分役割が果たせると思います。表のチラシデザインは非常にカラーバランスが良いので、タイトルロゴの部分だけがどうしても惜しい感じがします。
VOICE ※第三者による感想です
無数の蝶と光が神秘的な印象を与えるイベントチラシですね。
最近の音楽というのは、殆どが洋楽ベースだと言っても過言ではありません。昔から日本にある和楽器というのは、あまり行う人もいなくなってしまいましたが、そんな和楽器の1つでもある和太鼓のイベントをこのチラシデザインでは紹介しています。しかし、背景を見ても写真を見ても、あまり和太鼓のイベントという感じではなく、自然の中で音楽を奏でるという感じのイメージが強くなっています。文字も少なくなっていて見やすいですし、蝶が無数に舞っている姿がとても美しいと言えるでしょう。うっすらと日が差していることで神秘的な感じが出ているのも高評価できます。
裏面はチラシデザインの定番の方法になっており、白黒でイベントの説明を詳しく記載しています。このように裏面は文字が多くなることが多いのですが、レイアウトをしっかりと行うことで、文字数が多くてもこのように見やすくなるのです。裏面に描かれているマークは、表面とは違って和の感じがよく出ています。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。