暖かい春の日差しや花の香りをイメージしたコンサートチラシデザインです。
5月の季節感をイメージし、イベントチラシのコンセプトが伝わるように作成しました。制作依頼時にも柔らかさや暖かさは要望されていた内容ですので、全体的にふんわりとしたデザインに仕上げています。
デザイナーの振り返り
■ 強いピンクはケバケバしい印象になりがちですので、温もりのあるピンクにし、文字の視認性も高めています。
■コンサート&イベントの内容にマッチした、一貫したイベントのブランド力を感じるデザインを心がけました。
■ 何かを啓発するイベントというと堅苦しいイメージになりがちですが、楽しんでもらう。という点に焦点を当てて、イベントチラシ(特に表面)からは難しさを排除しています。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
全体的に優しく語りかけてくるようなあたたかさを感じるチラシデザインですね。
ピンク色は濃すぎるとけばけばしいですし、薄すぎるとぼんやりしてしまいますが、このチラシ作例では濃淡を上手く使って、優しい印象ながらも存在感のあるデザインに仕上がっていると思います。
背景の花の素材があえてぼかされていることで、アーティストが引き立つ仕掛けも効果的です。光に溶け込むような明るさがあるので、素材のふんわりした雰囲気が引き立っているように感じます。季節感と同時にノーマライゼーションの啓発イベントであることを表現しているチラシの好例だと思います。「Dear My…」と書かれている部分がメタリックで立体感があることで、平面ながら浮き上がって見えます。影の効果も入れられているのですね。背景のぼかし効果と合わせて、奥行きを感じさせる点も面白いです。
チラシ下部の情報部分が、濃淡を使うことで上手く区切られているので、無理なく情報を伝えてくれているところも好印象です。チラシ裏側は情報伝達に終始していますが、表面のチラシデザインが柔らかい印象なので、事務的でなく人が語りかけているような心地よさを感じます。啓発イベントは堅苦しさを覚えてしまう方がいるかもしれませんが、このイベントなら行ってみたいという気にさせてくれています。
VOICE ※第三者による感想です
春の楽しさを感じさせてくれるようなチラシですね。
春は暖かく、どこかに出かけたくなりますよね。そんな春の暖かみを感じながらも、注意を引くデザインになっているのが、こちらのコンサートチラシになります。ピンクを全体のイメージカラーとして取り入れていますが、ピンク一色だと、けばけばしい印象になってしまいます。しかし、薄い、桜色のピンクですので、けばけばしくなることはなく、可愛らしい優しい印象になっています。可愛らしいピンクが背景になっているので、文字も見やすく、イベントがいつ、どこで、どんな歌手の方がコンサートを開くのかも、認知しやすいです。
またこちらのコンサートはノーマライゼーションをコンセプトとして掲げていますが、この可愛らしい暖かみあるデザインはとても親しみやすいデザインですので、まさに、ノーマライゼーションというコンセプトにピッタリのデザインではないでしょうか。こういった啓発イベントは堅苦しく、参加しにくいイメージがありましたが、こちらのコンサートチラシは、楽しさも感じることができ、表面はそんな楽しさをしっかりとアピールできるデザインに特化させています。そして裏面にしっかりとコンサートの目的をしっかりと詳細に書くことで、啓発イベントであることもわかります。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。