ヴォーカルとハーモニカの共演コンサートの爽やかなチラシ制作例です。
五角形のエンブレム調のデザインの中に情報を盛り込み、デザイン性を持たせながらも情報を分かりやすく掲載しています。ヴォーカルと、ハーモニカの織りなすハーモニーが想像できるような、風を感じるチラシに仕上げました。
デザイナーの振り返り
■ 2月という本来は緑と無縁な季節ですが、生命力溢れるコンサートのイメージを大地と木々で表現しています。
■音に言葉を乗せるというフレーズの通り、流れていくような表現をチラシデザインにも取り入れました。目の前を通り過ぎる葉のブレが、チラシに動的な印象を与えます。
■ シックになりすぎないよう、アクセントカラーにピンクを加え、タイトルのデザインで可愛らしさ・親しみやすさを演出しています。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
「何のイベントだろう?」と興味関心を引きつけやすいフライヤーデザインに仕上がっていると思います。
立体感のある五角形のエンブレムが人目を引きつけますね。背景がぼかされていることも、全面のアーティスト写真を引き立たせたり、タイトル部分を強める効果を生み出してると感じました。フライヤーデザインには季節感を活かすこともポイントだと思いますが、2月となると春や夏と比べてどうしても寒々しい印象を抱きがちです。
しかし、このフライヤーのように大地をイメージするアースカラーを活用すると、安定感があってエネルギッシュな印象を生み出せるということは勉強になりました。動きのあるワインのような色合いの効果もスタイリッシュで楽しいです。全体的な色合いがナチュラルベースなので、ポイントとなるピンク色が引き立っていると思います。影のようにピンク色を用いることも効果的で秀逸です。アーティストの写真も動きがあるので、イベント当日の楽しい様子がフライヤー上で上手く表現されているように感じます。必要な情報が読みやすく配置されていることも好ましいです。裏側の音符デザインも面白いですね。細かい情報と合わせて、フライヤーを読む人を飽きさせない工夫が凝らされているように感じました。
今にも動き出しそうな、躍動感ある、コンサートのチラシです
こちらのイベントチラシは、五角形のエンブレムが特徴となっているデザインとなっています。2月は木枯らし吹く季節ですが、大地と緑を表現することで、生命力あふれる演出をしながらも、季節感は決して無視していないデザインとなっています。どうしても生命力を表現してしまうと、緑一色になってしまいがちですが、それでは2月にはあまりにもマッチせず、かえって浮いてしまいます。
さらに音に言葉を乗せるというフレーズを表現するためにチラシ全体から風を感じるような、流れているようなデザインになっているのも魅力的です。左下にデザインされている葉っぱがブレていることで、チラシから今にも飛び出して動き出しそうな、そんな動きのあるデザインであるのもとても素敵です。大地の色である茶色があるにも関わらずシックになりすぎないのは、アクセントカラーにピンクを加えているからではないでしょうか。このアクセントカラーのピンクによって可愛らしさも演出しています。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。