

情熱の赤をふんだんに使用した、サルサをテーマにした音楽イベントのチラシデザインです。
サルサと言えば、南米音楽の有名なジャンルであり、耳にしたことは無い人はいないと思います。ラテンミュージックのノリの明るさと、熱を帯びたライブも模様を想像させるいかにもサルサらしいチラシデザインに仕上げました。
デザイナーの振り返り
■ イベントタイトルもオリジナルのロゴとして作成しています。定期開催されるイベントではチラシでの宣伝も勿論ですが、 ブランディングも重要な位置づけとなりますので、イベントロゴを掲げることは良い効果を生みます。
■ 出演者がかなり多く写真の規格や構図が様々なため、敢えて整然としたレイアウトにせず、ワイワイと賑やかさが出るようなチラシとして制作しました。
■ ただゴチャゴチャすれば良いという単純な話ではなく、「いつ」「誰が」「何をするのか」という項目はしっかりと押さえて制作しています。

独特の音楽性をビビッドなデザインとレイアウトで表現したチラシ制作例
『サルサ』は南米を起源とするダンスミュージックです。元々は料理用のソースから名づけられた音楽ジャンルで、その名の示す通り雑多な要素を混成して作られ、今や専門の演奏家やダンサーが輩出されるほど発展・定着した一大ジャンルとなりました。独特の軽快なリズムと、基本は明るいながらもどこか艶のあるメロディーは、日本人にとってもすっかり馴染みのものとなりました。
そんなサルサのリズムを脳裏に思い浮かべながらこちらのチラシデザインを見てみてください。まず最初に音楽との親和性の高さがポイントです。たくさんの楽器を使って表現される賑やかさ、カラフルな色合いを思わせるポップな要素、コンサートで演出される照明の輝き、ダンサーのムーディーな艶やかさなど、このチラシにはサルサが持っている魅力が詰め込まれています。
あえての雑多なチラシレイアウトが、ラテンの賑やかさを演出
また、このイベントは一般のコンサートとは違い、日ごとに出演者が変わるという特徴を持っています。それを文字だけではなくデザインで表現し切るには、ロゴだけで押し切るというパターンも考えられるのですが、ここではあえて雑多に画像を入れ込むことによって、イベントの楽しさや賑やかさ、サルサと言う音楽が持っている良い意味での雑然とした雰囲気も体現しています。好きな人なら、このチラシを見た時点で居ても立っても居られなくなるような効果を意識して制作しました。
こちらのチラシで使用されているロゴもイベント専用として作成したものですが、漲る情熱とパワーに輝きも追加されたこのロゴなら、ノベルティやイベントグッズにプリントしても大変オシャレに見えます。ロゴの後ろにさりげなく配置されているハート型で向き合っているフラミンゴも、ロゴの洗練されたオシャレ感を引き立てるのに一役買っています。
全体的には配色もかなり賑やかで、構図も斜めのカットが互い違いに行き交うような非常に動きのあるデザインになっていますが、音楽性を思い起こすほどにこれがちょうどいい表現であることに思い至りますね。それでいて、下部の情報伝達部分は安定した作りになっており、伝えなければならないことはしっかり伝えようという意図が見て取れます。しかしそこだけが不自然に浮かないのは、最後に視点が止まる右隅に、やはり陽気なパワーを感じさせるロゴが目立つように配置されているからなのでしょう。大変多くの素材を詰め込みながらも、敢えてそれを際立たせるポップなカラーリングで全体を上手くまとめた、チラシ制作例です。

多人数出演イベントのチラシにおける「計算された雑然」のデザイン
整理しすぎないレイアウトがサルサの音楽性と呼応する理由
出演者が日替わりで入れ替わるイベントでは、写真のサイズや構図が統一されないことが通常です。多くの場合、これはレイアウトの悩みの種になりますが、このチラシではあえてその不揃いさを受け入れ、斜めのカットを互い違いに配置することで「賑やかさ」として再構成しています。サルサという音楽そのものが複数の楽器とリズムが重なり合って生まれるグルーヴであるように、写真の配置もひとつひとつがぶつかり合いながら全体のリズムを形成しています。意図的な混沌は、見る人の脳裏にサルサのビートを自然と呼び起こし、「このイベントに行ったら楽しそうだ」という期待を体感レベルで生んでいます。整然と写真を並べるだけでは、この音楽ジャンルが持つ「良い意味でのカオス」は伝わりません。
イベント専用ロゴが回を重ねるたびに蓄積するブランド価値
定期開催されるイベントでは、チラシの内容が毎回変わっても「あのイベントだ」と一瞬で認識してもらえることが集客力を高めます。このイベントでは専用のオリジナルロゴが制作されており、フラミンゴがハート型に向き合うモチーフと情熱的なカラーリングが、紙面の右端で視線の最終着地点として機能しています。情報を整理した下部セクションの末尾にロゴを配置することで、実務的な情報を読み終えた直後に再びイベントの熱気を思い出させる構成になっています。ロゴは回を重ねるごとに記憶の中に蓄積されていき、やがてロゴを見ただけで「次はいつ開催されるのか」と反射的に気になる存在へと変わります。このロゴのクオリティであれば、ノベルティやイベントグッズに展開しても十分に映えるため、グッズ展開を通じたブランドの接触機会を広げる可能性も持っています。
制作フライヤー・チラシデザイン
に対する感想
ダイナミックなレイアウトが、サルサの熱を想像させるチラシです。
特異なレイアウトをチラシやフライヤーなどの採用する場合、非常に注意するべきなのは、やはり総合的なデザインよりも、見やすさ、つまり視覚的な問題の方が優先されるべき課題です。このチラシでは、5段階に左右を分断した太めのラインによって、出演者のインフォメーションを行っています。一見すると、こうしたレイアウトは一つの段落や枠の中に、多くの要素を盛り込みすぎて、見づらい場合が多いのです。しかしながらこのチラシでは、面白いことに各枠内においては、画像にかなりの比率で文字が重なっていても、出演しているアーティストのイメージはそれほど邪魔していないのが大変興味深いです。
全体のカラーが暖色系でまとまっているのも、そうした視覚的に煩雑な要素を感じさせない一つの要因ですが、左右でリズミカルな動きを与えるようになっているのも、そうした効果を与えているのかもしれません。全体的に使われている配色は約4種類ほどと、デザインとしては実は標準的なもので、全体を包む背景は明るい黄色みを帯びた配色が、グラデーションでエンジ色に近い色に変化するイメージになっています。その配色を利用して、左右を分断する太めのラインに採用しているので、レイアウトも煩雑には見ないようになっています。
イベントのタイトルの流れに呼応し、ラインの角度で左右に転がるように視点が動く様は、ちょっと珍しいレイアウトになるのかもしれません。またしばらく見ていると気が付くのですが、各出演者のスケジュールを表す日付が、それぞれの出演者を示す区切りのラインとクロスの関係になっています。白抜き文字に丸いわずかな網がけの背景をつけて強調してあるために、目につく工夫がしてあります。文字の並びやその流れは、横書きの基準に沿っているため、こうした非常に盛り込む要素が多いチラシでもリズミカルにイベントの楽しさや華やかさを伝えきれるというのは、面白いことだと思います。
※掲載のチラシ(フライヤー)は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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