民族音楽を主体とした音楽イベントのにぎやかなチラシデザインです。
雨期のアフリカの生命力を感じさせる、みずみずしさと活力みなぎる紙面です。アフリカをイメージさせる動植物をモチーフに使用することで、文字で伝えなくともビジュアルからイベントの内容を想像することが出来ます。
熱帯の輝きを映すビジュアルの調和
このチラシはアフリカの壮大な自然と多様な文化を反映しています。背景には自然をイメージした配色、野生の動物たち、そして豊かな植物が織り成すパノラマが広がり、イベントの地球規模での生命力と繋がりを象徴しています。これらの要素は、見る者にアフリカの生のリズムと鼓動を感じさせることでしょう。
溌剌としたアーティストたちのフィーチャー
アーティストたちの集合写真はイベントの方向性を示しています。各グループの個性が、身につけている衣装や持っている楽器からも伝わってきます。この多様性は、イベントが提供する幅広い音楽体験の一端を表しています。
デザイナーの振り返り
■ アフリカの大地とそこから発せられるエネルギーやビートを表現したチラシ作りを心がけました。サバンナを代表とする乾いたイメージもありますが、生命力に溢れたフレッシュさを大切にしています。
■ 民族音楽を聞いた事がないという人にもアプローチできるよう、カジュアルさのある紙面にしています。
■ ライオンの他にもチーターや蛇など随所にちりばめられた動物たちが、よりチラシを華やかなものにしています。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
温かで陽気な印象ですね。民族的な雰囲気もしっかりあって、ついじっと見つめてしまうチラシデザインだと思いました。
背景のブルーとオレンジの色が、斜めに配置されていて、グラデーション風になっているのがとても面白いです。どちらも海のようであり、空のようであり、日々移り変わっていく昼と夜の色を彷彿とさせます。朝も晩も、途切れることなくずっと続く温かさや楽しさ、そうして続いてきた伝統的なイメージが浮かんでくる、素敵な配色だと思います。上部にいる二頭のライオンも、存在感がありますよね。ヘビやチーターもいて、とても野性的な雰囲気です。まさに本場、という感じがしますよね。
文字で説明をしなくても、どこの国のどんな音楽か、というのが、感覚として伝わってくるのがすごいと思いました。音楽が言葉の壁を越えるように、こういったイメージも言葉を越えてメッセージを伝えてくれるのだなというのがわかります。写真の配置も面白いですよね。それぞれの方々が浮かび上がるような感じで、全体のイメージに溶け込んでいるのが素敵です。写真ひとつひとつのイメージはバラバラなのに、それらが上手く重なり合ってひとつのイメージにまとめあげられているので、濃厚な印象になっているのだなと思いました。
VOICE ※第三者による感想です
イベントの特色が見えるチラシですね。
チラシデザインはライブイベントでもよく宣伝に使用されますが、興味がある人であればしっかりと隅から隅まで見てくれるでしょう。しかし、全くライブイベントに興味がない人の場合には、ポスティングをしてもすぐ捨てられてしまいますし、街中で配布していても、受け取ってくれないというのが現実です。そこで重要になるのは、ライブイベントには興味があっても、なかなか見に行くことができないという人にどれだけアピールできるかが大切です。
このチラシデザインは、全体にアフリカを思わせるような写真になっていて、その一部にイベントに出演する人の写真と名前、料金や開催日時などが書かれています。一見ライブイベントのような感じはしませんが、興味を持ってくれる人は多くなるでしょう。中には普段ライブイベントには行かないけれど、興味を持って1回ぐらいは行ってみようと考える人もいると思います。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。