

都会と自然がミックスされた幻想的な雰囲気が印象的なチラシデザインです。
どこかで出会い、まだどこかへ旅立つ。ライブイベントのタイトルである【一期一会】から、そんな情緒を感じさせるデザインです。にぎやかな中にもノスタルジックな切なさを併せ持つ紙面に仕上げました。
爽やかな都会的な印象を映し出すデザイン
このチラシは、都会的な背景にアーティストたちを配置することで、ライブが持つエネルギーと都市の鼓動を融合させています。淡いトーンで統一された色彩は、日常とは異なる特別な夜を予感させ、見る者の期待感を高めます。アーティストの表情からは、それぞれの個性とライブに対する情熱が伝わってきます。
絶妙なカラーパレットとバランスのとれたレイアウト
使用されている配色は、静かながらも深い情感を表現しており、観客を優しく招き入れる雰囲気を演出しています。レイアウトは、各アーティストへの注意を促しながらも、全体としての調和を保っており、目を引くには十分ですが過度ではありません。背景の都市風景と空に浮かぶ風船が、解放感と期待感を同時に醸し出しています。
デザイナーの振り返り
■ 6月に開催されるイベントということもあり、真夏に差し掛かる前の湿度を感じられるようなチラシ作りを心がけました。
■ アーティストから提供いただく写真は、撮影のシチュエーションが異なるため、切り取り範囲や明るさ・コントラストがバラバラになりがちです。それぞれの写真の質感を揃え、統一感のあるチラシにしました。
■ 背景に移る都会の街並みと、手間に存在するキューブや花弁などの要素、そしてアーティストの写真がうまく混ざり合って一体感が出るように整えました。

ジャンルレスなライブイベントのチラシ制作例
ジャンルレスイベントのための統一感の追求
ライブイベントのチラシを制作する際には、ジャンルが仮に決まっていれば、そのジャンルに合わせたチラシデザインで作成していけばいいのですが、ジャンルレスなライブイベントの場合には慎重に作成していくことが求められます。チラシを制作するにあたり、アーティストから宣伝用の写真の提供を受けますが、その写真はアーティストによってバラバラです。
一体感を生み出すための写真調整と背景デザイン
明るさも暗さも人によって違い、ポーズなども当然ながら違います。一体感のある仕上りにするため、写真の質感をまずは一定のものにしてしまい、揃えてしまうことで表現することができるようになります。もちろん、それだけでは一体感のある仕上りにはならないので、主張の激しくない風景や統一感のある色調を中心とすることで、全体的にまとまったチラシデザインに仕上げて行きます。
テーマ性を持たせるという点は、どんなチラシでも共通している
また、注目すべきはライブイベントやコンサートが行われる時期です。冬であれば寒さや寒空の澄み切った青い空を表現することができますし、夏であれば太陽光のまぶしさなど夏らしさを作り出すことが大切です。6月であればやはり梅雨の時期のため、真夏を迎える前の様子を表現していくことになります。ジャンルレスな分、作品の自由度はジャンルが決まっている場合よりも広く、自由に作ることができます。季節感を前面に押し出したとしても、色調や一体感、統一感にさえ気をつけておけばよりよりものを作成していくことは十分にできます。
タイトルと趣旨に沿ったデザインの重要性
ジャンルレスとはいえ、ライブイベントにはタイトルやライブイベントの趣旨は決まっています。タイトルや趣旨に合ったデザインであることが大切です。コンサートなどのチラシを見ていて、最初に目がつくのがアーティストの写真ですが、次に目につくのはタイトルでその後に周辺の情報へ目が向けられていきます。タイトルと周辺の情報、いわゆるチラシデザインがミスマッチだと、よくわからないという印象だけを与えてしまい、意味をなさないものとなってしまいます。
背景デザインの役割と効果的なチラシ制作
タイトルとデザインが一致すれば、チラシの効果も大いに高まり、宣伝に適したものとなっていきます。チラシデザインとしては、アーティストが目立つようにし、周辺のデザインはあまり注目されないものの、テーマをしっかり持ったものを背景にするなどの工夫がこの場合では求められていきます。ジャンルレスではあっても、趣旨に合ったものを作成するという方針は立てやすいため、通常のチラシ制作となんら変わりません。
制作フライヤー・チラシデザイン
に対する感想
VOICE ※第三者による感想です
豪華で、独特な印象を持っているイベントチラシデザインだと思いました。
アーティストの方々の写真が、少しセピアっぽくなっているというか、とても貫禄があるなと思います。知る人ぞ知る、という雰囲気が出ています。上部の背景は、大都会に気球が浮いていますよね。海面も少し見えます。大都会というと窮屈な感じがする場合もありますが、気球と海のおかげで、そこから自由に旅立っていくような、解放的な雰囲気になっていると思います。紙面右のほうの、虹のような、国旗のようなエフェクトも独特ですよね。この配色は、自然とアメリカを彷彿とさせます。……と思ったら、会場がアメリカ村だったのですね。これはぴったりの雰囲気です。
そして、それだけでなく、手前には芝生も載っています。飛び立っていくばかりではなく、しっかりと優しい大地にも目を向けて踏みしめている、という温かな印象もそこで作り上げられているように思いました。出会い、旅立ち、また出会う、という、まさに「一期一会」の、人の心や動きの巡りが、このチラシデザインでは見事に表現されているなと思いました。マップの黒が、独特な世界観であるチラシデザインの締まりをよくしてくれています。フワフワとした感じばかりでなく、かっこよさもしっかりとあるのは、このマップの存在が紙面を締めてくれているおかげでもあるように思いました。
VOICE ※第三者による感想です
都会と自然が一体となったようなデザインも注目。
日本各地でいろいろなイベントが開催されていますが、最も多いイベントがライブだと言っても過言ではありません。このチラシデザインもライブイベントの宣伝が書かれていますが、豪華で煌びやかになっているにも関わらず、あまり派手すぎてしまう感じはしないので、多くの人に好感を持ってもらえるでしょう。背景が豪華で煌びやかというだけではなく、かわいらしい感じや落ち着いた感じも出ているため、いろいろと考えられて作成されたことがわかります。
特に目に入ってくるのが一期一会という文字と、その下に書かれているありがとうございますという文字なのですが、大半のチラシデザインには、このような言葉が書かれていることはありません。ライブイベントに来てくれた人への感謝の気持ちを書いておくだけでもかなり印象がよくなりますし、今までライブイベントに行ったことがなくても、行ってみたいという気持ちにさせてくれます。都会の雰囲気と自然が多い田舎の雰囲気を混ぜ合わせているところも素晴らしいと思います。
VOICE ※第三者による感想です
さわやかでスタイリッシュなデザインのフライヤーデザインです。
各アーティストの写真はそれぞれ個別に撮られたものですが、フライヤー全体のトーンを統一して載せることで一体感が生み出され、まるでひとつの写真のように感じられます。ひとつの写真のように見えても、アーティストそれぞれの個性はしっかりとそこにはあるので、魅力がふんだんに活かされています。まさに「一期一会」なのかもしれません。
背景のデザインはビル街の中に浮かぶ色鮮やかな気球、そして花びらが散っている原っぱには自然の美しさが感じられます。その現実感のあるデザインの中に非現実のようなファンタジックな雰囲気を感じ、6月という季節にあったみずみずしさがあることで一層さわやかなイメージが伝わってきます。現実の喧騒からすこし抜け出して、「一期一会」、この日だけは楽しく過ごせるような気がします。
ジャンルレスなライブイベントを「バラバラに見せない」ための統一感デザイン
ジャンルが決まっていればそのジャンルに合わせたデザインで作成できますが、ジャンルレスなイベントでは各アーティストの写真のトーンや雰囲気がバラバラになりがちです。明るさも暗さも人によって異なるアーティスト写真を、同じ質感に調整し、淡いトーンで統一することで、多様なジャンルのアーティストが一つのイベントとして調和しています。この「写真の質感を揃える」という一手間が、チラシ全体の完成度を大きく引き上げています。
イベントの季節感を背景で表現することがテーマ性を強化する
ジャンルレスイベントで統一感を出すもう一つの手法が、季節感の活用です。夏なら太陽光のまぶしさ、冬なら澄み切った青空、6月なら梅雨前の空気感といった季節の要素を背景に取り入れることで、ジャンルに依存しないテーマ性が生まれます。このチラシでは都会と自然が融合した幻想的な背景が、アーティストの個性を超えた「このイベント独自の世界観」を形成しています。
アーティスト写真を際立たせるために背景は「主張しすぎない」ことが重要
ライブイベントのチラシで最初に目がつくのはアーティストの写真、次にタイトル、そして周辺情報という順番です。背景が主張しすぎるとアーティストの存在感が薄れ、「誰が出るのかわからない」チラシになってしまいます。淡めのトーンで統一された背景は、アーティスト写真を引き立てる「舞台」として機能し、テーマ性を保ちながらも主役を奪わない絶妙なバランスを実現しています。
※掲載のチラシ(フライヤー)は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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