海外で活躍するダンサーの凱旋公演を華々しく彩る、チラシデザインです。
エジプトからの凱旋ということもあり、エキゾチックなエッセンスを交えた高級感のあるチラシに仕上げています。金色を効果的に映えさせるために黒を活用し、セクシーなメインダンサーを豪華に彩ります。
デザイナーの振り返り
■ 映画のような雰囲気のイベントのタイトルが、これから始まるであろうベリーダンスショーへの期待を盛り上げます。また比較的紙面の情報が多いチラシのため、タイトルを立体的な雰囲気に仕上げることで、読み手に注目されやすくしています。
■ 情報が多い中でも、チラシの読み手が中だるみしてしまわないよう、レイアウトにメリハリをつけています。
■ 一体どんな世界が展開されるのであろう。本場のベリーダンスとはどんなものだろう。とイベント当日まで想像が膨らむようなワクワクするチラシデザインになるよう作成しました。
海外で活躍するプロダンサーによる凱旋イベントのチラシ制作例
日頃から海外で活躍されるプロダンサーが日本に帰国されることになり、凱旋イベントが企画されました。凱旋イベントの目玉はエジプトから帰国され、現地から直輸入のベリーダンスです。したがって、チラシのトップとしてはダンサーの名前「カイロからの宝石」を置いて、それをコンセプトとし、チラシの全体デザインをまとめていきました。
まず、内容の目玉となる公演内容のベリーダンスですが、エキゾチックな民族衣装で官能的な動きで演じられます。ベリーダンスでは、女性の「やわらかさ」「しなさやか」を前面に押し出したスタイルを採っており、ダンサーの妖艶さがつたわるショットが、一層エジプトのエキゾチックさを伝えます。
エジプトのエスニックさと、ダンサーのゴージャスさを表現
色目についてはダンサーの写真では肌の色が面積を占めるのと対比して、ゴージャスさを演出するために金色、黒色を基調にしたイメージを出すように心がけました。タイトルフォントは飾り文字で立体感があり、デザイン性のあるものにしています。
全体の出来上がりイメージとしては映画のポスターのような仕上がりとなっており、公演内容への期待とわくわく感が十分に表現できていると思います。出演者多数のため、出演者の写真を数多く並べて入れないといけませんでした。そのため、見た目を引き締めるためレイアウトを多段構成にして、主演者の写真、メイン助演者の写真、そして公演タイトル、更にはほかの出演者の写真、公演内容という順序になっています。このようなチラシデザイン依頼は、まずはコンセプトが重要になります。今回のように提供写真のクオリティが高いと、自ずとチラシデザインの仕上がりも良くなります。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ボリューム感のある情報をメリハリのあるデザインでまとめていますね。
ダンスのイベントを告知する場合には、実際にダンサーが踊っている写真を記載することが多くなっています。このチラシデザインでは、ダンスを踊っている人がメインというよりも、ダンスを踊るときの衣装がメインという感じがします。ダンスの楽しみ方は、ただ踊るだけではありません。このような作成方法も効果的だと思います。
金色を多く用いているので、とても豪華な感じが出ているのですが、黒を背景に多く用いていることから、派手すぎるということはありません。表面でしっかりと存在感を出しておき、裏面に詳しいイベントの説明をするという定番の作成方法ですが、この方法が最も見やすくてアピールしやすいと言えるでしょう。ダンスイベントは出演人数が少ない場合もあるのですが、このイベントは出演者の人数が多いので、写真も小さめになってしまうのは仕方がないでしょう。だからこそ金色を用いて、しっかりアピールできるように仕上げたのではないかと思います。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。