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緑色のデザインの心理効果

色彩心理とデザイン【緑】~自然と調和の色


緑色のデザインの心理効果

私たちの住む地球にはさまざまな色があふれています。青い海、緑の木々、色とりどりの花々・・・。自然が生きるために適応し、順応するために手に入れた色はどれも美しく、調和がとれています。人間が緑色を見るとリラックスできるのは、人間もそうした自然のサイクルの一部であることの証拠といえるのかもしれません。

緑色は、暖色にも寒色にも属さない中間的な色。ゆえに刺激が少なく、目にすることで心身のバランスを整える癒しの効果をもっています。精神的なリラックスのほか、眼精疲労を和らげるといわれており、目が疲れた時に自然の緑を見ることで、疲れを軽減し脳の興奮を鎮める効果が期待できます。

また、緑は信号の色に代表されるように「安全」や「安心」をイメージする色。デザイン的にもバランスがとりやすく、見ている人に安心感を与える表現に向いています。

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「緑」のイメージワード

「緑」のイメージ

●森林 ●自然 ●草原 ●山 ●癒し ●植物 ●野菜 ●新鮮 ●調和 ●平和  ●安全 ●避難 ●再生 ●環境 ●リサイクル ●バランス ●安らぎ ●リフレッシュ ●アウトドア ●エコロジー

 

「緑」の心理的効果

・心を穏やかにするリラックス効果

・肯定的な意味を伝える安心・安全の色

・自然とのつながりを感じる色

・環境保全への取り組み

 

色味や濃さによって変わる「緑」のイメージ

明るい緑

穏やかな・新緑・爽やか・ふんわりとした・癒し・やさしい

鮮やかな緑

成長・草・活発・若さ・森林浴・リフレッシュ・青春・萌える

青みのある強い緑(エメラルドグリーン)

高貴・宝飾品・贅沢・煌びやかな

深く濃い緑

原始・自然・苔・リサイクル・エコロジー・回復・生命・肥沃・リラックス

 

「緑」をデザインに取り入れるポイント

グリーンの出口のサイン

緑は、テレビやモニター、デジタル画像などRGBで表現される色光の三原色の一つです。

波長の違いにより知覚される色は、赤・橙・黄・緑・青・紫まで順に並び、緑はちょうどその中間に位置しています。暖色と寒色においても中間にあたり、目を引くような派手さはありませんが、その分、中立的なポジションでどんな色とでも調和しやすい色です。

とくに、緑と白、緑と黄色など明度に差がある色との組み合わせは、視認性と可読性が高く違和感なく目に入るため、案内標識や看板など誘導を目的とした表示に適しています。JIS(日本工業規格)が定めた、色のイメージを使って安全を確保する安全色の中では、緑を「安全状態」、「進行」という意味に位置づけ、非常口や避難所を示すピクトグラムや、救護室を表す標識などの色として採用しています。

エコロジーやリサイクル、サスティナブルに関する画像

太古の昔から、自然の色としてなじみ深い緑は、調和や平和、自然など落ち着きのあるイメージを連想させます。近年は、世界規模で環境問題がクローズアップされ、エコロジーやリサイクル、サスティナブルなど環境問題に密接なワードが緑に関連付けられてイメージされるようになりました。こうしたイメージを活用し、環境問題に配慮した理念を掲げるブランドやサービス、見る人にナチュラルでやさしいイメージを与えたい広告などには緑は最適なカラーだと言えます。

また、同じ緑でもゴージャスな印象を与えるエメラルドグリーンや、より自然のパワーを感じさせる深く色濃い緑、和の雰囲気にしっくりはまる灰色を加えたやわらかな緑など、色味と明るさに変化を持たせることで緑を主役にしたデザインの幅はぐんと広がります。

 

※色が与える印象や影響には個人差があり、国や環境・文化背景などによっては持つ意味や受け取るメッセージが異なる場合もあります。

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