


災害をテーマにした展示会の折パンフレットデザインです。
火事や雪害、津波や洪水・・・災害が稀であった時代から毎年のように災害が起こる現代。その対策に携わる企業を集めた展示会への出展案内パンフレットデザインです。表紙は、北海道で起こり得る災害をイラスト化したビジュアルをメインにデザインしました。災害時の代表的な場面を切り取るように立体的なイラストで描き、図鑑の挿絵のように表現しています。
危機感を高めるデザインカラー
全体に、タイトルや見出しは「危険」を表す黄色と黒の組み合わせを使い、危機対策カラーを打ち出しました。パンフレット中面では、台風が渦を巻く雲の写真を背景に、展示会の趣旨と概要を説明し、同時に開催する展示会を紹介しながら、北海道に根差す企業が出会う場となる展示会であることを説明しています。
出展希望者への丁寧なサポート
パンフレット裏表紙では、出展に必要な費用や、ブースに必要となる物品、出展者セミナー等を案内し、申し込みからの流れをチャートで説明することで、不安なくエントリーできるようまとめています。



初回の展示会パンフレットデザインで注意したい「デザインの構成」
展示会パンフレットは基本的に前回開催されたデザインを踏襲することが多いです。そのため、第1回目の展示会パンフレットの制作には十分に注意しなくてはなりません。初回の展示会パンフレットだからこそ「デザインの構成」が重要になります。当サービスがデザインの構成で意識しているのが「起承転結を踏まえたデザイン」と「視線誘導」です。
「起承転結」で伝わりやすいパンフレットに
起承転結とは、文章や話を秩序正しくまとめる構成の意として用いられるものです。パンフレットはテキスト量が多くなりやすい制作物です。そのため、テキストの流れに合わせてデザインも起承転結を意識することで、パンフレットの内容が伝わりやすくなります。
作例では表紙に災害に関するグラフィックを用いて、問題提起となんの展示会なのかを同時に表現しています。ページを開くと災害対策の重要性を継承して解説。隣の「転」にあたるページでは展示会の出展要綱や商談内容などを紹介しつつ、最後の裏表紙で具体的な出展案内という流れで構成しています。テキスト量が多い「結=具体的な出展案内」をわかりやすく説明するためにも「起承転結」を意識してデザインしました。
「視線誘導」で大量のテキストを読みやすくする
視線誘導とはパンフレットを読んだ人の視線の流れを意図的にコントロールする手法のことです。起承転結のデザインでは視線誘導を考えて作ることで、読み手はストレスを感じることなく読み進めてもらえるでしょう。
作例で意識した視線誘導のポイントは「見出しのデザイン」です。1ページ目の見出しデザインはテキスト部分を太いマーカータイプの線にし、テキスト終わりからページの右端までを細いマーカーにしています。そして2ページ目の見出しはテキストを中央揃えにし、太い角丸のマーカーにしました。最後の出展案内のページ(裏表紙)では、カッチリした印象を持たせるために角を丸くしないマーカーにしています。
全体的に黄色マーカー×黒文字で統一することによって、同一ページで上から下へ読み進めてもらえるような視線誘導を行いました。見出しのデザインを情報ごとに切り替えることで、視線を誘導するようにデザインしました。
テキスト量が多くなりがちな初開催の展示会だからこそ「構成」を考えたデザインが大事
初開催の展示会出展案内パンフレットでは、出展者が理解しやすい「構成」が重要になります。当サービスでは、起承転結や視線誘導といった手法を使いながら、ご依頼者様の目的に合わせたパンフレットを制作しております。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
コロンとしたフォルムで分かりやすく危険な場所を喚起するパンフレット制作例
山火事や津波、竜巻などを老若男女に分かりやすく提示するデザイン
日本で起こりうる災害にはさまざまなものがありますが、丸みを帯びた立体的なイラストなら、老若男女にそれぞれに注意喚起ができるでしょう。いつ起きるのか分からない災害に備える心構えを思い出させてくれる表紙です。パンフレットの上下に黄色と黒色のラインが入っているのも、危険を知らせるカラーとして機能していますね。北海道や「災害リスク」も同色で構成されており、「危険」とそれに対する「備え」を視覚的にあらわしています。
たくさんの情報をスッキリ読ませるために写真やグラフを多用
展示会の要項はどうしても文字情報が多くなりがちですが、申し込みの流れを解説したチャートや出店対象を視覚的に確認できる写真など、テキスト以外の要素を組み合わせて一目見たときに得られる情報量を多くしています。テキストばかりのパンフレットだと読み流されてしまうおそれがありますが、バランスよく写真やグラフを配置すれば内容をきちんと読み込んでもらえるのではないでしょうか。
「危機対策カラー」を紙面に持ち込む ― 災害系イベントパンフレットの色と構成
災害対策をテーマにした展示会のパンフレットには、他のジャンルにはない独特の設計課題があります。「危険」を連想させつつも「恐怖で煽る」ことなく、出展者に対して冷静に情報を伝える必要がある。この作例は、その微妙なバランスをデザインでどう実現しているかを観察してみましょう。
黄色×黒 ― 「警告」を紙面の文法に変換する
この作例では、タイトルや見出しに黄色と黒の組み合わせが一貫して使われています。この配色は、道路標識や工事現場のバリケード、危険物の表示などに用いられる「警告色」として広く認知されています。
パンフレットのデザインにこの配色を取り入れることで、「災害対策」というテーマ性が一目で伝わります。同時に、見出しとして使う分には「注意を引く色」として極めて有効で、情報の優先度を示す視覚的なヒエラルキーが自然に生まれます。
イラストで「災害」を表現するという選択
表紙では、火事、雪害、津波、竜巻といった災害が立体的なイラストで描かれています。実際の被災写真を使うことも選択肢にはあったはずですが、あえてイラストが採用されています。
実際の被災写真は衝撃が大きすぎて、読み手に「怖い」「目を逸らしたい」という反応を引き起こすリスクがあります。パンフレットの目的は出展を促すことであり、恐怖心をあおることではありません。イラストにすることで、「災害は起こり得る」という認識を喚起しつつも、パンフレットとして「手に取りたい」「読みたい」と思える範囲に情報の強度がコントロールされています。
「起承転結」の構成が初回開催パンフレットに効く理由
既存本文では、このパンフレットが「起承転結」を意識した構成で作られていることが解説されています。表紙(起)→災害対策の重要性(承)→展示会の出展要項(転)→具体的な出展案内(結)という流れです。
初回開催の展示会では、出展を検討する側に「過去の実績」を見せることができません。そのため、「なぜこの展示会が必要なのか」をストーリーとして伝える必要があります。起承転結の構成は、「問題提起→背景→解決策→具体的行動」という説得のロジックに対応しており、読み手を段階的に説得するのに向いています。
二回目以降であれば「前回はこれだけの企業が参加しました」という実績データが使えますが、初回にはそれがない。だからこそ、構成力で読み手を動かす必要があるのです。
※掲載のパンフレット・冊子は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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