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Kalloのパッケージデザイン7

健康は家庭で。愛着を持てる普段づかいブランドに進化したKalloのパッケージデザイン


Kalloのパッケージデザイン7

今回のコラムでは、Kalloのパッケージデザインを紹介しましょう。特別な人たちだけのものではない、普段づかいのためにとても愛着のあるデザインとなっています。人工的なものを一切使用しないKalloらしいパッケージデザインは大規模な調査を行なって決定されたものでした。

いくつかある種類からブイヨンの可愛いデザインをみていきます。それぞれに物語があるというユニークな提案もKalloの楽しい特徴です。読者の皆さまはどのパッケージがお好みですか?

Kalloのリニューアルに見る「健康食品パッケージの脱・ストイック化」

Kalloのパッケージリニューアルでは、健康食品にありがちな「ストイックで禁欲的なデザイン」から、「親しみやすく日常に溶け込むデザイン」へとトーンが変化しています。

健康食品のパッケージは、「体に良い=楽しくない」という暗黙の連想を消費者に持たれがちです。Kalloのリニューアルは、配色を温かみのあるトーンに、イラストを柔らかいタッチに変えることで、「健康的であることが日常の楽しみの一部になる」メッセージを視覚化しています。「我慢して食べるもの」ではなく「選びたくなるもの」へ。この印象の転換がリニューアルの核心です。

 

たくさん種類のあるKalloのブイヨン

Kalloのパッケージデザイン1

イギリスではストックと呼ばれるブイヨン。野菜や肉の出し汁を凝縮したキューブです。

Kalloではチキンか野菜かという少ない選択ではなく、数あるブイヨンからお好みのものを選ぶことができます。すべてオーガニックです。

・ビーフ
・チキン
・野菜
・ガーリック&ハーブ
・トマト&ハーブ
・マッシュルーム
・シラチャ
・フレンチオニオン
・グレイビー

 

分かりやすく楽しいKalloのパッケージデザイン

健康は家庭から、楽しく便利に調理ができるKalloのブイヨン。レディミール(電子レンジなどで温めるだけの調理済み食品)に頼らず、美味しいご飯が作れます。

楽しいパッケージは肉だけ野菜だけと決めずに、お料理に合わせて色々なブイヨンを用意したくなります。インパクトのある配色と、何のブイヨンなのか一目で分かる美しいビジュアルのイラストはキッチンカウンターと相性が良いものです。また、それぞれのブイヨンにはイギリスらしいかけ合いが楽しい物語が設定されており、お子さんのいるご家庭では一緒にクッキングする機会が増えるかもしれません。家で安全で美味しいご飯を作って幸せを感じることが今の時代は特に必要なのかもしれません。

ビーフのパッケージ

Kalloのパッケージデザイン2

深みのあるバーガンディ色がキリッと美しいパッケージデザイン。

丘の上に住んでいた若い牛は冒険、興奮、そしてスリルなものに憧れています。彼女は草原で草を噛むことに飽きていたし、他の牛たちは退屈で気品がないと考えています。そこで、彼女は海岸に向かうバスに飛び乗り、トーストをかじりながら地図を見ているのです。

マッシュルームのパッケージ

Kalloのパッケージデザイン3

マッシュルームの独特の旨味がブラウンのなかでも朽葉色(くちば色)と赤みのある紫色で美味しそうに表現されています。

「私はとても美味しいですよ」キノコは宣言しました。「焼いて良し、煮て良し。キャセロールもいいって言われているんですよ。」そこで、玉ねぎが言いました。「もういい。十分だろう。君の魅力は分かっているよ。」

シラチャのパッケージ

Kalloのパッケージデザイン4

シラチャとはタイ発祥のピリ辛ソースです。このブイヨンでコクと旨味を出せば家庭でも美味しいアジア系ディナーが作れます。

「ラーメンに火を入れよう。カレーにスパイスを加えよう!」シラチャが叫んでいます。しかし、唐辛子は「落ち着いて、我慢が肝心だよ。シラチャはニンニクと僕がいないとうまく効かないよ」と言います。そして彼らは一斉に料理の中に飛び込みます。すると、美味しいご飯ができ上がりました。

”旨味”まであるKalloのブイヨン

Kalloのパッケージデザイン5

下味をつけたり、隠し味に便利なブイヨン。旨味が増すため、多くの家庭で使われています。

近頃、イギリスで”umami”という言葉が浸透してきました。umami Japanese restaurantという名のレストランもあるほどです。

そして、Kalloにもumamiのブイヨンがあります。

落ち着いたオレンジのベース色にマッシュルーム、トマトそして玉ねぎのイラストが描いてあり、”Rich & Delicious”とアピールしています。

チューブスタイルもあるブイヨン

Kalloのパッケージデザイン6

箱のパッケージだけでなく、チューブも揃っているKalloのブイヨン。中はペースト状です。チキンで見てみると、蓋は深みのあるグリーンですがこの部分は他のブイヨンも共通した色になっています。

 

big fishによるパッケージデザイン

“think big, dive deep, swim fast”

Kalloのデザインは、結果重視のブランドデザインマーケテイング・コンサルティング会社big fishによるものです。big fishは大きなスケールで考え、より深く潜り、より速く泳ぐという信条を持っています。

様々な仕事をしていますが、特に消費者の行動を変化させる気候変動に配慮したブランド構築、パッケージにおいて業界をリードしています。

Kalloのパッケージデザイン7

Kalloも天然の素材を使い、人工添加物を一切使用しない商品を提供することで健康的な食生活、そして正しく作られたものを食べる喜びを約束しています。Kalloとbig fishとのコラボはごく自然なものだったのかもしれません。

以前のパッケージが冷たい印象で、Kalloらしさを反映したものでないと考えたbig fishは大規模な調査を行ないます。その結果、それまでは一部の意識が高い系消費者が主な購入者だったのを、特別なニーズがなくても愛着を持てるというブランドの位置づけの変更に成功しました。

「愛着を持てる普段づかいブランド」を目指すパッケージの設計原則

Kalloが「愛着を持てる普段づかい」のポジションを目指しているパッケージ設計では、「特別すぎない」ことが重要です。高級感を追求しすぎると「特別な日にだけ使うブランド」になり、日常使いから遠ざかります。

「普段づかいの愛着」を生むパッケージの条件は、「キッチンの棚に置いてあっても違和感がない」「見るたびに少しだけ気分が上がる」レベルのデザインです。主張が強すぎず、かといって無個性でもない。このちょうどよい加減は、「自分のキッチンにこのパッケージが並んでいたらどう感じるか」を制作中に常にイメージすることで見つけられます。

 

美味しいKalloに愛着が湧くパッケージデザイン

Kalloには他にシリアル、ライス&コーンケーキなどヘルシーなものが揃っています。

それにしても、それぞれのフレイバーに物語を持たせるなんてユニークですね。そして、パッケージデザインも楽しく、安全で美味しいオーガニックであればKalloに愛着を感じるのも当然かもしれませんね。

参考:
Kallo (https://www.kallo.com)
big fish (https://bigfish.co.uk/work/kallo/)


<プロフィール> ビスコム
ロンドン在住ライター。イギリスに住み、さらに強くなったデザインやアートへの興味をライティングに活かす。インテリアにも食指が動き、Edward BulmerやWilliam Morrisのセンスに憧れる。剣道道場運営やボランティア活動も行ない、バランスのとれた在英生活を満喫中。

 

※掲載商品・パッケージ等のデザインは当サービスの制作実績ではありません。


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この記事について

執筆: ASOBOAD編集部

デザインの潮流や作例調査をもとに記事制作・編集を行っています。

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