
煮込み料理がメインのレトロな雰囲気が漂う居酒屋ロゴです。
釜底の炎が文字になっている等、細かいギミックが面白いデザインに仕上げています。煮込み釜をそのままマークに取り入れたシンプルなロゴデザインです。
昔懐かしいタイポグラフィと配色
このロゴは、昭和時代の温かみと親しみやすさを目覚めさせるデザインで、訪れる顧客に懐かしさを感じさせます。優しい暖色系の配色は、レトロな喫茶店や昔ながらの家庭料理のイメージを喚起し、どこか心安らぐ雰囲気を演出しています。ロゴのほっこりとした書体は、手書き風のあたたかさを感じさせ、手作りの料理へのこだわりを表しています。
親しみやすいモチーフの利用
釜のイラストは、文字通り「煮込み料理」のお店であることを伝えつつ、フレンドリーな雰囲気を加えています。湯気を上げて今にも料理が出来上がりそうな様子は、食事を通じての幸福と満足感を予感させます。ロゴにストーリーを感じさせることで、顧客の記憶に留める効果があります。
炎のシンボルを活かしたデザイン
ロゴの下段にレイアウトされた火を模した文字は、熱々の料理とお店の情熱を象徴しています。この要素は、食材がじっくりと煮込まれている様子を視覚化し、料理の美味しさを暗示しています。食の楽しみを最大限に引き立てるための工夫が凝らされており、シンプルながらも強いメッセージを持っています。

ロゴ作成例に関する考察
一瞬でイメージを伝えるロゴの力
ほっこりした雰囲気のある居酒屋のロゴを作成する場合には、どのようなことに注意したらよいでしょうか。まず、その前に、店舗ロゴやロゴマークの重要性や目的について知っておきましょう。
ロゴマークの役割とその心理的影響
ロゴマークは、ただの記号に思えるかもしれませんが、マーク自体には言葉とは少し違うメッセージ性があります。人間は、言葉を聞いたり読んだりする時には脳が理解しますが、通常左脳で理解をしようとします。一方、マークを理解しようとする脳は右脳になります。文字とマークの2種類で理解をさせようとするわけです。
ロゴが持つ心理的影響の大きさ
会社のロゴが極端にカッコ悪いと帰属意識が薄くなり、仕事に対して熱心になれる人が出る可能性は否定できません。商品のロゴの場合には、商品に対するプライドが持てず、よい商品を作ったり、販売することが難しくなります。このように会社やお店、商品のロゴには大きな意味があり、その意味を履き違えて作成してしまうと、あらゆる場面でマイナスに働くことになります。
味わいを感じさせるロゴ作り
では、今回のような居酒屋のロゴはどのように考えるべきでしょうか。デザインとしては、釜を使ったロゴにすることで、調理風景が想像できるようになっています。煮込み料理そのものをシンボル化することはできないこともありませんが、煮込み料理と言われて想像するものは、人によってそれぞれです。また、赤や黄色、オレンジ色などの暖色系をメインに使用し、あったかい感じを伝えています。逆に青や水色などの寒色を使うと、鍋や煮物が冷たくなっているイメージを与えることになるので、積極的にこれらの色は使用しません。
手作り感を強調する親しみやすいデザイン
また、ロゴ全体に「手作り感」を漂わせることで、手塩にかけた料理が出てくるのではという期待感を持たせています。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
細かなロゴのこだわりに感心しました。
これは遊び心にみちた、眺めているだけで楽しいロゴですね。もう今すぐにでも行きたい! お鍋食べながらお酒飲みたい! そんなふうに思ってしまいましたよ。そういう欲求を刺激するというだけでも、このロゴは素晴らしい宣伝効果を持っているのではないでしょうか。だって近くにこのお店があったら私、今すぐ走って行っていますもの。入ってからひとりであることに後悔するんですけどね。いえ、それはともかく、このいかにも煮込んでそうな字体はなんななのでしょう。美味しいダシに煮込まれて、あぁもう、このロゴ自体が美味しそうに見えてきます。そのような、まるでお店の名前が煮込まれた具であるかのように見えてしまうのは、その下にある文字に理由があるんですよね。
言うまでもないことですが、これ、火の形になっています。これがあることによって、何かを煮込むお店だなというのがわかるようになっているのです。そしてきわめつけは、お鍋のシンボルマークですよ。こんなところに、こんな美味しそうなフォントの文字を配置したら、そこでぐつぐつと煮込まれる各種具材を思い浮かべないわけにはいかないではありませんか!ねぎとか豆腐とか白滝とかお肉とか。そういったものが鍋にぐつぐつと煮込まれて、白い湯気を立てているのを想像してしまいます。
お店の名前をローマ字にして火に見立てたところに、このロゴのすごさがありますが、全体的に、鍋というのをテーマにして、それが貫かれているからこそ、今日は鍋食べたいなと思ってしまうようなデザインになっているんですよね。素晴らしいロゴマークだと思います。
VOICE ※第三者による感想です
お店も人の趣味も多用化しているから、デザインも多様化しているんですね。
昔は居酒屋を選ぶとき、赤ちょうちんを見て決めるという人が多かったのではないでしょうか。現在では看板のデザインや雰囲気を見て決めるという人も多くなってるのではないでしょうか。居酒屋と言ってもお酒を提供するだけではなく、いろいろな料理も一緒に提供されます。よってお酒のロゴデザインでは一般的すぎるので、やはり得意としている料理が何かわかるようなものにするのが差別化につながります。中には本格的な食事ができる居酒屋もあるので、そのような店は料理が何かわかるようにした方が、それを目当てに来るお客を確保できます。
このロゴデザインを見ると、釜を火にかけているのがわかると思いますが、このようなロゴデザインであれば、この店は煮込み料理が得意だとすぐわかります。今日は煮込み料理が食べたいと思っている人を引き込むことができるので、お客の増加にも繋がるでしょう。店名にも煮込みという文字を使っているので、いかに煮込み料理に力を入れているのかが分かります。しかも和の落ち着いた雰囲気や、レトロな雰囲気も出ています。
「煮込み料理」をロゴでどう表現するか — 料理そのものではなく「調理の過程」をシンボル化する発想
居酒屋のロゴで料理ジャンルを表現しようとする場合、最初に思いつくのは「完成した料理」をイラスト化するアプローチです。しかし煮込み料理は種類が多く、人によって想像するものが異なります。もつ煮込みを思い浮かべる人もいれば、肉じゃがを想像する人もいるでしょう。特定の料理を描いてしまうと、他のメニューが排除されるように感じられるリスクがあります。
このロゴは「釜」という調理器具をシンボルに選ぶことで、その課題をスマートに解決しています。釜は「煮込む」という調理のプロセスそのものを表しており、結果(特定の料理)ではなく過程(調理法)にフォーカスしていることで、メニュー全体を包含するシンボルとして機能します。
暖色系のみで構成する配色が「温かさの一貫性」を徹底する
赤・黄色・オレンジといった暖色系のみで構成された配色は、煮込み料理の湯気やほっこりとした空気感を視覚的に再現しています。制作サイドでは寒色系(青や水色)を意識的に排除しており、もし青が入れば鍋が冷めているような印象になりかねません。
この「使わない色」の判断は、「使う色」の選択と同じくらい重要です。色の数は限られていても、暖色系の中で赤→オレンジ→黄色と温度の異なる色を使い分けることで、単調にならない温かみのグラデーションが生まれています。見る人がグラタンのような香ばしさやおでんの湯気を無意識に想像するとしたら、この色彩設計が成功している証です。
手作り感のある線と文字が「おふくろの味」と「個人経営」を同時に伝達する
ロゴ全体に漂う「手作り感」は、この居酒屋の価値提案そのものです。チェーン店の居酒屋であれば、機械的に統一されたクリーンなロゴが適切ですが、手塩にかけた煮込み料理が売りの個人経営の居酒屋では、手作り感がそのままブランドの強みになります。
均整の取れすぎたフォントではなく、あえて人の手の温もりを感じさせるタッチで仕上げることで、「ここは大量生産ではなく、一つひとつ丁寧に作っている店だ」というメッセージが発信されます。料理に対するこだわりを言葉で説明するよりも、ロゴの質感が雄弁に語っているのです。
※掲載ロゴデザインのモックアップ・使用例はイメージです。実際のロゴの仕上がり・活用例とは異なる場合がございます。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。
↓↓↓ ロゴ制作をご検討の方へ ↓↓↓
ロゴ事例を見てから検討したい
これまでのロゴ制作事例やサンプルについては【ロゴの制作事例】ページ からご覧いただけます。まずは無料お見積もりから
お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。ロゴ制作の流れや失敗しにくい進め方については、【失敗しないロゴデザイン制作・ブランディング】のページでも詳しくご紹介しています。デザインコラム・ブログについて
ロゴデザインの考え方やコンセプトづくり等のポイントは、書体・ロゴデザインのコラム一覧でまとめています。