


工場の案内を力強くも親しみやすくデザインした二つ折りの会社案内デザインです。
工場に行かなくては目にすることのない作業内容や金属製品をコンパクトなパンフレットにまとめました。
表紙デザインのアイキャッチ – 会社の象徴を前面に
表紙には、工場での作業風景や製品の写真とシンボルマークを大きく配置し、ロゴマークをセンターに入れて、会社のイメージを形作っています。裏表紙には、背景にシンボルマークを地紋のように入れ、加工方法や海外の工場を紹介しています。
工場がもっと身近に感じるカラフルな中面デザイン
中面では、加工の手順を写真や吹き出しなどを使いながらPOPに紹介。重々しくなりがちな工場風景をブルーやイエロー、オレンジやグリーンなどのアクティブな印象のカラーを使うことで明るく親しみやすいデザインに仕上げています。
企業の歴史とコミュニティ – シルエットとグラデーションのデザイン
下段には町の風景をシルエットで入れ、淡いグラデーションを敷き、会社概要と沿革を掲載しています。


親しみをもちやすい工業系パンフレットデザインのポイント
企業案内の中でとくに難易度の高い業界は工業でしょう。専門用語が多く、一般的な言い回しがまったく違う意味として使われることもあります。パンフレット制作においては、一般の人でもわかりやすいように、テキストやイラストを工夫する必要があります。見やすい、理解しやすいパンフレットにすることで新規顧客の開拓や見込み顧客の獲得につながるでしょう。
作例のパンフレットは、金属工業会社のパンフレットです。一見するとわかりにくい作業工程を写真で1つ1つ丁寧に説明することで、仕事内容が理解しやくなるように心がけました。また、ロゴデザインを背景にも使用することで、ブランディングにもつながるような親しみのあるパンフレットになりました。今回の企業のパンフレット制作において、意識したことは次の2点です。
- メタリックカラーを基本に、暖色系のポイントカラーを使用する
- 写真を作業工程ごとに配置し、視覚で理解を
専門的な分野を理解してもらいやすくなる企業案内パンフレットのポイントについて、お話ししていきたいと思います。
メタリックカラーを基本に、暖色系のポイントカラーを使用する
パンフレットのメインカラーを決める際、コーポレートカラーを利用する企業が多いです。コーポレートカラーとは、企業イメージを想像させる色のことを指します。大手コンビニならば「緑とブルー」や「白とブルー」。ファストフード店なら「赤と黄色」や「赤と緑」といった色です。
コーポレートカラーのほかにパンフレットで使われることの多い配色が「業界をイメージしやすいカラー」です。農業や漁業であれば「緑と茶色」、「青と白」などが挙げられます。鉱業、採石業であれば「灰色と黒、白」などが挙げられるでしょう。
工業系のパンフレットの場合は、取り扱っている素材の色でもあるメタリックカラーを起用するケースがあります。メタリックカラーはスタイリッシュでかっこいいイメージの色である一方、無機質で冷たいといったマイナスイメージもあります。無機質なメタリックカラーを使用しながら、親しみやすさをもたせるためには、暖かい色味を取り入れることが重要です。
作例のパンフレットは、メタリックカラーを基調としながら、ポイントにイエローやオレンジといったあたたかくてポップな色を使用しました。全体のカラーリングを暖色にするのも方法のひとつですが、あえてワンポイントで使用することで、企業イメージを連想させつつ、親しみのもてる企業であることをアピールできます。
写真を作業工程ごとに配置し、視覚で理解を
専門的な仕事内容は、視覚に訴えかけられるパンフレットデザインにすることが重要です。「専門分野だから難しそうだ」と読み手に思われると、読み飛ばしも発生し、最後まで読み進めてもらえたとしても「よくわからない」といった状態に陥ってしまいます。
作例は金属加工の難しい工程を写真や吹き出しを使用して「どんな仕事をしているのか?」をわかりやすく伝えるように心がけました。難しく見えがちな作業工程をテキストで表現するのではなく、作業工程に興味をもってもらいやすい写真を中心にしました。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
カラフルな仕上がりが親しみやすさを感じさせる工場案内パンフ
ブルーと暖色系の組み合わせがエネルギッシュなパンフレットデザイン
パンフレット中面は、表紙のブルーを使いつつも差し色としてイエローやオレンジを組み合わせポップで明るいイメージが伝わってきます。工場製品のメタルカラーは、印刷すると落ち着いた印象になってまとまってしまいがちなので、明るい色と丸みのあるフォントは新鮮ですね。写真も並べて掲載するのではなく、重ねたレイアウトにしているところが動きを感じさせてくれます。
メタルカラーと相性のいいブルー、白文字と黒文字を使い分けてスタイリッシュに
パンフレット表紙は、工業製品のメタルカラーを引き立ててくれるブルーがスタイリッシュです。縦半分に割ったスッキリした構成も、スマートな印象。裏表紙にロゴマークが斜線上にあしらわれていているのも老舗ブランドのショッパー風でユニークです。白色テキストと黒色テキストを使い分けることで、社名がくっきりと際立つような仕上がりに。全体を黒色テキストにすると重くなってしまいそうなので、圧迫感を感じさせないこのバランスがポイントといえそうです。
金属工業会社の会社案内に見る「堅さ」を和らげるカラー戦略
メタリックカラーと暖色のバランスが生む親しみやすさ
金属加工工場の会社案内では、製品や設備の写真が必然的にメタリックで無機質な印象になります。工場の内部、金属を加工する機械、完成した金属製品のいずれも、グレーやシルバーといった冷たい色調が支配的です。こうした素材写真をそのまま紙面に並べるだけでは、「冷たい」「近寄りがたい」という印象が読み手に残ってしまいます。
この作例では、ブルーやイエロー、オレンジ、グリーンといったアクティブな印象のカラーを要所に配置することで、金属素材の冷たさを効果的に中和しています。工場の作業風景は一般的になじみが薄い光景ですが、カラフルな見出しや装飾が加わることで、パンフレットを手にした人が抵抗感なくページをめくれる紙面に仕上がっています。
工場系の会社案内は取引先候補の担当者が最初に目にする資料であることが多く、第一印象は商談の入り口に影響します。重厚で専門的であることを示しつつも、「相談しやすそうだ」と感じさせるトーンが会社案内には求められます。
加工工程の「見える化」と吹き出しの効果
工場に行かなければ目にすることのない作業内容や金属製品をコンパクトなパンフレットにまとめる作業は、「何を」「どの順番で」見せるかの選択が重要です。この作例では、中面で加工の手順を写真で順を追って紹介していますが、単に写真を横に並べるだけでなく、吹き出しを使ってPOPに解説を添えています。
工場の加工工程は、専門知識のない人にとっては「何をしている写真なのか」が一見してわかりません。吹き出し形式の説明は、漫画のように視線を自然と誘導し、堅い工業系のコンテンツを読み物として楽しめるレベルにまで噛み砕いています。重々しくなりがちな工場風景を親しみやすいデザインに仕上げるというコンセプトが、細部にまで一貫しています。
町のシルエットで語る地域との結びつき
下段に町の風景をシルエットで配置し、淡いグラデーションを背景にして会社概要と沿革を掲載する構成は、企業が地域コミュニティの一員として長く操業してきた歴史を視覚的に伝えています。金属加工という業種は、消費者と直接接点がないBtoB事業であることが多く、地域との結びつきが見えにくいものです。
あえて町のシルエットを取り入れることで、「この地域でものづくりに携わってきた」という企業の姿勢が紙面から読み取れます。沿革に記された年号と合わせて見ることで、地域に根ざした企業としての安心感がさらに強まります。
シンボルマークの地紋的活用によるブランド浸透
表紙には工場での作業風景や製品の写真とともにシンボルマークを大きく配置し、裏表紙ではそのシンボルマークを地紋のように背景に敷くという二段構えのブランディングが施されています。表紙で「この会社はこういうマークを使っている」と認知させ、裏表紙ではさりげなくリピートすることで、押しつけがましくなくブランドを浸透させる手法です。
裏表紙には加工方法や海外の工場情報も掲載されており、国内だけでなくグローバルな展開力もさりげなく示されている点は、取引先候補への訴求として抜け目がありません。
※掲載のパンフレット・冊子は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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