


はつらつとした印象で歯並びについてわかりやすく解説する予防矯正歯科のパンフレットデザイン。
子どもたちが楽しそうに飛び跳ねる元気いっぱいの表紙イラスト。カラフルな色使いで子供たちの豊かな個性や輝かしい未来を示唆しています。背景にはパステルカラーのドット柄や、歯磨きをする可愛らしい歯のキャラクターが配置されており、細部まで子供の関心を引く工夫がされています。タイトルも歯科医院の堅いイメージを払拭し、通いやすい場所であることをアピールしています。
表紙裏とトビラページの効果的なつながり
パンフレットの表紙をめくると現れる表紙裏のページとトビラページ。この2ページを繋ぎ合わせ幼少期の歯並びから予想される将来の歯並びを矢印でつなげることで、可能性の一つとしてわかりやすく表現になっています。将来の可能性を示す写真に、太い矢印で直結しており、この見開き2ページを使った「現在→未来」の視覚的な連動が、保護者に「うちの子も関係あるかも」と強く感じさせる導入になっています。
鮮やかなビジュアルで伝える「癖」の紹介
さらにトビラページを開くとそれぞれの歯並びごとに気を付けたい『癖』へと矢印で誘導されます。癖の紹介の周りは目を引く黄色で爆弾のような吹き出しを描き、見ている方の視線を集めるように構成しました。中面中央のページではデータを円グラフで提示し、問題の重要性を強調しています。その上で、具体的な悪癖を、イラストと共に鮮やかな黄色や青色の爆弾型吹き出しで示すことで、「要注意」というアラートであることを直感的に伝えています。
わかりやすさと透明性の確保
そうした癖を直し、良好な歯並びへと導くため、歯科医院でどのような治療を施すかについて、中面の3ページ目で項目を3つに分けて説明しています。最後に裏表紙では治療内容と費用をわかりやすく表組で表し、診察前に情報を伝えることで保護者の感じる負担感や不安因子を解消しています。
中面右ページでは、具体的な治療法を実際の写真やイラストを用いて紹介し、専門的な内容を親しみやすく解説しています。さらに裏表紙の料金表では、症状の異なる2パターンで明確に提示されています。この費用の「透明性」こそが、保護者が最も知りたい情報であり、安心して相談へ進むための大きな後押しとなっています。


子ども向けパンフレットでカラフルな配色を綺麗にまとめるデザインのポイント
子ども向けのパンフレットの場合、元気で明るい雰囲気をつくるためにカラフルに仕上げることも多いでしょう。ただし、色数が増えれば増えるほど、まとまりがなくなってしまい、伝えたいことが十分に伝わらなくなることもあります。
色が多いと文章が読みづらいという弊害も生まれるため、配色に注意しながら全体のデザイン構成を整えることが重要です。
当サービスが、今回のパンフレットで意識したポイントは3つです。
- 色相環をもとにして配色を決める
- 配色の比率で構成する
- 図や写真のアクセントとして色分けをする
子どもさんが見て「行ってみたい!」と思わず口にするようなパンフレットデザインのポイントについてお話ししていきたいと思います。
色相環をもとにして配色を決める
色数は多くても3色までに絞るようにするとまとまりが出ます。複数の色を選ぶ場合は、相関図で隣り合っている色を選ぶと綺麗です。逆に、色相環で補色にあたる色同士を組み合わせる場合は、バランスがとりにくくなります。補色を使う場合は、自然に存在している色の配色を見本にして組み合わせてみましょう。
色相環で相性の良い色は、自然界がもっとも参考になります。自然界の景色は調和されている色です。どのような色を使っているか分解してみましょう。
- 夕焼けの景色(ピンク、紫、青)
- 桜と菜の花が咲き誇る春の景色(ピンク、黄色、青、緑)
- 夏の海(砂浜のベージュ、青、緑、白)
- 秋の紅葉(赤、オレンジ、黄色)
- 冬のスキー場(白、黒、茶色、濃い緑色)
どのような色を組み合わせたらよいかは自然界を参考にすることで、効率的に配色構成が作れます。自然界以外でも想定顧客が良く目にする配色パターンを活用するのも一つの手法です。子ども向けのパンフレットでは、大手おもちゃショップのロゴカラーや有名子供服のロゴカラーを参考にするのも良いかもしれません。
作例ではベースカラーとして赤、青、黄色、緑の4色を使用しました。それぞれの色の濃淡を変えているため、4色以上使っていると思われがちですが、実際は4色しか使用していません。今回使用した色は三原色と自然の色である緑です。自然界に存在する空の青。木々や森の緑。お花の色が連想できる赤と黄色、といった配色にしているため、4色を使用してもバランスがとれているのです。子どもが感じるであろう、歯科矯正への「怖い」「痛そう」というイメージを「楽しそう!」に変えられるような配色を意識しました。
配色の比率で構成する
配色には黄金比ともいえる比率があります。3色使いを基本として、比率を覚えておくと色使いがスムーズです。
- ベースカラー 70%
- サブカラー 25%
- アクセントカラー 5%
厳密に守る必要はありませんが、目安として活用してみましょう。6:3:1で配色することもあります。大体でも比率を覚えておくと役立ちます。3色以上使いたい場合は、ベースカラーの比率を2等分してバランスをとりましょう。
作例では4色以上使用していますが、ベースカラーとサブカラーの比率を守っているため、まとまりがあります。アクセントカラーをカラフルにちりばめることで、楽しくポップな印象を与えつつ注目させたい部分を際立たせました。作例のカラフルな色使いは「楽しさ」や「ポップ」といった子どもさんの心理的な反応を促す配色です。サービスや商品によって、色彩心理効果を使い分けるとよいでしょう。
図や写真のアクセントとして色分けをする
子どもさんの興味関心を引くためには配色以外にも工夫が必要です。工夫すべき箇所は「図」や「写真」です。たんに写真や図をパンフレットに掲載したとしても、カラフルな色合いに負けてしまうようであれば、興味関心を引くことはできないでしょう。
写真に注目してもらうための工夫が必要です。一番簡単なのは、写真の周り、枠部分に仕掛けをすることです。色を入れてカラフルにしたり、枠部分に装飾を入れたりすることで、写真を効果的にターゲット顧客へ訴求できます。ただし、単にに複数の色を使ってカラフルにするだけでは、パンフレットとしての意義を失いかねません。インパクトを重視したポスターとは違うため、内容が活きるような色使いをする必要があります。
作例では、歯の写真を複数並べています。シンプルに並べるのではなく、それぞれの症状ごとに色分けして縁取ることでデザイン全体のアクセント、伝えたいことの区別化ができています。親御さんが見てもわかりやすいように、色を変えて掲載したことで、どの症状が自分の子どもに近いのかも一目でわかりやすくなるでしょう。色分けを巧みに使ってレイアウトして、読みやすくわかりやすいパンフレットに仕上げました。カラフルにしたい場合は、色分けとして色数を増やすのも方法の1つです。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
賑やかで楽しい色使いのパンフレットデザイン作例
子どもの元気な姿が楽しい表紙デザイン
カラフルな色使いと、正面に向かって思い思いのポーズを取る子どもたち(と歯のキャラクター)がインパクト大。矯正というと「痛い」「苦しい」というイメージがある親世代も多いかもしれませんが、それを払拭してくれるような明るい表紙です。元気な子どもの笑顔を守るために矯正をしてあげたいという気持ちが、自然に湧き起こってきます。表紙から中面まで、下部にぐるりと街並みのイラストがあしらわれているのもキュートですね。
歯並びのタイプと対策が一目瞭然
実際に矯正が必要な歯並びの写真と、そのまま放置するとどのような不具合が起きるのか、そしてどうやって矯正で改善していくのかが、パンフレットにすべてまとめられています。パンフレットを手にとって親御さんは、自分の子どもの歯並びをチェックしながら、必要な治療や費用について具体的なイメージができることでしょう。矢印がくっきり太めで、歯並び写真から歯並びに起因する癖が、理解しやすい構図が良いですね。QR画像も掲載されているので、より詳しく調べたり、予約を取ったりするのもスムーズなはずです。
予防矯正の案内を「伝わる情報」にする編集ポイント
予防矯正の案内は、保護者にとって「気になるけれど、よく知らない」テーマになりやすい分野です。だからこそ、この三つ折りパンフレットは“説明の順番”と“見せ方の約束事”を丁寧にそろえることで、読み手の理解を前に進めています。ここでは、掲載画像から読み取れる設計の工夫を、編集の視点でほどいてみます。
1) 「楽しい入口」と「不安の整理」を同居させる表紙設計
表紙は子どもたちのイラストと歯のキャラクターを中心に、医院の堅い印象をやわらげるつくりです。一方で、下部に街並みの帯をぐるりと回し、紙面全体の“舞台”を固定しています。ここが地味に効いていて、ページをめくっても世界観が途切れにくい。子ども向けのトーンに寄せつつ、保護者が手に取っても「幼すぎる」と感じにくい落とし所になっています(イラスト=子ども、情報=保護者、という役割分担が崩れていません)。
2) 写真→矢印→次の行動、の「視線ルート」を最初に提示している
三つ折りの見開きでは、歯並びの写真が縦に並び、太い矢印で流れをつくっています。ここで重要なのは、写真が“装飾”ではなく“選択のための材料”として置かれていること。保護者は「うちの子はどれに近い?」という照合から入れるので、読むモチベーションが自然に立ち上がります。矢印は視線誘導として機能するだけでなく、「原因(状態)→この先どうなる(見立て)→何をする(対応)」という思考の順番を、紙面上で代行しています。文章だけでこの順序を組むより、理解の負荷が下がります。
3) “注意喚起”の見せ方が、情報の緊急度を整理している
中面には黄色い吹き出し(爆弾型)が配置され、悪習癖などの注意点を強く目立たせています。ここでありがちなのが、強調が多すぎて全部が同じ熱量に見えることですが、このパンフレットは強調パーツを「癖・注意」に寄せ、その他の説明は枠で静かにまとめています。つまり、色と形で情報の優先順位を分けています。読み手の感情を煽るというより、「ここだけは拾って帰ってください」という編集上の目印に近い使い方です。
4) 治療情報は“方法の紹介”より先に「比較の土台」をつくっている
右面には治療の枠がいくつか並び、写真やイラストを添えて説明しています。注目したいのは、情報が“診療メニューの羅列”ではなく、一定の粒度で整理されている点です。保護者が知りたいのは、専門用語の正確な暗記ではなく、選択に必要な輪郭(何をするのか / どんな流れか / どのくらいの負担感か)です。枠構造は、その輪郭を揃えるための器になっています。
5) 料金表・QRコードの配置が「次の一歩」を迷わせない
裏面には費用が表組で並び、QRコードも置かれています。料金は医療分野のパンフレットで特に扱いが難しい情報ですが、表で提示することで“比較の視点”が生まれ、説明が感覚論になりにくい。さらにQRコードは、情報が多くなりがちなテーマを紙面で抱え込みすぎないための逃がし先として機能します。紙で興味をつくり、詳細はWebへ、という役割分担が明確です。
6) まとめ:子ども向け「だけど、決めるのは保護者」への回答になっている
このパンフレットは、トーンは子どもに寄せながら、構造は保護者の意思決定に寄せています。写真で自分ごと化し、矢印で理解を進め、注意点で要点を拾い、表で判断材料を出し、QRで次の行動に渡す。三つ折りという限られた面積の中で、読み手の心理と情報の順番が噛み合うように組まれているのが、画像からもはっきり読み取れます。
華やかな未来への誘い〜デンタルクリニックの魅力的な予防矯正パンフレット
・子どもたちの明るい未来を描く表紙
子どもたちが元気に遊ぶ姿やカラフルな配色が、予防矯正歯科のパンフレットデザインに活気を与えています。この鮮やかな色彩は、矯正治療に対する陰影を軽減し、ポジティブな印象を与えます。
・歯並びの変化を視覚的に表現
表紙裏とトビラページでは、幼少期の歯並びと将来の歯並びの関連性が矢印で繋がれ、視覚的に理解しやすくなっています。これにより、予防矯正の重要性が一目で伝わります。
・”癖”に対する注意喚起
トビラページを開くと、歯並びの癖に注意を促す爆弾型の黄色い吹き出しが目立ちます。このデザインが視線を引きつけ、読者の関心を喚起します。
・治療法と費用の明確化
パンフレット内では、治療法が3つの項目に分けられ、わかりやすく説明されています。また、裏表紙の表組で治療内容と費用が明示されており、保護者の不安を軽減します。
このデンタルクリニックの予防矯正パンフレットデザインは、子どもたちの明るい未来を表現し、保護者に矯正治療のイメージを具体化させる工夫が施されています。見やすく、興味を引くデザインは、クリニックへの興味を高め、予防矯正の重要性を理解させる効果的な手法ではないでしょうか。

※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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