どのような職業や店舗でも、そこの特徴を表すなんらかのモノが存在します。そんな中でも理髪店は象徴的な道具がいろいろと豊富な方ではないでしょうか。まず店頭にはあの三色のサインポールがありますし、店内に足を入れると、大きな鏡や独特の椅子が目に入ります。また、サービスの工程ごとに使う道具が違います。今回は、理髪店のロゴの要素として、ひとつに絞らずに複数の道具を盛り込んだ例を紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
理髪店のマストアイテムを2個ならべたロゴ制作例
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言わずもがなですが、理髪店に行く第一の目的は、髪を切ってもらうことです。そして、それに劣らないもうひとつの代表的な理髪店のサービスが、ヒゲを剃ってもらうことです。このロゴデザインでは、それぞれのサービスに必要な道具、ハサミとカミソリ(シェービングレザー)を左右に並べています。そして、「2015年創業」という意味の「Est. 2015」という文字が上下に分かれて配置されています。このように創業年(開業年)をロゴに記載するのは近年のトレンドのひとつのようです。現在では目にする機会は減りましたが、革のベルト状の道具「革砥(かわと)」で理髪師がナイフを研ぐ様子はカッコイイです。
4つの要素で理髪店であることを明示している理髪店のロゴ制作例
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店名以外は、4つのモノをシンプルに並べただけのロゴマークです。無駄な要素はストイックに排除しています。イラストは比較的リアルなプロポーションで描かれていますが、ロゴ全体のコンセプトはミニマリズムの考え方に通ずるものがあるといえるかもしれません。髭剃りがT字の安全カミソリになっているのは、ナイフ型のシェービングレザーだと、4要素の視覚的なバランスが崩れるのを嫌ったためでしょうか。
理髪用品を並べたファンシーなテイストのロゴ制作例
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先に紹介したロゴ作成例と比べると、こちらは安全カミソリの代わりにシェービングレザー、サインポールの代わりにヒゲが使われています。イラストもピクトグラムの方に寄った簡略化がされて、親しみやすいタッチです。4つの要素が雲状の背景の中に置かれ、全体にカジュアルで素朴な雰囲気の仕上がりになっています。
直線をエックスに交差させて平面を4つに区切り、そこに理髪店を象徴する道具を平面的にならべたロゴだけを集めてみました。このレイアウトの仕方が、理髪店と何か関係があるのかはわかりませんが、複数要素を並べてみる、というのは他のロゴにも転用できるアイデアかもしれません。
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