落ち着いた雰囲気でデザインしたメンタルクリニック三つ折りパンフレットです。
背景はクリーンな白、クリニック名を読みやすい黒文字で入れ、人生の岐路をイメージしてデザインされたユニークなロゴマークをメインに、シンプルなテイストで表紙をデザインしました。メッセージ性の強いクリニック名はそれだけでインパクトが十分強く、余計な飾りをつけないことで、よりストレートにクリニックのコンセプトが伝わります。
クリニックの思いと院長からのメッセージ
表紙を開いて現れるのは、クリニックについての説明ページ。クリニック名に託された思いを切々と語り、人同士のつながりをイメージさせる「手と手」を描いた線画と院長からのメッセージをレイアウトし、クリニックのコンセプトをまとめました。
中ページの工夫 – 線画で受診手順を解説
見開きの中ページでは、受診の手順について線画のイラストを用いてわかりやすく説明し、診療時間や連絡先などを余裕をもってレイアウトしました。パンフレット全体を通し、白とロゴカラーのグリーンの2色を基調にし、情報を受け取りやすい落ち着いた雰囲気でデザインしました。
医療施設案内パンフレットでは装飾とメッセージのバランスを考える
医療施設の案内パンフレットにおいて、注意したいのは「装飾と施設からのメッセ―ジのバランス」です。作例では医院長の想いと医院のサービスを紹介する面が分けられてます。
装飾と医療施設からのメッセージのバランスを整えるために重要なのが「カラー」と「グラフィックと本文の比率」です。
落ち着いたカラーが「誠実さ」を伝える
パンフレットのような掲載できる情報量に制限がある制作物の場合、パンフレットの中身だけではなく、全体で依頼者の求めるイメージを表現することが重要になります。
作例でメンタルクリニックの施設紹介パンフレットです。「深緑」は医院のロゴのカラーであり、精神的な落ち着きを与える色です。それをメインカラーとして使用しています。
伝わりやすさを決める「グラフィックと本文の比率」
施設からのメッセージや利用方法といった複数の情報を正確に読み手へ伝えるためには「グラフィックと本文の比率」が大切です。作例ではパンフレットを開いたときにグラフィックや住所などの詳細情報、裏面には院長のメッセージとQRコード、アクセスマップというメリハリが存在しています。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
落ち着きのある静かな印象が安心感を与えるパンフレット作成例
深いグリーンが心を落ち着かせてくれる
白いの余白部分が大きいので、自由でスッキリした印象です。深いグリーンが落ち着きを与えてくれるとともに、頼りたいと思わせる拠り所というイメージを伝えてきます。テキストは多めですが、シンプルで読みやすい自然な雰囲気のフォントが使われていて、フォントサイズも大きく、無理せずに読めそうですね。
ピクトグラムで受診の流れが分かりやすい
クリニックを受診するための手続きと流れが、ピクトグラムで表現されています。メンタルクリニックにかかることをためらう人も少なくないかと思いますが、簡潔にすべきことを示してくれるピクトグラムがあると問い合わせに対するハードルは大分低くなりそうですね。QRコードが記載されていて、電話するのが難しい人にも情報が得やすい設計になっています。クリニックの名称とロゴについての解説も、院長の人柄やクリニックの方針が伝える材料として有効に機能しているのではないでしょうか。
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※掲載のパンフレットは実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。