



だしの新たな可能性をテーマにデザインした食品メーカーの展示会用パネルです。
「だし」をさまざまな観点から考察し、より美味しく、より深く味わってもらうための取り組みや商品を紹介する、食品メーカーの展示会用パネル2種です。
和のエッセンス
一枚目は、緑色の暖簾が目を引く、企業のだしへのこだわりを紹介するパネルです。暖簾の真ん中には、企業名を味のある平仮名でデザインしたロゴマークが入り、右にはキャッチコピー、左にはボディコピーを入れ、パネルの顔になるよう和の雰囲気を大切にしてデザインしました。
デザイン的アプローチでだしの深みを伝える
暖簾の下には、だしの旨味を構成するうまみ成分の図を中心に、だしの原料をぐるりと円状に並べ、視覚的に理解できるようにデザインが構成されています。
柔らかさの中に込められた想い
二枚目は、上半分に和食が並んだ食卓の写真をイメージとして大きく入れ、料理に合わせただしのブレンド商品を紹介しています。イメージ写真の端を丸くカーブを描くようにトリミングしたり、下段の背景に淡い色調の和柄を入れるなど、まろやかなだしの風味を想像できるような柔らかいデザイン演出を心掛けました。


だしの可能性と魅力を伝える企業展示会パネルデザインを作る時に考えたいこと
企業展示会パネルデザインでは、遠目でパネルを見た人の興味を引くデザインに、パネルに足を止めてくれた人が商品に興味を持つような内容を盛り込まなくてはいけません。
「もっと商品について知りたい」「面白い商品だ」と感じてもらえれば、商品への問い合わせに促すことができるでしょう。
商品へのこだわりを表現し可能性を提示する
作例では日本人であれば誰もが馴染みのあるだしがメイン商材になっており、扱っているだしへのこだわり・どのようにその味が作り出されているのかを素材の画像を用いて分かりやすく伝えています。
また、美味しいだしが気軽に楽しめる商品展開も紹介されているため、商材としての活用方法も明らかでしょう。贈答用・自宅利用の2つの需要に応えられることも分かります。
和と伝統を感じる高級感のあるデザイン
作例では商材に合わせて暖簾や和食の画像を用いることで、より商品の高級感を引き立てています。商品自体の和風のパッケージとの相性も良く、全体を通して落ち着いたイメージに仕上がっているのです。
また、2枚のパネルを並べると、暖簾をくぐって食事をいただくようなストーリーが感じられます。商品の利用によって気軽に本格的な味わいが楽しめるという印象も残せるでしょう。
制作パネルデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
まるでCMを見ているかのようなストーリー性のあるパネルデザイン
錯覚を生むようなリアルなデザイン
パネルという大きな掲示物の特徴を活かし、暖簾の写真を施すことでリアルな店舗があらわれたかのように錯覚させています。平面だと分かっていても、つい「なんのお店だろう?」と覗いてしまいたくなる人もいそうです。本物の暖簾ではないと分かっていても、中を気にしてしまう人の習性をうまく活用していると思いました。
シンプルながら印象的なブランディング
企業名やキャッチコピーは暖簾に縦書きに配置することで自然と目立たせるように。パネル内にロゴを大きく配置すると過剰なアピールに感じてしまうこともありますが、暖簾の中に配置することで店名のように見せ、うまく印象付けていると思いました。和風なイメージと相まって、記憶にも残りそうです。
食欲を刺激するビジュアルストーリー
下部には科学的な旨味の説明を複数のだしで囲んでいるため、「相乗効果」という言葉がより分かりやすくなっています。暖簾をくぐり、原料の旨味を知ったところで2枚目のポスターを見ると、食卓にはおいしそうな和のメニューが。大きな写真に、つい食欲をそそられてしまうでしょう。だしのセット商品にたどり着くまでを短いストーリーのように演出し、まるでCMを見ているかのような気分にさせられてしまうパネルデザインだと思いました。
食品メーカーの展示会パネルに求められる「五感への訴求」
パネル2枚で「物語」を構成する手法
展示会のパネルは1枚で完結するケースが多い中、作例では2枚のパネルを一組として構成しています。1枚目が緑の暖簾とだしの原料に関する解説、2枚目が和食の食卓写真とブレンド商品の紹介。この配置を横に並べると、「暖簾をくぐる→だしの世界を知る→美味しい食卓へたどり着く」というストーリーが浮かび上がります。
展示会でブースの前を通り過ぎる来場者に対して、複数のパネルを使って「読む順序」を示すことで、立ち止まる時間を自然と長くする効果が期待できます。
「暖簾」のモチーフがもたらす心理的な効果
1枚目のパネルに大きく描かれた緑色の暖簾は、単なる装飾ではなく、心理的なフックとして機能しています。暖簾は日本の飲食店の象徴であり、「暖簾の向こう側に何があるのだろう」という自然な好奇心を引き出します。展示会という大きな空間の中で、大判パネルに暖簾が描かれていると、あたかもそこに実際の店構えがあるかのような錯覚を生む場合もあるでしょう。
この「疑似体験」を通じて、来場者はだしの専門メーカーとしてのブランドイメージを直感的に受け取ります。暖簾の中に縦書きで配置された企業ロゴも、店名のように見えるため、過剰な自己アピールにならずにブランドを印象づけられています。
「旨味の科学」をビジュアルで伝える工夫
1枚目のパネル下部には、だしの旨味成分に関する図が配置されています。グルタミン酸やイノシン酸といった旨味成分を中心に、かつお節、昆布、しいたけなどの原料を円状に配置する構成は、「複数の素材が組み合わさることで旨味が生まれる」というだしの本質を視覚化したものです。
食品の展示会においては、味や香りという「体験しないとわからない価値」をどう伝えるかが課題になります。作例では科学的なアプローチ(旨味成分の図解)と感覚的なアプローチ(美味しそうな食卓写真)を2枚のパネルで役割分担させることで、この課題に対応しています。
和柄の背景処理が与える「品質感」
2枚目のパネルの下段には、淡い色調の和柄が背景に敷かれています。この和柄は情報としては意味を持ちませんが、商品の「格」を伝える装飾として機能しています。
食品のパッケージデザインでも同様ですが、贈答用と日常用では求められるビジュアルの方向性が異なります。作例では和柄の上品さと食卓写真の親しみやすさを共存させることで、「贈り物にも普段使いにも向いている」というメッセージを言葉なしで伝えています。
ダイナミックな和風ビジュアルのパネルデザイン
・鮮やかな展示会デザインの調和
この展示会パネルデザインは、だしの多様性と魅力を効果的に伝えるため、和風要素と興味をひく写真が組み合わされたデザインが特徴です。1枚目のパネルでは、緑色の暖簾をメインビジュアルとし、企業名やキャッチコピーを縦書きに配置することで、和の情緒が漂う魅力的な雰囲気を醸し出しています。
・だしの科学と美味しさの融合
暖簾の下部に配置されただしの旨味成分や原料に関する情報は、科学的なアプローチと美味しさへの追求が融合したデザインで、一目でその深い味わいが伝わります。この視覚的な工夫により、だしの製品やブレンドの紹介がより効果的に展示されています。
・柔らかで美味しそうなデザイン演出
2枚目のパネルでは、美味しそうな和食が並ぶ食卓の写真が大胆に配置され、まろやかなだしの風味がイメージできるようなデザイン演出が施されています。丸くカーブしたトリミングや淡い色調の和柄が下段の背景に入ることで、視覚的な柔らかさが感じられるデザインが実現されています。

※掲載しているパネル / ポスターデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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