

問題提起から解決までをスムーズに読ませるIT企業のサービス案内パネル。
理知的で安定感のあるブルーをベースカラーに設定し、イラストやグラフなどを適所に使い上から下へと流れる展示会用のサービス案内パネルをデザインしました。どちらもお客様から提供いただいた草案・グラフ・図解をブラッシュアップする形式にて作成しています。
ビジュアルで語るストーリー – 問題から解決へのイラスト
一枚目のパネルでは、言葉では説明しにくいモチベーションや作業効率をイラストで表現し、ユーザーが抱えている悩みを折れ線グラフを用い視覚化されています。この問題に対する解決策としてサービスがどのように機能するのかを、下の囲み内に上記のグラフと対応するように縦軸に沿って項目を並べ、その下にユーザーとサービスとの関わり方も図示できるようにイラストを使いチャート式に横に並べています。
具体性の力 – 実例を活用した信頼性の演出
二枚目のパネルは導入企業の実例を元にサポートの効果について具体的に言及しています。こちらも言葉だけでは伝わりづらい現場の雰囲気を、イラストを添えることで想像しやすいように構成しました。
注目を引くディテール
また、強調したい文言に黄色のアンダーラインを引いたり見出しをカラーにすることで、要旨を理解しやすいようにデザインしています。





企業サービスの案内デザインを分かりやすくデザインするポイント
ポスターやパンフレットなどの広告物において企業のサービス案内となると、導入から問題提起、サービス内容や料金詳細まであらゆる情報をまとめる必要があります。デザインとして成立させつつ、分かりやすさも大切にしなければなりません。シンプルすぎると読み手をひきつけることが難しくなりますし、逆に派手すぎると読みにくくなってしまいます。
企業サービス紹介のような情報量の多い広告では、情報量とデザインのバランス調整がとくに大切になります。企業サービスの案内パネルを作成する際に意識したポイントは2つです。
- 色の効果で配色を決める
- イラストや図をバランスよく使う
企業のサービスが流れるように理解しやすくなるデザインのポイントについてお話していきます。
色の効果でパネルの配色を決める
企業でのデザインを行う場合、色の効果を活用することが多いです。色によって受ける印象が変わるため、企業イメージにも直結するからです。
実際、企業で使用される色には「コーポレートカラー」を用いているところが多くあります。コーポレートカラーとは、企業のイメージを印象付けるために使われる色を指したもので、色や配色でその企業を無意識に思い浮かべてしまうものです。
例えば、上から下へホワイト、グリーン、ブルー、ホワイトとブルー、レッドとグリーンのような色が並んでいるとコンビニエンスストアチェーンを連想する人が多いでしょう。コーポレートカラーによく選ばれる色は、レッド、グリーン、ブルーです。この3色は企業の業種によって人気の色が分かれます。
- レッド系 活発で情熱的なイメージ 小売業や運送業に多い
- グリーン系 エコや自然といったイメージ 研究機関や化学機関、農業機関などに多い
- ブルー系 知的で冷静なイメージ 家電製品やIT企業に多く用いられている
グリーン系は環境に配慮した商品などのパンフレットにもよく用いられます。このように、色が持つイメージを活用して企業戦略がなされているのです。
作例では、IT企業ということもありホワイトとブルーでまとめています。差し色にオレンジを使うことで活発的な印象も与えられます。ホワイトとブルーで知的で落ち着いた印象を与え、文章が読みやすくなるようにコーディネートしました。
デザインにイラストや図をバランスよく使う
企業のサービス案内のデザインには情報を多く入れなければなりません。作例のパネルのように1枚にあらゆる情報を集約する場合もあります。そういった時には堅苦しくならないようにイラストを取り入れてバランスをとることも大切です。時には図を入れて数値を分かりやすくすることも必要でしょう。
作例の場合は、上から下へ流れるようにデザインを構成しています。上部の問題提起部分にはイラストをふんだんに使い、言葉で説明しにくいモチベーションの変化を表現しています。
サービス内容部分にもイラストを入れ、図にしてまとめることでスッキリとした印象を持たせました。①〜③と順序を促し、目線の流れに合わせた左から右に配置することで分かりやすくなっています。企業が伝えたい情報を順序よく読んでもらうためにもイラストや図の配置は工夫する必要があります。
制作パネルデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
プレゼン資料風で読みやすいパネルデザインですね。
ビジネスライクな色調とイラストの組み合わせがスマート
清潔で落ち着いた印象のブルーが信頼を感じさせるデザインです。文字もクッキリとした書体なので、大きな文字、小さな文字が読みやすく感じられますね。グリーンやイエローなど差し色として用いられているのも、ビジネスにふさわしいカラーばかり。カラフルでありながら、統一感があります。シンプルで親しみやすいイラストがレイアウトされているので、プレゼン資料のような明快さがあります。
チェックマークとバツマークでできることが分かりやすい
サポート内容は、グリーンのチェックマークと赤いバツマーク。誰が見ても内容が一目で分かります。緑(あお)と赤の組み合わせは歩行者用の信号で馴染み深い組み合わせでもあり、直感的に理解できるのが良いですね。サービス内容、サポート内容、値段設定など、知りたいことがブロックに分けてそれぞれ提示されていて、アピールポイントや特徴を汲み取りやすいパネルデザインに見えます。
展示会通路からでも「ストーリー」が伝わるサービス案内パネル
この事例は、ITサービス企業の展示会ブースで使う、縦長のパネルを複数枚組み合わせたデザインです。ブルーとホワイトを基調にしつつ、グラフ・イラスト・チェックマークなどの要素を使い分けて、「問題 → 解決策 → 実績」という流れを一枚ずつ丁寧に見せているのが特徴です。
「問題→解決」の流れを、縦一列で迷わせずに見せる
サービス紹介のパネルは、どうしても情報が縦に長くなりがちですが、この作例では“読ませる順番”がかなりはっきりと整理されています。
- 上部:ユーザー側の課題やモチベーション低下を示すイラスト・折れ線グラフ
- 中央:その課題に対してサービスがどう機能するかを、縦軸に沿って整理した項目
- 下部:ユーザーとサービスの関わり方をチャート形式で図示したブロック
という構造になっており、上から下へ視線を滑らせるだけで「いまどんな話をされているのか」が自然と理解できるようになっています。テキストを増やすのではなく、グラフとチャートで“段落の切れ目”をはっきりさせている点がポイントです。
「事例専用パネル」で、説得フェーズを切り出す
二枚目のパネルは、導入企業の実例やサポート効果に特化した内容で構成されています。ここでは、
- 上段に導入前後の変化や現場の様子をテキスト+イラストで紹介
- 中段以降で、どのような支援が行われ、どのような成果があったかを整理
といったかたちで、「使ってみたらどうなるか?」という疑問に真正面から応える役割を持たせています。
機能説明と事例紹介を同じパネル内に詰め込まず、「仕組みを説明するパネル」「効果を確かめるパネル」と役割を分けているため、ブース前で立ち止まった来場者も、自分がいまどのフェーズの話を見ているのかを把握しやすくなっています。
チェックマークとバツマークで「できる/できない」を瞬時に可視化
サポート内容を説明する部分では、グリーンのチェックマークと赤いバツマークが、ボックスの左端に並ぶように配置されています。
- チェック:サービスで対応できる領域
- バツ:別途検討が必要なこと、あるいはユーザー側で行うべきこと
といった区分を、文章を読まなくてもひと目で判断できるようになっているのが特徴です。
特に展示会のような場では、通路を歩きながら「この会社に何を頼めるのか/頼めないのか」をざっくり把握したい人も多くなります。信号機のように馴染みのある色の組み合わせで「OK/NG」を示すことで、専門用語に慣れていない人にも直感的に情報が伝わる設計になっています。
ブルーとホワイトで「冷静さ」、オレンジとイエローで「動き」を補う
配色は、IT企業らしいホワイト+ブルーがベースになっています。全体の印象は落ち着いていながらも、要所要所でオレンジやイエローを差し込むことで、視線の“止まりどころ”がつくられています。
- ベース:ホワイトとブルーで、知的・安定的なイメージを形成
- 見出し・重要語句:イエローのアンダーラインや色付き見出しで、要旨が拾いやすいよう強調
- サポート内容や図の一部:グリーンや赤で機能の違いを整理
といった色の役割分担があり、遠目にはスッキリとした青系パネルとして見えつつ、近づくと「どのブロックから読めばよいか」が色だけで判断できるようになっています。
イラストを“飾り”ではなく「章立ての目印」として使う
パネル内のイラストは、人物が表情豊かに動き回るタイプではなく、シンプルで親しみやすいタッチで統一されています。
- 問題提起ゾーン:やる気が下がっている様子や、非効率な作業を示すイラスト
- 解決ゾーン:サービス利用後のスムーズな業務や、満足しているユーザーの姿
といった形で、文章の内容に合わせて「章ごとのアイコン」のように配置されているのが特徴です。
説明テキストだけでは“どこからどこまでが同じ話か”が分かりにくくなりがちですが、イラストを章ごとの見出しのように使うことで、読み手は画面をざっと見渡すだけで全体の構造をつかみやすくなります。
「ラフ原稿ありき」の案件で効いてくるブラッシュアップの方向性
今回のパネルは、お客様から提供された草案・グラフ・図解をもとにブラッシュアップしているとの記載があります。
こうしたケースでは、
- どの情報を残し、どこをまとめ直すか
- グラフとテキストの役割をどう分けるか
- 1枚あたりどこまで深堀りし、どこから先は別資料に任せるか
といった「情報設計のさじ加減」が仕上がりを大きく左右します。
この事例では、元の情報量を無理に削るのではなく、
- 問題提起
- 解決策のマップ
- 導入事例とサポート内容
という3つの軸に再配置し、各軸の中ではイラストや図を使って“段落の分かれ目”を明確にしています。展示会の場で「読まれやすい構造」に変換していく作業が丁寧に行われている印象です。IT系の展示会パネルは、ともすると文字だらけになりがちですが、この事例は「ストーリーライン」「色の役割」「記号の使い方」を整理することで、情報量を保ったまま読みやすさを確保しているケースと言えます。
イラストはパネルデザインに必要?
・注目を集める秘密兵器 – イラストの力
展示会パネルの最も重要な側面の一つは、潜在的な顧客の注意を引くことです。さまざまな競合する展示ブースが注目を集めるために競い合うので、難しいことかもしれません。しかし、イラストは注意を引くための強力なツールになり得ます。
・感情のコミュニケーション – イラストで創る親しみやすさ
イラストには目を引くだけでなく、メッセージを伝えるという効果もあります。展示会のパネルは、複雑な内容を伝える必要があることも多いので、これは重要なことです。イラストは、複雑な概念を単純化したり、より理解しやすくするために活用することができます。また、メッセージに感情を付加し、より親しみやすくすることにも繋がります。

IT企業の展示会でサービスを効果的に伝えるパネルデザイン
・明確で直感的な情報伝達のためのデザイン
ブルーを基調とした信頼感のあるデザインに、イラストやグラフを巧みに組み込んでいる展示会パネルです。これにより、情報が伝わりやすくなっています。
・問題と解決策を一目で理解できる構成
パネルでは、ユーザーの悩みや問題を折れ線グラフで視覚化し、サービスが提供する解決策を縦軸に沿って整理しています。これにより、問題と解決策を一目で把握できます。
・具体的なサポート効果をアピールするデザイン
導入企業の実例を元にしたパネルでは、具体的なサポート効果が強調されています。イラストを使って現場の雰囲気を伝えることで、想像しやすくなっていますね。
・視覚的に情報を整理して読みやすくする工夫
黄色のアンダーラインやカラー見出しを使って、重要な情報を強調することで、視覚的に情報を整理し、読みやすさを向上させています。
この展示会パネルデザインは、IT企業のサービスを効果的に伝えるために工夫されています。ブルーを基調とした信頼感のあるデザインや、イラストとグラフを組み合わせた視覚的な情報伝達、問題と解決策の明確な構成などが特徴です。これらの要素が相まって、ターゲット層にサービスの魅力を伝えることができるでしょう。

※掲載しているパネル / ポスターデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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