フォークリフトをイメージした運搬器具関連会社のロゴデザインです。
産業車両のメンテナンスを積極的に行っている会社のロゴマークです。産業車両の中でも高い割合を占めるのが、コンテナなどの重い荷物を運ぶフォークリフト。荷物を運搬するために車両前面についているキャリアの部分をデフォルメし、ロゴのシンボルマークとしています。
独特のシンボルマーク
原案に基づいて、車両と接続している金属板からコンテナを乗せるキャリア部分を2本のL字パーツとして図案化し、金属板とキャリアを色分けしてロゴタイプを支えるように下に配置しています。
産業車両を象徴するデザイン
フォークリフトのパーツをロゴの一部として採用する発想は、他の業種では見られない独特の手法。業務について知っている人には驚きと納得を、知らない人にとっては重工業らしい力強い装飾に映ります。
信頼感と発展性を感じさせるロゴの魅力
運搬器具関連、特に産業車両のメンテナンスを手がける企業にとって、ロゴマークは企業イメージを一目で印象づける重要な要素です。このロゴからは、重量物をしっかり持ち上げる力強さと、柔軟にサポートする親しみやすさが巧みに融合しており、見る人に信頼感と発展性を同時に感じさせます。
ロゴ全体がもたらす第一印象
・シンプルな形状が示すプロフェッショナリズム
ロゴは余計な装飾を排し、縦と横の要素を組み合わせたシンプルなデザインとなっています。この潔い形状からは、産業車両メンテナンスという専門的かつ安全第一が求められる業務を、正確かつ堅実に行う姿勢を感じ取ることができます。見る人にとっては、「無駄がなく、きちんと仕事をしてくれそうだ」という安心感を抱きやすくなるのです。
・上下に伸びるラインがもたらす安定感
ロゴの一部として横に走るラインは、地面をしっかりと捉えるフォークリフトや産業車両のフォーク部分を連想させます。同時に、「しっかり支える」「持ち上げる」というメッセージを含んでおり、業務内容と密接に結びついているのが特徴です。企業の使命や得意分野をダイレクトに示すことで、信頼感を高めているといえるでしょう。
配色が示す企業イメージ
・ブルーの文字が象徴する信頼性と誠実さ
ロゴ文字に用いられたブルー系の色合いは、一般的に誠実さや冷静さを象徴するといわれています。産業車両のメンテナンスは高度な技術と安全意識が求められるため、クリーンで落ち着いたブルーは「安心して任せられる企業」を想起させる絶好のカラーです。
・オレンジのラインが生む親しみやすさと活気
一方で、ロゴに加えられているオレンジのラインは、エネルギーや温かみを表す色として親しまれています。無機質になりがちな工業系のイメージに、柔らかい印象を添えることで、「人とのつながり」や「お客様への丁寧な対応」を感じさせる効果を高めていると考えられます。
ロゴモチーフが伝える企業の姿勢
ロゴをよく見ると、立ち上がった形状はまるでフォークリフトのマスト(昇降装置)を思わせます。そこから水平に伸びるラインがフォークとして荷物をしっかりと支えるイメージを連想させます。これは単に重量物を運ぶ技術だけでなく、「お客様のビジネスを支え、より高い位置へ導く」という企業のサポート精神を暗示しているとも言えそうです。
運搬器具関連、特に産業車両のメンテナンスを担う企業にとって、このロゴマークは「重量物をしっかり持ち上げる技術力」と「お客様に寄り添う親しみやすさ」を象徴的に表しています。ブルーとオレンジのコントラストが醸し出す安心感と活気、そしてフォークリフトを思わせる縦横のラインがもたらす堅実さと前向きな姿勢。これらすべてが、見た瞬間に頼れる企業像を連想させる重要な要素となっているのです。
シンプルでありながら奥深い意味を含むこのロゴは、企業の専門性や使命感をアピールするだけでなく、「お客様やパートナー企業をサポートし続ける」という長期的なビジョンも感じさせます。メンテナンスという地道かつ不可欠な業務を支え、社会の物流や生産活動を下支えする存在としての企業イメージが、ロゴを通じてこれからも多くの人々に伝わっていくことでしょう。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ディフォルメしても分かりやすく、社名には親しみが持てそう。
カクカクと曲がった金属を思わせるグレーと明るいオレンジの配色から、新鮮なイメージを受けました。シックなカラーとアクティブなカラーが合わさると、抽象的なモチーフにもインパクトが生まれます。
ディフォルメ技法の活用
車両についているキャリアの部分をディフォルメしているとのことですが、言われてみればその形に見えてきてしまうもの。知識がない人でもロゴタイプをのせている姿や金属部分の曲がったパーツを見て、運搬車両であることを理解できるでしょう。
ロゴの立体感とコントラスト
あえて2本にして立体的に配置しているため、ディフォルメしてもパーツの特徴が分かりやすいです。変わった配色に見えていたシンボルマークでも、企業のサービス内容を知れば深く納得してしまうもの。一度見ればきっと、忘れられないロゴになるかもしれません。
社名デザインの親しみやすさ
車両にのせて運んでいるかのようなロゴタイプはブルーにすることで、オレンジとのコントラストが映えて目立つように感じました。重厚感のあるシンボルマークに負けず、社名が際立っています。カタカナ部分はどこかかわいらしい印象を持たせるフォントのため、個性的なパーツに合わせても柔らかに見え、親しみのある社名に感じてもらえそうです。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。