震災の復興に貢献するロックイベントのフライヤーデザインです。
ロックの反骨精神とパワーを感じさせるデザインに仕上げました。いわゆるチャリティー感のあるビジュアルではなく、エンターテイメントとしての品質を重視したデザインです。日本列島の鮮烈な赤色がフライヤーのテーマであり全体のアクセントになっています。
復興への情熱を伝えるデザイン
このフライヤーは、福島復興支援を目的としたチャリティーイベントの情熱を、粗野で力強いタイポグラフィとダイナミックなビジュアルエフェクトで表現しています。背景に使用された黒と白のコントラストは、復興という重いテーマに対する真剣な取り組みを象徴しており、迫力あるフォントはイベントの熱量を伝えます。赤いアクセントは緊急性を感じさせ、行動を促すカラーパレットとなっています。
誘うビジュアル、語るストーリー
中央に配置されたアーティストの写真は、親しみやすさとイベントへの期待感を盛り上げます。表情と姿勢からはリラックスした雰囲気が伝わり、チャリティーイベントへの参加へのハードルを下げています。
デザイナーの振り返り
■ ROCKのパワーを復興へのエネルギーに変換するような、勢いや強さをROCKというフィルターを通じて表現したチラシです。
■ 上品なイメージではありませんが、書体は整然としたデザインのものをチョイスし、読みやすい紙面にしています。
■ 周りのトーンを抑えることで、主役とライブイベントのタイトルがしっかりと映えるようにしています。
音楽とチャリティーの力を結集 – ロックイベントチラシのデザイン
震災復興などのチャリティー目的で開催されるロックイベントは、効果的なチラシデザインによって、より多くの参加者を惹きつけることができます。このようなイベントでは、チラシが主要な告知手段となるため、そのデザインはイベントの成功を左右する重要な要素です。
躍動感あるビジュアル表現
ロックイベントのチラシは、そのエネルギーと情熱を視覚的に表現する必要があります。ダイナミックな写真や、派手でカッコいいグラフィックを使用し、黒を基調にすることでクールな印象を与えます。また、イベントのロゴを大きく配置し、目立たせることで、イベントのアイデンティティを強調します。
チャリティー目的の明確化
チャリティーイベントの場合、収益の使途について参加者に明確に伝えることが不可欠です。チラシの裏面に、収集される義援金の使用目的や詳細を盛り込むことで、参加者に対して透明性と信頼を提供します。
迫力満点のデザイン
ロックイベントの魂を表現するために、デザインは迫力と躍動感を前面に押し出す必要があります。参加者がイベントの雰囲気を一目で感じ取れるようなビジュアルを心掛けます。
参加アーティストの紹介
イベントの魅力をさらに増幅するために、参加するアーティストをチラシに紹介します。アーティストの写真や簡単なプロフィールを取り入れることで、参加者の期待感を高めます。
義援金の透明性
収集される義援金がどのように使用されるのかを明示することで、参加者の信頼を得ます。これにより、チャリティーイベントの誠実さと重要性を強調し、より多くの参加を促します。
制作フライヤー・チラシデザイン
に対する感想
VOICE ※第三者による感想です
とにかくかっこいいチラシデザインですね。
フルカラーですが黒と白を基調にしたワイルドな雰囲気で全体がまとまっていて、その中にワインレッドの渋い赤が良いアクセントを出しています。血痕っぽい感じがまたダンディです。そして、同じ色でタイトルの背景に描かれた日本列島……この島国に住む人々にはみな同じ血が流れていて、家族みたいなものなんだ、というメッセージが伝わってくるような気がしてじんときます。ワイルドな魂の中に流れる熱い血や愛をとても感じます。「BOOWYの楽曲を叩く!!」のフレーズもとてもインパクトがありますよね。これは、かなり強烈です。
このチラシデザインは、一度見たら忘れられないのではないでしょうか。そして、黒い墨を叩きつけて描いたようなフレームが、出演者の力強さや熱い想いをとてもよく表しています。こんな模様ができるくらいに激しい動き。というのを想像しやすいので、ライブの盛り上がりが最高潮に達したときの様子が目に浮かんでくるようです。それだけ激しくても、フォントがすっきりしていて見やすい格調高さを感じさせるので、ライブ自体の質の高さも保障されている感じがして安心できます。裏面には、企画の目的がわかりやすく書かれています。それに、やっぱりとにかくかっこいいです。写真も、白い背景に浮かび上がるような姿が、信頼できる兄貴、という感じを強調していて、ついていきたくなってしまいます。
VOICE ※第三者による感想です
こういったイベントで震災の風化を防ぐのは良いことだと思います。
東日本大震災の被災地では、まだ仮設住宅で生活している人がいるのですが、どんどん風化していって、あまり注目されなくなってしまいました。そのため、現在でも復興活動に協力しようとする人もいるのですが、このチラシデザインは、福島復興支援を掲げたチャリティーイベントの案内になっています。見た目はとてもかっこよくなっていて、存在感が出ています。あまり派手ではないのですが、復興を掲げているので、それほど派手にする必要はないでしょう。レイアウトがしっかりとしているので、文字も見やすくなっていますし、多くの色を使用しているというわけではありませんが、イベントにかける意気込みが伝わってくるようです。
裏面は表面よりもシンプルになっていて、詳しい案内が簡潔にまとめられています。通常裏面には、かなりたくさんの説明を書くことが多いので、文字が小さくてたくさん書かれていることが多いでしょう。それでは見えにくくなってしまうため、このように見やすくなっているというのは、チラシを見る人にとってもうれしく感じられます。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。