エコに関わる様々な講座を紹介する宣伝用チラシデザインです。
行政と民間の共働事業が発信する、エコにまつわる様々な楽しげな講座を紹介するチラシを制作しました。紙面の各所にエコやナチュラルといった文字が見られるように、チラシもアースカラーを中心とした配色になっています。
心温まる活動を見せる地域社会への積極的なアプローチ
このチラシは、地域社会と密接に関わる行政の協働事業を、親しみやすいデザインで紹介しています。実際の写真は、プロジェクトの多様な活動を具体的に示し、地域コミュニティへのポジティブな影響を強調します。画像内の人々の笑顔は、事業の温かな雰囲気を伝え、視覚的な訴求力を高めています。
タイムラインを用いた活動紹介
プロジェクトが時系列に沿ってレイアウトされており、読み手は一目で事業の進捗を把握できます。各イベントに関する簡潔な説明は、事業の具体的な成果と今後の活動への期待を喚起します。このスケジュールは、プロジェクトや企画を追いやすくし、地域住民が参加しやすくなるよう促しています。
デザイナーの振り返り
■ 講座・セミナーの価格帯やサービスの内容とマッチしたチラシになるよう心がけました。安っぽくなってもいけませんし、高級感があるとコンセプトからズレてしまいますので、その点に注意を払いました。
■ 比較的実は多くの色を使用したチラシになりますので、派手にならないよう配色のバランスには気をつけました。
■ 要所要所に手書き風の字体を加えることで、無機質で資料的な印象にならないようにしています。自治体という地域に根ざした組織ですので、人の温もりや繋がりを感じられるような、フレンドリーさのあるチラシデザインにしています。
楽しくエコというコンセプトにマッチした配色とデザインに
エコ意識と節約の重要性
不況の影響もあり今あらゆる場所で節約や削減という言葉を見かけます。その上工場等の自然によくない排水を流す企業も節約と同時にエコという言葉に対しても目を向けて、地球環境に優しい企業としてのPRを初めています。特に企業の間で目立った動きとしてはトラックの搭載エンジンの規格変更で、ディーゼルエンジンからガソリンエンジンに改定された事は多くの人がエコに対して目を向けた切っ掛けとなった出来事の一つです。
エコ活動の広範囲な宣伝の必要性
しかし一個人や一企業がエコについて考えていても効果は薄く、行政との協働事業として宣伝し多くの人に参加してもらわなくてはなりません。そのための宣伝活動としてチラシ製作は重要な工程と言えます。
野外での効果的なチラシ設置
こういった行政との協働事業の場合、より多くの人にチラシを見てもらう必要があるため建造物の内部より野外に設置する事が多くなります。そういった事情からチラシデザインに使う色は原色に近い物を選択するほうが色あせの影響も軽減でき、長期的に目立つのでお勧めです。しかしあまりにもチラシ制作に使われている色が多すぎると、エコとはかけ離れたイメージになってしまいます。
コンセプトに合ったデザインの重要性
カラーリングはチラシデザインとマッチした上で使用しなければ意味がありません。例えば万引きや痴漢、誘拐等の犯罪を防ぐためのポスターを制作する時に爽やかな青色のチラシやポスターを制作してしまっては、あまり抑止力にはならないかもしれません。それだけ色が人に与える効果は絶大です。そのためチラシデザインを考える時は制作コンセプトをはっきりとさせて、コンセプトと予算に合わせたカラーリングを考えて作成を行っています。
制作フライヤー・チラシデザイン
に対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ゆるめのデザインが、それぞれの事業との一体感を想像させます。
罫線などを使用せず”色分け”だけで紙面を構成されており、そこにべた塗りのカラーが施されている場合は、要素の「隙間」が目立つようになります。例えば真っ白な紙面いっぱいに宣伝する商品画像を大きく配置し、その周辺で文字やフォントを使って段組みをしてブロックでレイアウトを考えるのは、非常に定番のスタイルですが、カラー全面の中に同じことをすると、色のある背景は見るものには「壁」と同じような印象を与える場合があります。
このチラシでは、協働事業が行う様々な講座の告知がその内容と言えます。恐らくその目的は何かのサービスを宣伝するのではなく、講座への関心を促す材料、効果を狙ってのチラシデザインでしょう。紙面全体をPRする意味では、掲示版や壁に貼ることを想定すると、このような全面カラーでレイアウトする形はキャッチーな印象を与え、効果的だと思います。表面では「すぎなみエコライフ実践ジャー」の部分が参加募集で、広告の目的ですから、付随するキャッチコピーの「ごみはもっと減らせる!」の部分はもっと強めると、「ごみ」と「エコライフ」の関係性がより強く表せるデザインになるような印象も受けました。カラーやイラスト、目立つような吹き出しなどの効果よりも、一定の統一感を示すことでも、視界には入りやすいところがあります。このチラシでは、表面と裏面を横に並べて比較すると、それがよくわかるでしょう。複雑な構成よりも、全体でままとまったデザインとしてある方が、結果的にその広告の内容を視覚的に把握しやすくなることが多いのです。表面はアイキャッチの役割を強めた場合でも、どこかに裏面への誘導が必要かもしれませんね。
チラシ裏面のデザインは点の罫線で分けれられた項目別の表形式の段組構成ですが、こちらはカレンダーの役割もあるので、項目別の「楽ちん&エコな 家事段取り講座」など、それぞれ講座名のインパクト、それぞれ独立したインフォメーションでPRと解説両方で申し分ないレイアウトになっています。日付を示す丸枠を2色で交互にリズミカルに演出しているのは、見た目にはとても縦に視線が流れて気持ち良く内容を読む気にさせていますね。内容次第では左右に分断するレイアウトを採用しても、空白部分を「隙間」として感じにくいので、効果は非常にあります。現に裏面の各項目の右には、左に比べて余白が多く取られていますが、まったく違和感を感じさせません。これは日付ごとのイベントの項目だけを見る側は注視するので、紙面全体のバランスはそれほど重要さも低くなるのです。トップにタイトル、下段に「たくさんのご参加、お待ちしております。」の文字が、全体にかかるような印象を受けますので、表面に比べ裏面は安定した見やすさを感じますね。
VOICE ※第三者による感想です
チラシの両面ともに、リズミカルに写真がレイアウトされているので読みやすい。
近年はできる限りゴミを減らす、地球温暖化を考えるというように、エコに対していろいろな活動をしている人もいます。しかし、個人ではさすがに限界があるので、やはり自治体の力が必要になってくるのですが、このチラシデザインは、行政と民間が協力してゴミの削減をしていこうという内容になっています。特に便利な世の中になってからは、かなりゴミの量が増えてきていますが、ちょっとした工夫でごみを減らすことができるのです。そこでどのようにすればごみを減らせるのかというセミナーや講座をこのチラシデザインでは紹介しているのです。背景や文字などはとてもシンプルですが、吹き出しと写真を組み合わせるという方法や、イラストを用いることで、大人から子供までが親しめるようになっています。
裏面には詳細が書かれているのですが、文字でびっしりという感じではなく、しっかりとまとめて書かれているので見やすくなっています。やはり小さくても写真があると、より見やすく感じるので、このような方法を用いているのでしょう。
VOICE ※第三者による感想です
とても感じがよくて親しみやすいチラシデザインだと思います。
ゴミに関する内容なので、告知対象は主婦層が多いのかもしれません。女性うけがかなり良さそうなチラシです。エコカラー風の配色もお知らせの内容にぴったりきますし、何種類も使われている文字のフォントが、手書き感のあるものだったり、丸みをおびていたりしてかわいらしいです。このフォントの柔らかさは、上からの告知というお堅い雰囲気を廃して、同じ高さの目線からの発信という親しみやすさを生んでいて、見る人が抵抗感なく気軽に読みやすい、という効果もありそうです。中央部分の文章が、これもモクモクと可愛らしいフォルムの吹き出しの中に収まっていることにも同様の働きがありそうです。お花やクローバー、お 魚のキャラクターの造形も、ちょっと素朴なタッチで凝りすぎていないので嫌みがなく、子供や若いお母さん層に親しまれると思います。
チラシの裏面はもう少し具体的な活動内容が説明されていますが、雰囲気は表面と変わらず優しくフレンドリーです。自然な形に配置された写真が、いかにも一般の参加者たちが支えている活動、というイメージを作り出して、また良いと思いました。
※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。