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地唄コンサートのチラシ

地唄を中心としたコンサートの和のチラシデザインを制作しました。


地唄コンサートのチラシ

邦楽コンサートの和風なチラシデザイン2

和楽器・地唄の邦楽コンサートの渋いチラシデザインを制作しました。

和のピリッとした出演者の写真を引き立てる、金屏風のような質感の追いついた格調のあるデザインです。毛筆風のタイトルは躍動感と迫力があり、シックな紙面にインパクトを与えています。

歴史を感じる古風な趣のビジュアル表現

このチラシは日本の伝統文化に根ざした地唄のコンサートを、古き良き日本の雰囲気を醸し出すデザインで表現しています。あたたかみのある色合いと和風のバックグラウンドは、イベントの趣旨に合わせた懐かしさと格式を感じさせます。

アーティストの存在感を際立たせるレイアウト

三人の演奏家をメインに据えた写真は、音楽性や技術・イベントへの期待感を高めます。各演奏者の楽器と共に堂々とした姿は、演奏する地唄の力強さを伝えるのに効果的です。

コンサートチラシデザインの作成はこちら

デザイナーの振り返り 
■ 年月が経過した金箔のような鈍い輝きが、和の上質さを思わせるチラシです。
■ 年配の方の来場も多いため、チラシの重要な情報は大きめに掲載するように心がけました。
■ タイトルを含め、要所要所で毛筆の文字を取り入れることで、一層和の雰囲気が深まっています。

邦楽の演奏会チラシデザイン2

地唄を中心としたコンサートの和のチラシデザイン

純邦楽の趣ある和の雰囲気が魅力のチラシ作成例

『地歌』とは、江戸時代に西日本で広まった「歌いもの」と言われる音楽ジャンルのひとつで、三味線を使用した日本を代表する伝統音楽のひとつでもあります。現代では、特に三味線音楽として独立するよりも、このコンサートのように尺八や箏などの伝統的な和楽器とコラボレーションした筝曲という形で演奏する形が一般化してきており、格調の高いその独特な音楽性で、今もなお数多くの人々を魅了し続けています。

格調高い和の美をチラシデザインで表現

そんな日本の伝統や歴史に深く根差したコンサートのチラシデザインということで、こちらは一見して大変格調の高い仕上がりになりました。けばけばしい輝きではなく、まるで年月を経た国宝級の屏風のような渋みを帯びた金の背景が、上品な高級感を全体に漂わせています。近頃は、こういった和のコンセプトに現代的な色調を織り交ぜた『和モダン』というデザインジャンルも定着していますが、このチラシデザインはそういった要素を完全に排除し、徹底して和の格式にこだわり抜いたことが良い結果を生んでいる好例と言えるでしょう。

伝統芸術の魅力を伝えるデザインの重要性

日本の伝統芸術が持っている正統派の美しさが、この広告一面で存分に発揮されています。イベント名や人物名、演目の順序など、ポイントになる場所で使用されている筆文字も、和の伝統における格式の高さを印象づける重要な役割を見事に果たしています。こういった音楽ジャンルの場合、集客に繋げられるターゲットの年齢層は、一般的にやや高めになることは容易に想像がつきますから、全体的にすっきりとした安定感のあるデザインにまとめています。変に動きのある奇抜なデザインにしてしまうと、伝統芸能に対する不安感を誘発する結果にもなりかねませんから、ターゲットが求めているものが何なのかを十分に考慮してデザインを作成することは、大切な戦略のひとつとも言えるでしょう。

情報量とデザインのバランスの重要性

全体的には、両面とも実はかなりの情報量がある広告なのですが、あまりごちゃごちゃとしたイメージにならないのは、先述したようにデザインが非常に安定的であると同時に、重要な情報はご年配の方の目にも負担にならないよう、大きくメリハリをつけて配置されているからです。補足的な情報は一般的なフォントの大きさに留められていますが、それが美しい余白を生むレイアウトとなっているからこそ、情報量の割には息苦しいデザインにならずに済んでいます。歴史を感じさせる和の建築、伝統的な和服姿、日本が誇る和の芸術要素を盛り込んだデザインに、出演者のきりりと引き締まった真剣な眼差しが絶妙なバランスで配置されているこのチラシは、コンサートの持っている魅力を表現し切っています。

 

制作フライヤー・チラシデザインに対する感想 

VOICE ※第三者による感想です

金屏風のような質感のある色味が、伝統芸能の重厚さをとてもよく表現しているなあと思います。

けれども、背景がそれ一色ではなくて、さりげなく伝統的な風情の日本建築の写真が混ざり込んでいることで、人物だけが浮くことなく、チラシデザインの中に綺麗に馴染んでいます。実際にそこにいるような雰囲気が出ているので、伝統文化の世界観へ自然と吸い込まれてしまう感じがします。「じうた人」というタイトルも面白いですよね。筆の文字が、日本、という感じがします。タイトル後ろの筆で描いた円が力強く荒々しいのに対し、タイトルは力強さの中にも繊細さを感じます。奏でる際の、洗練された達人的な指捌きや、息を合わせるときの研ぎ澄まされた集中、作りだされる独特の間……それら全てが折り重なることで初めて、そこにしかない技が完成する、というのがよく出ていると思いました。会場の写真も自然と入れ込まれていますね。バランスがすごく良いと思います。

裏面も、和風の高級感が前面に漂っていて良いですね。押しつけがましくなく、落ち着いた、上品な高級感です。マップもどこか落ち着いた色合いなので、全体の雰囲気を壊しません。紙面を、手で撫でたくなるようなチラシデザインになっているなあと思いました。

VOICE ※第三者による感想です

ゆとりのあるチラシレイアウトは、高い年齢層にも評価されそう。

最近はコンサートというと洋楽が圧倒的に多くなっているので、英語を多く用いたチラシデザインが多くなっています。しかし、数こそ少なくなっているものの、現在でも和楽のイベントが開催されています。このチラシデザインのように、和の感じをしっかりと出して作成されていることもあるのですね。背景を少し暗めにしてあるものの、豪華で華やかな感じがしっかりと出ています。落ち着いた雰囲気も出ています。

無駄な文字も全く書かれていないので、とても見やすく、見入ってしまうように書かれています。イベントが行われる日時や場所など、必要なことはしっかりと明記されています。出演者の紹介も丁寧に行われています。全体のバランスもとてもよくなっていますし、人の名前や題名などが筆で書かれたようなフォントになっている点も魅力的です。受け取ったらいつまでも取っておきたくなりますし、日本のよさ、和楽の素晴らしさをしっかりと出せている点も高評価できます。

※掲載のチラシ(フライヤー)は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。

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