


コマ割や吹き出しを効果的に使ったダンス発表会の二つ折りプログラム制作例です。
賑やかでPOPなイメージをアメコミ風に演出したダンス発表会のプログラムデザイン。タイトル文字もコミック風のディスプレイフォントを使い、バックにパンチのある吹き出しを入れインパクトの強い見出しを作っています。
表紙デザイン – ヒロインが告げる開催日時
表紙のメインビジュアルはダンサーをイメージしたスタイリッシュな女性のイラストを採用し、コミックらしく日時をセリフとしてイラストに語らせています。裏表紙は、まるで中で何かが動き回っているような、動きのある大きな吹き出しを使い、スタッフを紹介しています。
中面のカラフルな舞台 – 吹き出しの中の出演者情報
中面は、不規則に仕切られたカラフルなコマに、たくさんの吹き出しを浮かべ、出演ダンサーとグループ名を掲載しています。文字だけだと退屈になりやすい紙面を、アメコミというテーマに乗せることで、ユニークかつアクティブな印象に仕上げたプログラムデザインです。



テキストの多さを活用したデザインのポイント
パンフレットはその性質上、日時や場所などの基本情報、出演者や演目のタイムスケジュールなど、テキスト量が多くなりがちです。ただ文字を並べるだけでは退屈で読みにくいパンフレットになってしまうでしょう。
当サービスではテキスト量の多さをデメリットと捉えず、デザインに活かすことでメリットに変えるデザイン手法を取り入れています。テキストを1つのオブジェクトとして捉えることで、スタイリッシュで視覚的な魅力にあふれたパンフレットになります。
作例では情報量の多いテキストをパンフレットデザインに活かすことで、躍動感あふれるおしゃれでスタイリッシュなデザインに仕上がりました。文字情報の多さを感じさせないパンフレットデザインで意識したポイントは3つです。
- 文字背景に吹き出しを入れる
- コマ割をランダムな大きさにする
- カラフルな配色にする
躍動感あふれるスタイリッシュなパンフレットデザインのポイントについてお話していきます。
文字背景に吹き出しを入れる
文字背景に吹き出しを入れることでデザインに動きが生まれ、躍動感あふれるデザインを演出できます。テキストが読みやすいように白い背景に黒文字にしてしまうと、デザインにひねりがなく書類っぽい印象を与えてしまうでしょう。逆に、文字をカラフルにすると目がチカチカして読みにくくなってしまいます。テキスト量の多さはイラストや色など、他の要素とのバランスも考えなければなりません。
作例では、ダンス発表会ということで出演者や日時など多くの文字情報を記載する必要がありました。飽きがこないように白地の吹き出しを背景に入れて、POPな印象を強める演出をしています。コミック風にすることで、テキスト=情報に動きが生まれ、普通であれば読んでもらえない情報をスムーズに読み進めてもらえるでしょう。
コマ割をランダムな大きさにする
コマ割とはマンガにおける技法のひとつで、枠の大きさや配置のことを指します。このコマ割、コマのサイズをランダムにすることでスタイリッシュさを演出できます。吹き出しを入れるだけでコミック風なデザインになりますが、背景をコマ割していくことで、よりコミック感、POP感が演出できます。このコマ割をあえて不規則に仕切ることでスタイリッシュな印象になります。
作例では、様々な大きさにコマ割した背景を表紙から裏面まで繋げ、コマとコマの間に白い空白をわずかに残すことでスッキリとした印象に仕上げました。コマにはドット柄などを入れることでアメコミのようなPOP感を表現しています。子どもも見るパンフレットだからこそ、よりPOPに、より楽しい雰囲気を感じられるデザインが重要になるのです。
カラフルな配色でダンスの華やかさや賑やかさを表現する
パンフレットの配色をカラフルにすることで、イベントの華やかさやにぎやかさを演出できます。イベント内容によって色使いを変えることも重要なポイントです。色の心理効果を利用して「ワクワク」「冷静さ」などの感情を伝えることもできます。
作例の場合は、ダンスの発表会ということで全体的にカラフルに仕上げました。明るいトーンの色味を使うことで、よりアメコミ感が出てPOPな印象になります。暖色から寒色まで、あえて統一感なく色を隣り合わせればユニークでアクティブな印象になるでしょう。
また、ポニーテールヘアの女性のイラストも入れることで、弾んでいるようなダンスの躍動感も表現しました。カラフルな配色に合わせたイラストイメージはパンフレットの本質的な部分を伝える重要なパーツになります。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ポップな吹き出しと集中線がおしゃれなパンフレットデザイン
吹き出しとランダムなコマ割りがスタイリッシュなパンフレット
アメコミ風のくっきりした吹き出しに必要な情報を盛り込んでランダムにカットされたコマ割りの上に配置したデザインは、キレッキレに動くダンスを象徴しているかのよう。発表会の練習から当日に至るまでのストーリーが描かれているように見えてきますね。スクリーントーンのような大小のドット柄や集中線も、アメコミっぽいPOPさを出すポイントに。ウォーホルやリキテンスタインのような色使いがおしゃれです。
女性のポニーテールがダンスの躍動感をイメージさせるデザイン
タトゥーや大ぶりのアクセサリーがかっこいいダンサーは、大きな弧を描くポニーテールが特長。吹き出しの丸みとあいまって、ダンスのしなやかな動きを連想させてくれます。発表会のタイトルは、ストリートで腕を競い合うグラフィティアートのような動きのあるフォントでクールに。写真ゼロ、イラスト1カットと、文字情報が多いパンフレットですが、そのことを感じさせない賑やかで視覚的な魅力に満ちたパンフレットです。
アメコミ風プログラムデザインにおけるコマ割りと吹き出しの活用
コミック的手法でプログラム情報を「読ませる」仕掛け
ダンス発表会のプログラムは、出演者とグループ名のリストが主な内容です。通常のレイアウトでは単調なリスト表示になりがちですが、この作例ではアメコミ風のコマ割りと吹き出しを採用することで、リスト情報そのものをエンタテインメントに変換しています。
不規則な大きさのコマは漫画のページをめくる感覚に近く、読み手の視線を自然に誘導します。規則正しいグリッドに並べるよりも、ランダムなコマ割りの方が視線の動きに変化が生まれ、退屈さを感じにくくなる効果があります。
キャラクターイラストにセリフとして日時を語らせる表紙設計
表紙では、ダンサーをイメージした女性イラストのセリフとして日時が表現されています。通常のテキスト表記を「キャラクターが語りかけている」形式にすることで、情報が記号的なデータではなく、コミュニケーションとして受け取られます。
この演出は、パンフレットを受け取った瞬間にデザインの世界観へ引き込む効果があります。アメコミ風という明確なテーマがあるからこそ成立する手法です。
カラフルな配色が生み出す賑やかさ
中面の各コマには異なる色が割り当てられ、紙面全体がカラフルに構成されています。それぞれの色は出演順や演目の区切りを視覚的に示す機能も持っており、色分けによって情報の構造が直感的にわかるようになっています。
ダンス発表会の持つワクワクした雰囲気を紙面で再現するには、色彩の豊かさが不可欠です。モノトーンの整然としたプログラムとは正反対のアプローチですが、それがダンスイベントの空気感と合致しています。
※掲載のパンフレット・冊子は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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