ストーリーはあるけどシュール。不思議な世界観のミュージックビデオの作成例

通常、ミュージックビデオは曲やアーティストを最大限によく見せるために制作するものです。曲のイメージに沿ったストーリーを流したり、アーティストが踊ったりポーズを決めて格好良くみせるのが本流だとは思うのですが、中には「どういうこと？」と頭を悩まされたり、「目的はなに？」と首をひねるようなものも存在するのです。逆に曲のイメージを壊してくるような映像すらあります。今回はそれに近いかもしれない「シュール」なミュージックビデオを集めてみました。(※紹介する動画は当サイトの制作事例ではありません)

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最後の解釈はあなた次第？不条理感がたまらないミュージックビデオ

AudioOpera – Forever

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カナダのアーティスト、AudioOperaのミュージックビデオです。のっけからダメーな感じの中年男性が出てきたと思ったら、なにやら謎のカードを見つけます。そして謎のカプセル型の水槽に身を委ねると…。ラストはぜひご自分の目で確認していただいたいと思います。なんともモヤモヤな感じが残る不思議な映像でしたが、観終わってからカンヌ映画祭で特別賞を獲った「ロブスター」と言う映画を思い出しました。不条理なんだけど、ザラザラとした感覚は実は人間の核心部を描いているような気がしてならないのは自分だけでしょうか。

ペットと共に歩んだ人生の先でたどり着いた結末に不条理さが拭えないミュージックビデオ

BOSTON BUN – SPREAD LOVE

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ロンドンで活躍するアーティスト、Boston Bunのミュージックビデオです。最愛の猫のお墓の前で涙ぐむ中年の男。その男が向かった先はペットショップ。新しい猫を飼うのかと思いきや、目があったのは…。まさか途中から挟まれるコーラスの声が、アイツの鳴き声だったとは！思いもしない展開と愛くるしい生き物の動きに釘付けになってしまいます。しかしノリノリの曲調も展開が変わってからは何故か虚しく聞こえてくるから不思議です。そして最後に生き物が彼に吐くセリフ。まさに不条理、まさに人生です。

マネキンとおじさんで実験するシュールすぎるミュージックビデオ

OUGHT – These 3 Things

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カナダのアートパンクグループ、OUGHTのミュージックビデオです。冒頭から無機質な部屋の中でスーツを着せたマネキンに様々な実験をしていくだけのなんともシュールな映像の数々。マネキンの目元だけがやたらとキリリとしているのが滑稽であり、どこか寂しげでもあります。しかし、後半はマネキンにやっていた実験を今度は生身のおじさんにやっていくという、さらに奇妙な展開に！当然のことながらうまくいくわけないのですが、見方によっちゃ深い意味があるようにも感じられるかもしれません。最後のマネキンの顔がしばらく忘れられませんでした。

もうシュールすぎて笑うしかない超有名DJのミュージックビデオ

Salvatore Ganacci – Horse

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スウェーデン出身のDJ、Salvatore Ganacciのミュージックビデオです。世界三大ダンスミュージックのフェスなどでもプレイする超有名DJの彼は、その技術だけでなくステージ上で行う様々なパフォーマンスでも注目される超有名人なんです。そんな彼のミュージックビデオもかなりシュール、と言うかぶっ飛んでます。真顔の人たちがパンダや馬、トラをパンチし続ける謎の光景。そこへ巨大な革靴に乗った彼が颯爽と現れたと思ったら、今度は彼がいろんな人にパンチし続ける。そして夕日に向かって去っていく。もう、仕返しなのか何なのかさっぱりわかりません。動物や人にパンチしている感じがすごいリアルなこと。これ、一体どうやって撮ってるんでしょう。