誰でも使える安価な動画編集ソフトの普及や様々な映像効果が簡単に適応できるようになり、動画編集はより複雑で派手なものが好まれる傾向があるように思います。しかし、工夫次第で難しい編集をしなくても十分に観る人の心を掴む事ができることもあります。早送りやスロー再生などは昔からある定番の効果ですが、使い古されることなく今でも定番の編集効果といえます。今回はそんな早巻き効果が効果的に使われているクリエイティブな動画をご紹介します。(※紹介する動画は当サイトの制作事例ではありません)
活気溢れるベトナム、ホーチミンの街を生き物のように紹介する動画
Traffic in Frenetic HCMC, Vietnam
冒頭から早送りを多用し、ホーチミンの街が活気に溢れる様子を映し出しています。タイムラプスに近い感じもしますが、そこまで早くするわけでもなく、そこで何が行われているのかをわかるようにしていて、その土地に生きる人の存在を無視することなく動画に生かしていますね。早送りも速度を変化させることで観る人の興味を最大限引き出すことができます。バックで流れるBGMもエキゾチックな電子音で映像と合っています。人と同じように街も生きていると言うことが伝わる面白い映像だと思います。
食べ物専門のフィルムメーカーが作った美味しい広告動画
ROSE by Carte Noire
クッキング動画で早送りを使うのは定番中の定番と言える手法かもしれません。しかし余計な作業や待っている時間などをカットし、テンポよく見せることで動画の求心力を維持できます。同時にレシピ動画などでは何をしているのか明確にする必要がありますが、それだけでは味気のない動画になってしまうことでしょう。美味しさの判断基準の8割を占める嗅覚が使えない代わりに動画編集で的確に美味しさを伝える必要がありますが、この動画では全ての要素が満たされているといえます。
3Dプリンターでストップモーションアニメを作成する様子を映した動画
BEARS ON STAIRS
数々の賞を受賞しているイギリスの立体造形などのデザイン会社が製作の様子を公開した動画。のっけからテンポのいい早送り動画から始まっと思ったら途中からの洒落たピアノ、そして造形物の動きに見とれてしまいます。3Dプリンターが動いてる様子ってずっと見てても飽きないですよね。そして出来上がった熊の肩の筋肉の動きがこの会社の真髄のような気がします。3Dプリンターの発明でものづくりが簡単になったとはいえ、やっぱりクリエイターたちは膨大な時間をかけて作業をしていると思うと頭が下がります。
お洒落なホリデーカードを作る様子を映像に残してみると…
our creative process/. 01
普段は映像制作などの仕事をしている二人組が友人や家族に送るためのホリデーカードを自作していく過程を動画編集したもの。これだけで立派なプロモーションにもなりそうなぐらいセンスに溢れています。人の創作の過程を見るだけでも勉強になると思いますし、全くデザインと関係のない人でも作る過程を知ると言うのは重要なことだと思います。何より、こんなカードを送られたら誰でも嬉しくなっちゃいますよね。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。
動画編集・映像制作料金と作例
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