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広告会社とフリーランスの違い

広告制作会社とフリーランスの違い|デザイン依頼先を選ぶポイントとは


広告会社とフリーランスの違い

デザイナーとしてよく聞かれるのが、フリーランスと制作会社のどちらで働くのが良いかという質問です。正直、正しい答えはないと思っています。どちらにも長所と短所があります。

出典 : JUST™ Creative  ※翻訳・掲載許可をいただいています。

この記事では、広告制作会社での勤務が6カ月間、プロのフリーランスとしての経験が4年間という経験に基づいて、私の個人的な意見をシェアしたいと思います。

それぞれを比較する前に、私が現在そのどちらも継続中だということを言っておかなければならないでしょう…月~金は9時~6時でCarrot Creativeでフルタイムで働いて、主に夜、必要であれば週末に自分のビジネスであるJust Creative Designとして仕事をしています。どちらも大好きです。

比較するときは、幸せなデザイナーの基準となるものをベースに考えます。プロジェクトの種類や仕事量、報酬、どれくらい自由か、そして「楽しい」面についても。

 

1. 仕事/仕事量

フリーランスと広告事務所の仕事量

フリーランス:

フリーランサーは、仕事をする時間と自分がしたいプロジェクトを選ぶことができますが、自分を売り込み、書類やメールの管理などの「裏の仕事」もしなければなりません。結果として、自分の好きなこと(デザイン)をする時間は少なくなります。

広告制作会社:

広告制作会社では、「裏の仕事」は会社が全てやってくれるので、あなたがデザインをする時間が増えますが、自分の好みのプロジェクトばかりではないというところが欠点です。しかし、自分に合っている制作会社やデザイン事務所を見つければ、これは大きな問題にはならないでしょう。

広告制作会社で働くことのもう一つのボーナスポイントは、より大きな企業との仕事ができるということですが、これは必ずしも「ボーナス」ではないそうです(と言われました)。Carrotでの期間は、特にディズニーとスターウォーズのプロジェクトを含む全てのプロジェクトを楽しむことができました。

ジャッジ:

自分の好きなプロジェクトをやれるのなら、フリーランスでも広告制作会社でもどちらでも楽しめると思いますが、個人的には広告制作会社で働く方が実際のデザインや幅広いプロジェクトの作業ができる時間が多いと思います…ただ、ディズニーのキラキラした感じが好きなだけなんですけどね。

 

2.報酬/自由度

フリーランスと広告事務所の自由度

フリーランス:

自分のビジネス(フリーランス)で成功すること以上に満足できることはありません。フリーランスでは、自分のクライアントを選び、自分の価格を設定し、何より重要なこととして自分の好きな時に仕事ができます。これによってフレキシビリティが増し、休暇などの時間も増え、なにより生活の質が上がります(例えば、毎日の通勤の必要がない、自分の時間が増えるなど)。

また、もちろんあなたの経験や役割に加え、どれくらい努力して(スマートに)働くかによっても左右されますが、制作会社で働くより金銭的な報酬が良いことが多いです。

広告制作会社:

広告制作会社で働くことにも良い点があります。それは仕事の確保です。自分がいつ給料を支払ってもらえるのかが分かっています。また、その他にも健康保険やパーティー、社員旅行などの利点もあります。

ジャッジ:

全体的に、金銭的な報酬と自由を考慮するとフリーランスの方がよりやりがいのある選択でしょう。特に、私のように旅行が大好きな人なら…もちろん、そのためには仕事をしなければなりませんが。

 

3.「楽しみ」のファクター

フリーランスと広告事務所の楽しみ

フリーランス:

フリーランスをしていると、特に家やオフィスにあなた以外に誰もいない場合、孤独になることがあります。しかし、それだけ自由が増えますし、仕事以外の友達と出かける時間も増えます…遅くまで寝ていることもできます。

広告制作会社:

広告制作会社の雰囲気は一人で働くフリーランスよりもにぎやかで、人と話したり笑ったり、協力することができます。同僚とランチや映画、日帰り旅行、スポーツ観戦などに出かけることもできます。

ジャッジ:

これは私がニューヨーク市在住でCarrotに勤務しているからかもしれませんが、広告制作会社で働く方が楽しみは多いです。

 

発注者が選ぶべき基準──7つの判断ポイント

判断ポイント 広告制作会社が向いている フリーランスが向いている
予算 30万円以上の案件 30万円未満の案件
案件規模 複数の制作物を同時進行 単品の制作物(名刺、チラシ1種等)
品質の安定性 高い(組織的な品質管理) 個人の力量に依存
スピード 通常工程が必要 即対応可能な場合がある
コミュニケーション 担当者を介する(安定) 制作者と直接やり取り(柔軟)
専門性 幅広いジャンルに対応 特定ジャンルに特化
継続性 長期的なブランド管理 単発の案件

 

費用の内訳比較

広告制作会社の場合

費用項目 割合の目安
ディレクション費 20〜30%
デザイン制作費 40〜50%
コピーライティング費 10〜15%
管理費(マージン) 10〜20%

フリーランスの場合

費用項目 割合の目安
デザイン制作費 70〜90%
その他(通信費等) 10〜30%

同じ案件での費用差の目安

制作物 広告制作会社 フリーランス
ロゴデザイン 15〜50万円 5〜20万円
チラシ(A4片面) 5〜15万円 2〜8万円
パンフレット(8P) 30〜80万円 15〜40万円
名刺デザイン 2〜5万円 1〜3万円

 

品質管理の違い

比較項目 広告制作会社 フリーランス
校正体制 複数人チェック 基本的に本人のみ
ディレクション ディレクターが品質管理 セルフディレクション
代替対応 担当者不在でも別のスタッフが対応 病気・事故で対応不能リスクあり
ブランドガイドライン管理 組織として管理・継承 個人の記憶に依存

 

賢い使い分けパターン

パターン 広告制作会社に依頼 フリーランスに依頼
ブランド立ち上げ ロゴ、ブランドガイドライン
初回の大型制作 WEBサイト、メインパンフレット
日常の制作物 チラシ更新、SNS素材、名刺追加
急ぎの小規模案件 バナー、POP、簡単な修正
年間契約 ブランド管理+大型案件 月次の運用素材制作

 

あなたの意見は?

これらの意見は私の個人的な経験に基づくものなので、是非あなたのフリーランス/広告制作会社での経験についての意見をお聞かせください。どちらも経験している人は、どちらの方が好みですか?それはなぜですか?

 

広告制作会社とフリーランスは「窓口の一貫性」と「専門性の深さ」のトレードオフ

広告制作会社にデザインを依頼する場合、プロジェクトマネージャー(営業窓口)がいて、その人がデザイナー・コピーライター・カメラマンなど複数の専門家をコーディネートしてくれます。一方、フリーランスに依頼する場合は、デザイナー本人が窓口であり制作者でもあるため、コミュニケーションがダイレクトで、専門領域における深い対話が可能です。

「複数の専門家を横断する総合的な制作」が必要なら制作会社、「特定の領域で腕のあるプロと直接やりとりしたい」ならフリーランスが適しています。依頼者自身のスキルレベルも判断に影響します。制作の進行管理や品質判断ができる担当者が社内にいれば、フリーランスとの直接取引で費用を抑えられます。逆に、進行管理まで任せたい場合は制作会社の価値が大きくなります。

「どちらが優れている」ではなく「自社の状況に合っている」かで選ぶことが、依頼先選びの実用的な判断基準です。

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この記事について

執筆: ASOBOAD編集部

デザインの潮流や作例調査をもとに記事制作・編集を行っています。

運営: ASOBOAD(アソボアド)

デザイン事務所AMIXが運営するオンライン完結型のデザインサービスです。