印象的な建物の写真を大きくあしらってほんわかした雰囲気にまとめました。
大河ドラマ「利家とまつ」は戦国時代の夫婦愛をテーマに描いた、愛の物語です。まつは、夫の出世を陰日向に支えるかしこい賢夫人として有名で、その奥ゆかしい雰囲気をチラシにも込めました。和風の花をフレームとしてあしらって、穏やかな印象の淡い色を基調として、華やかさを添えつつもどこか控えめでやわらかさを感じられるように心がけています。
伝統美と男性歌手の堂々たるイメージを想像させる
ぼんやりした印象にならないよう、写真を大きく配置して、男性歌手の堂々とした佇まいやどっしり構えた安心感が醸し出されるようにしています。
金沢「神門」の歴史的背景を活用
この建物は、金沢の名所でもあり、前田利家とまつの聖地としても有名な「神門」です。最上階にギヤマンが埋め込まれている作りは、全国的にも例を見ない希少な和漢洋の建築様式によるもの。
ドラマファンにも訴求力を高めるデザイン
「利家とまつ」ファンならば、すぐにピンとくるゆかりの場所です。CDタイトルとその収録曲は、下部に白い余白を取ってレイアウトし、目立つように工夫しました。
日本の伝統美を感じさせる歌手CDのチラシ
全体のコンセプトとトーン
・梅の花びらと曲線的なデザイン要素が優美な印象を与える。
・レトロな配色と、品のある書体が歌手の奥ゆかしさを表現。
ビジュアル構成と配置
・写真が背景に溶け込み、情緒的な雰囲気を醸し出している。
・タイトルが目立つ位置にあり、インパクトを与えている。
タイポグラフィと色彩
・和風の書体が、音楽の日本的なテイストを感じさせる。
・ピンク、緑、ベージュのソフトな配色が上品で柔らかな印象。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
聖地の写真が加賀百万石の情緒をもたらすチラシデザイン
大きくレイアウトされた写真はインパクト大
利家とまつといえば、夫婦愛を描いて大ヒットした往年の大河ドラマ。聖地巡礼をするファンも多いのではないでしょうか。そんな大河好き、歴史好きなら一目見ただけでここだと分かる「神門」の写真が大胆にあしらわれているのがかっこいいですね。神門は前田利家とまつを祀る尾山神社にそびえていますが、和漢洋の建築様式が組み合わさった珍しい建造物で、その美しさも唯一無二と言って良いのではないでしょうか。ギヤマンの色がチラシに花を添えてくれるようです。
まつの賢夫人ぶりを彷彿とさせる優しいデザイン
チラシ自体は男性歌手のCD発売を知らせるものとのことですが、淡い色や梅の花があしらわれていて、女性的なイメージもあります。「利家とまつ」と言えば、今で言うダブル主人公、出世する利家とそれを献身的に支える賢い妻、まつの活躍を描いたドラマなので、女性的な要素を出すのは当然と言えば当然かもしれません。やさしい色使いによって、「利家とまつ」をテーマとした曲やCDの世界観も伝わってきます。しっとりとした漆のような文字色も美しいですね。
※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。