


環境改善と資源循環をイメージしたエコロジカルな展示会のパンフレットデザイン。
白地にグリーンをベースに整然と読みやすく、環境保全を彷彿とさせるエコロジカルなイメージでパンフレット全体をデザインしました。キーカラーのグリーンは、濃淡を変えて見出しや帯に使用することで、デザイン全体に統一感とリズムを生み出しています。白地を基調とすることで、クリーンな印象と共に、中面のグラフや図表といった複雑な情報もクリアに読み取れる高い可読性を確保しています。
表紙デザイン – 社会的役割の象徴
表紙のビジュアルは、経済や環境の循環を表すタッチパネルのスイッチを押そうと指を伸ばす瞬間を切り取った画像をメインに構成。展示会が持つ社会への役割を隠喩しています。画像と重なるように同時開催する展示会のタイトルを色とりどりに並べて展示会の充実したラインナップを紹介し、該当する企業へのアピールとしています。メインビジュアルは、タイトルを中心に、リサイクル、エネルギー、廃棄物などを象徴するアイコンが円形に配置されており、展示会のテーマ「資源循環」を非常に具体的に視覚化しています。
中面の構成 – 展示会間のシナジーの解説
中面左ページでは、メインの展示会と同時開催の展示会とのシナジーを図式化して解説し、会場に足を運ぶことで得られる多くのビジネスチャンスについて言及しています。各展示会を認識するにあたり、それぞれの展示会タイトルがアイデンティティのような役割を果たし、背景の色分けされた階層と矢印で直観的にその関係性を理解できるようになっています。
中面右ページでは、左ページの概念的なシナジー解説とは対照的に、「出展対象」「来場対象」の具体的なデータ(グラフ)、「基礎ブース」の仕様図や料金表、申込スケジュールといった、出展を検討する企業にとって必要不可欠な実務情報が詳細にまとめられています。この「全体像の提示(左)」と「具体的な参加要項(右)」という明確な役割分担が、パンフレットの説得力と実用性を高めています。



環境に関する展示会パンフレットをわかりやすくデザインするポイント
展示会パンフレットは多数の企業が出展するため、デザインが乱雑になりやすいデメリットが発生します。しかも自然環境に関する内容の場合、メッセージ性が強い=テキスト比率が高くなりがちです。
テキスト比率の高いパンフレットは最後まで読まれにくい負の側面もあります。アイコンや写真、図などを効果的に配置することで、伝えたい内容がわかりやすくなるでしょう。パンフレットの目的に沿ったデザインを心がけることも重要です。
作例の出展案内パンフレットは、出展してくれる企業に向けたものです。どのような目的の展示会なのかをきちんと伝える工夫が必要になります。
今回ご紹介する自然環境関連のイベント出展案内パンフレットでは、イベントの趣旨を伝えることを重視したデザインを作成しました。当サービスがイベント趣旨を出展検討中の企業向けに作成したパンフレットにおいて、意識した部分は次の3つです。
- 自然を連想させるグリーンを使用する
- 可読性向上のためにイラストや図を多用する
展示会となると協賛企業や会場までのアクセス、趣旨説明など情報が多くなります。文字情報をいかに読みやすくレイアウトするかもポイントです。
表紙を見ただけで展示会の趣旨が伝わるような、わかりやすいパンフレットデザインのポイントについてお話していきます。
自然を連想させるグリーンを使用する
どのような制作物でも、最初に検討するのは「配色」です。パンフレットの最終的な目的に合わせた配色を決める必要があります。
自然環境に関する展示会では、自然を連想させるグリーンをベースカラーとして使用するのが効果的でしょう。自然=グリーンでは「ひねりがない」と感じるかもしれませんが、そもそもパンフレットはわかりやすさ、伝わりやすさが重要です。
メインカラーをグリーンにした場合、背景色を白にすると爽やかさがより強調されます。どちらの色を背景に持ってきてもテキストが読み取りやすいため、グリーンと白地の組み合わせはわかりやすいパンフレットには好相性なのもポイントです。
作例では、グリーンを上下帯やタイトル、見出し枠にも使用しています。ベタ塗りだけでなく、グラデーションにしたり、トーンを変えたりして工夫しました。
グラデーションは視線誘導にも効果的なデザイン手法の1つです。グリーンはグリーンでも、デザインの入れ方や使うポイント、使い方によって、与える印象がガラリと変わります。
パンフレット全体は白ベースにしつつ、ポイントポイントでトーン違いやデザイン違いのグリーンをつかうことで、シンプルすぎない洗練されたパンフレットになりました。
可読性向上のためにイラストや図を多用する
文字情報が多い場合は、高い可読性がデザイン作成の上で重要なポイントです。イラストや図を効果的に使用することで可読性が高まるでしょう。テキストの内容は伝える側がもっとも伝えたい内容です。
しかし、あまりテキスト比率が高いと伝えたいことがしっかりと伝わらないばかりか、最後までパンフレットが読まれない可能性も高くなります。そこで重要なのが「イラスト」や「図」といったテキスト以外のデザイン要素です。
作例では、循環型エコノミーを意識して円の図とイラストを表紙に入れています。中面になるにつれ文章が多くなりますが、図やグラフ、写真などを間に挟んでスッキリとした印象に仕上げました。
また、グラフの色に赤やオレンジといったコントラストの強い色を使うことで、メリハリもきかせています。展示会パンフレットのような、異なる商品やサービスをプレゼンする場合、一目でどのような商品、サービスなのかを明確にわかりやすく伝える必要があります。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
循環型エコノミーをイメージしたパンフレットデザイン
エコロジーを「円」とグリーンで表現
廃棄を減らしたりリサイクル可能な原材料を調達するなどして、とにかく無駄を減らす循環型エコノミーは、次世代型の企業にとって重要なキーワードです。こちらのパンフレットでは、未来に向けるそうした意識が、円を基調にしたデザインと、新緑のようなグリーンで表現されているようです。グリーンは若葉色のグラデーションで明るい印象ですね。爽やかで誠実な印象があります。
中面は図表と文字で情報ぎっしり
表紙を開くと、中面には図や写真、グラフなどと一緒に文字が詰め込まれています。小さめの文字サイズですが、見出しに色の帯が使われていたり、テンポよく図や写真が挿入されたりしているので読みにくさは感じません。表紙と同じグリーンをテーマカラーとして、オレンジや赤といったコントラストの強いカラーが使われているので紙面が明るくパワフルな印象になっていますね。ウラ面もイラスト図と文字が互い違いにレイアウトされていて、読みやすく感じられます。
環境・資源の展示会らしさを「一冊で説明する」パンフレット
この出展案内パンフレットは、環境・資源をテーマにした展示会の趣旨と、同時開催イベントとの関係性、さらに出展に必要な実務情報までを、一冊の中で順番に理解してもらうことを意識して設計されています。
「環境」「循環」「ビジネスチャンス」という少し抽象度の高いテーマを、表紙ビジュアルと中面の情報設計で、具体的な行動イメージにまで落とし込んでいるのが特徴です。
タッチパネルと円形モチーフで「循環」を身体感覚に落とし込む
表紙中央では、タッチパネルのスイッチに指先が近づいている瞬間が大きく切り取られています。周囲には、資源循環やエネルギーを連想させるアイコンが円状に配置され、全体として「循環を起動する」イメージがつくられています。
ここでポイントになっているのは、
- “読む前にわかる”テーマ提示
テキストを読まなくても、「環境」「資源循環」「次世代のビジネス」といったキーワードがビジュアルだけで伝わる構成になっていること。 - “押す/動かす”という能動的なモチーフ
指先の動きが入ることで、「展示会に参加すると、自社の何かが動き出すかもしれない」という期待感が、ごく短い時間でイメージできること。
同時開催の展示会タイトルをカラフルな帯で並べているのも印象的です。環境系のパンフレットは単調なトーンになりがちですが、タイトルごとに色を変えることで、「環境×〇〇」という多様な切り口がひと目で伝わります。
中面左:シナジー図で「複数展示会の意味」を整理する
中面左ページでは、メイン展示会と同時開催の展示会との関係が図式化されています。背景を段階的に色分けし、矢印でつないだレイアウトによって、
- どの展示会がどの領域を担当しているのか
- それぞれがどう結びつき、新しいビジネスチャンスを生むのか
が、文章を読み込む前からおおまかにつかめるようになっています。複数の展示会を束ねる出展案内では、「結局このイベント全体で何が起こるのか?」という全体像の説明が欠かせません。ここでは、展示会タイトルそのものを“ラベル”として扱い、配置の仕方と色分けで役割分担を示すことで、言葉による説明を最小限に抑えているのが特徴です。
中面右:出展担当者が上司に説明しやすい情報レイアウト
一方、中面右ページには、出展を判断するうえで欠かせない実務情報が集約されています。
- 出展対象・来場対象を示すグラフ
- 基礎ブースの仕様図
- 出展料や申込スケジュールの一覧
といった要素が、見出し付きのブロックごとに整理されており、「担当者がこのページをそのまま社内説明に使える」構成になっています。
左ページのシナジー図は“コンセプトの説明”、右ページは“社内稟議の材料”という役割分担です。とくに、仕様図やグラフの色使いにオレンジや赤などのアクセントカラーを用いることで、数字や図表が埋もれず、ぱっと見て重要箇所がわかるよう工夫されています。
グリーンと白が担うのは「メッセージ」だけでなく「読みやすさ」
記事本文でも触れられているように、このパンフレットの基調色はグリーンと白です。環境分野の定番カラーではありますが、ここでは単に“それらしい色”としてではなく、
- 表紙:強めのグリーンとグラデーションで、テーマ性と視線誘導を両立
- 中面:白地をベースに、見出しや帯だけトーン違いのグリーンで統一
- グラフ・図:部分的にオレンジや赤を差し込んでメリハリをつける
という役割分担がなされています。特に、中面のように情報量が多い紙面では、背景を白に保ちながら、グリーンの帯や見出し枠で情報のまとまりを示すことで、「どこまでがひとかたまりの話か」が自然と把握しやすくなります。
環境メッセージを支える色でありながら、同時に情報整理のガイドラインとしても機能している配色と言えます。
「情報ぎっしり」を最後まで読んでもらうためのテンポづくり
中面は、小さめの文字でかなり多くの情報が詰め込まれていますが、第三者の感想にもあるように、「読みにくさ」をあまり感じさせない構成になっています。
その理由として、
- 見出しごとに色付きの帯を入れて、目次のような役割を持たせている
- 図表・写真・アイコンを、文章ブロックの合間にリズムよく挟んでいる
- 文字サイズは小さめでも、行間と余白をしっかり確保している
といった点が挙げられます。展示会の出展案内パンフレットは、どうしても「条件」「料金」「スケジュール」といった項目が多くなりがちです。その一方で、読む側は忙しい担当者であり、「必要なところだけ素早く拾いたい」というニーズもあります。
この事例のように、図表とテキストの“交互配置”と、見出し帯による“ざっと見のしやすさ”を組み合わせることで、「情報ぎっしり」でありながらも、読み進めやすいテンポを実現しています。
環境・資源分野の展示会は、「社会的なメッセージ」と「具体的なビジネス」が同時に存在する場です。この出展案内パンフレットは、その二つを表紙のメタファーと中面の情報設計で丁寧につなぎ、読み手が「理念」と「条件」の両方に納得したうえで出展を検討できるようにデザインされている事例だと言えます。
環境・資源展示会のパンフレットデザイン概要
・エコロジカルなイメージを強調
この環境・資源展示会の出展案内パンフレットデザインは、エコロジカルなイメージを強調しています。白地にグリーンをベースにし、読みやすさと環境保全のイメージが伝わるようにデザインされています。
・表紙には循環経済のメタファー
表紙のビジュアルでは、経済や環境の循環を表すタッチパネルのスイッチを押す瞬間の画像が使われ、展示会の社会への役割を象徴しています。展示会のタイトルも色とりどりで充実感を伝えていますね。
・中面はシナジーとビジネスチャンスを強調
中面では、同時開催の展示会とのシナジーを図式化し、多くのビジネスチャンスについて言及しています。展示会タイトルがアイデンティティとなり、色分けされた階層と矢印で関係性が直観的に理解できるようにデザインされています。
・循環型エコノミーを表現
このパンフレットデザインでは、循環型エコノミーのイメージが円とグリーンの色で表現されています。このデザインは、次世代型企業にとって重要なエコロジーのメッセージを伝えています。
・情報が詰め込まれた中面デザイン
表紙を開くと、中面には図表や写真、グラフなどの情報がぎっしり詰め込まれています。小さめの文字サイズでも、見出しに色の帯が使われたり、図や写真が挿入されていることで読みやすさが保たれていますね。
この環境・資源展示会の出展案内パンフレットデザインは、エコロジカルなイメージを強調し、循環型エコノミーのメッセージを伝えるデザインが特徴です。表紙のビジュアルや中面のシナジーとビジネスチャンスを強調したデザインは、出展企業へのアピールポイントとなっています。

※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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