仕事(デザイン)がデキる人の意見は時に辛辣です。
嫌みじゃなくて、本当にそう思って言うんですよ。そう、デキてしまうが故に。
努力家というよりは天才肌タイプの先輩で(いや、きっと相当努力されているんですが)、汗かいてるイメージが無いんですよね。デザイナーに就職する前の、僕がまだ何もデザイナーの事を知らなかった時の、デザイナーのイメージそのままだったんです。
先輩は、ざっと見ただけで、意図も容易く僕の間違いや改善点を指摘していくわけです。コレは本当にサンドバッグ状態で、自信満々に見せに行ったのが、恥ずかしいやら、情けないやらで、楽しい時間ではなかったですね。的確なのでグウの音も出ない。
「なんでそんなにすぐデザインの悪い部分を見つけられるんですか?」と尋ねたところ、
「おれも昔先輩に言われたから」と、返って来たんです。
完璧な先輩も、昔は完璧じゃなかったのか。と、これには勇気をもらった記憶があります。
ちょっとその当時の怒られている先輩を見てみたかった…(笑)
指導・叱ってくれる人の大切さを噛みしめる今
独立した今は「怒ってくれる人」がいないので、自分で間違いに気づかないといけないし、危機感も持たないといけません。そう思うと、怒られていた頃というのもとても貴重な時間だったなぁと思えます。
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とあるデザイナーの独立までの色々を描いたWEBマンガです。漫画を通してデザインという仕事やデザイナー、印刷などに親しみを持っていただけたら幸いです。SNSやブログでシェアしていただけると、喜びます。
-登場人物-トミナガ
普通の大学からデザイナーを急に志し、何故か採用される。
後に独立して今のサービスを立ち上げる。
ニシヤマさん
デザイン課をまとめるチーフデザイナー。
駄目駄目な私を育ててくれた尊敬する上司。
明るく元気なスポーツマンで、情に厚い。
カワイさん
職人気質のベテランデザイナー。
同じくとても面倒を見て頂いた尊敬する上司。
実は結構お茶目。
絵 : ヤマダタカエ
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