社会人になることへの不安
ずっとこのまま現場だったらどうしよう…と一抹の不安もあったのですが、それも無事解消され、数ヶ月の研修を経て、ようやくデザイン課へ配属となりました。
大きな会社だったこともあり、研修は営業向けのカリキュラムが中心で、大きな声で挨拶したり、社会人たるもの云々〜というごくごく一般的なものでした。「あー、これが大人なのか。こうして僕も大人になるのか。」と思っていました。
デザイナーという人種との接触
しかし、デザイン課に配属されて思ったのは、あれ?ノリが軽いぞ。
上司と部下というよりは、後輩と先輩という感じで、さしてヒエラルキーを感じないものでした。「一緒に行かないんですか?」の問いかけに対して、「おれは群れるの嫌いだから」とサラっと言う先輩がいたり、机の上に仕事と関係無いものが色々あったり、それを否定も肯定もしない、なんとも自由な空気が流れていました。
大人って一種類じゃないのか。
と、大学を出たばかりの若い僕は、そんなデザイン課の空気に触れて少し安堵したのでした。
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とあるデザイナーの独立までの色々を描いたWEBマンガです。漫画を通してデザインという仕事やデザイナー、印刷などに親しみを持っていただけたら幸いです。SNSやブログでシェアしていただけると、喜びます。
-登場人物-トミナガ
普通の大学からデザイナーを急に志し、何故か採用される。
後に独立して今のサービスを立ち上げる。
ニシヤマさん
デザイン課をまとめるチーフデザイナー。
駄目駄目な私を育ててくれた尊敬する上司。
明るく元気なスポーツマンで、情に厚い。
カワイさん
職人気質のベテランデザイナー。
同じくとても面倒を見て頂いた尊敬する上司。
実は結構お茶目。
絵 : ヤマダタカエ
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