和モダンなテイストで女性の心をくすぐるいちごジャムのラベルデザインです。
白地にゴールドのラインで和柄の地紋を描いた背景に、シックなブラックで確保した商品名スペース。文字をエモーショナルに見せるディスプレイフォントを使い、商品名を情感たっぷりに表現しました。
情感を込めたフォント選択
キュートなハートの装飾に目を奪われ、「恋する」の文字がターゲットとする女性層に強く響きます。「恋」から連想するのは甘酸っぱい味。特別味に関するキャッチコピーがなくても、商品名から連想するイメージが購買意欲に結びつきます。
現代風の和モダンデザイン
また、ジャム=洋食というイメージを覆す和風なデザインにも注目。ただ単に「和」を持ってくるのではなく、現代風のデザインと掛け合わせることで、古民家カフェのような和風モダンな雰囲気を演出しています。陳列された時に、競合商品と差別化を図る戦略としても、他とは異なるパッケージデザインは大事な要素の一つです。
制作ラベルデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
モダンレトロなジャムに珍しい和風ラベルデザインがポイント
いちごジャムの赤を活かしたモダンな構成のデザイン
ゴールドの変則的な格子模様が特徴的なパッケージ。白、黒、ゴールドといったパッケージにいちごジャムの赤が加わることでより華やかさが増しています。強い色同士で和風のデザインを構成すると、大正時代風なレトロモダンに。ネーミングがかわいさだけにとどまらないのは、強さを感じるパッケージデザインならではといえるかもしれません。
ジャムを和風デザインでパッケージするという意外性で印象深く
ジャムやコンフィといえば、洋菓子やトーストなどをイメージさせます。そのため、巷のジャムパッケージのデザインは多くが洋風なデザインになっているのではないでしょうか。こちらの商品は、あえて和風のデザインにすることで意外性を打ち出し、ほかのジャムとの差別化をはかっています。和風に傾きすぎると場違いな感じもありますが、「恋」にあしらわれているハートと赤いシルエットで描かれたいちごがうまく和洋のバランスをとっています。
VOICE ※第三者による感想です
シックな和風の中に手にしやすいカジュアルもあります。
和洋の組み合わせ
「和風」と「ジャム」というめずらしい掛け合わせですが、抹茶チョコやほうじ茶プリンなど、和洋を掛け合わせた商品はめずらしくないもの。思いっきり和風に見せても違和感なく、意外とすんなり受け入れてもらえそうです。和風ジャムはまったく存在していないこともなく、野菜や栗、あんこを合わせた商品も存在しています。ですが、どちらかといえば健康食品のようなデザインが多く、年齢層高めのターゲットを想定している商品が多いようです。
カジュアルとシックのバランス
キュートなフォントを使用したラベルは若い世代にも好まれそうで、物珍しさから興味を抱いてもらえそうに思いました。シックな深みのある赤に、マットな黒い蓋。ダークトーンの外観に丸い白をベースにしたラベルを貼ると、まるで丸窓のような明るさを感じ、思わず視線が吸い込まれてしまうでしょう。
「恋する」というネーミングとコントラスト
「恋する」というカジュアルなネーミングをシックな和に合わせたコントラストによって、妙に気になる商品に。フォントに添えられたピンクのイチゴがかわいいアクセントとなり、高級感よりは手ごろさをアピールしてくれるでしょう。他にはないイチゴジャムに感じ、きっと気になるあまり手にしてしまう方も多いかと思います。
※掲載デザインサンプルのモックアップはイメージです。実際の製品・パッケージと仕上がりが異なる場合がございます。