SFXと聞くと何やら最新技術を使った未来的な映像を想像しがちですが、実はその歴史は古く映画が発明された1895年にはSFXが作り出されていたんですって。SFXとは特殊な撮影という意味。ですからストップモーション動画もSFXのうちの一つなんです。ストップモーションも実写、アニメーションなどで古くから使われいる手法で、カクカクと画が動く様子は子供の頃から慣れ親しんだ私たちにどこか安心感を与えてくれます。今回はそんな時代を超えて使われている手法、ストップモーションを使った動画を集めてみました。(※紹介する動画は当サイトの制作事例ではありません)
すっかりお馴染みになったあのコマーシャルがストップモーション動画になった
Red bull – gives you wings stop motion
「翼を授ける」すでに日本でもお馴染みのフレーズになりましたね。今や世界的なエナジードリンクメーカーになり、エクストリームスポーツなどの普及にも力を入れているレッドブルのコマーシャル動画です。日本では手書きのアニメーションが有名ですが、海外では様々なタイプのコマーシャル動画を展開しています。その中で今回はレッドブルが作ったストップモーション動画です。わざとチープな雰囲気で作ることにより親しみやすさが増している気がします。
国際的な物流会社が作ったストップモーション動画
DHL Commercial AD _ stopmotion
こちらは世界的な宅配便、運輸物流会社DHLのストップモーション動画です。黄色に赤字のデザインは日本でもすっかりおなじみになりましたが、元々は航空機を主体にしたドイツの国際郵便の会社なんです。そんなDHLが荷物を運ぶ様子を立体的なペーパークラフトを使ってストップモーション動画にしています。細かな説明は一切ありませんが、最後の「他の会社よりも良い」という一文が効いています。これも素朴な紙の質感とストップモーション効果がぴったりマッチしていると思います。
アニメと実写を違和感なく繋げるストップモーション効果を使った子供向け番組
Adventure Time (Lado C stop-motion interstitial)
カートゥーンネットワークラテンアメリカは、メキシコやアルゼンチンなどで子供向けのアニメーションなどを制作している衛星放送チャンネルです。これはそこで放送されたテレビ番組「アドベンチャータイム」の一部ですが、アニメと実写部分が混ざっており、実写部分がストップモーションで作られています。実際この手法はよく使われており、ただアニメと実写を混ぜると突然生々しくなるので全体のイメージが乖離してしまいますが、実写部分をストップモーションにすることで、バランスが取れ視聴者も観やすいという利点があります。こういった子供向け番組などでは効果的な手法だと思います。
4000枚の写真を使って作られたストップモーション編集動画
The Long Haul – An Animated Short
カナダの映像制作会社が作った実写ストップモーション動画です。この動画の面白いところは、二人の男女の長い人生を表現していくのですが、二人だけではなく彼らを変身させていく撮影スタッフやカメラマンなども登場させてしまうところです。男女二人はほぼ動かず、メイクや衣装でみるみる歳をとっていきます。また、その様子を360度カメラで回転させながら撮っているところも興味深いです。人生とは平面ではなく常に多面的である、といった制作側の想いも伝わってきます。そして後半、撮影現場の様子とともにクレジットが流れますが、そのクレジットの見せ方も洒落てますね。
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