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デザイナーになるのに美大は必要? 本当に大切なのは自分を磨く姿勢

「デザイナーになりたい」そう思ったとき、多くの人が真っ先に考えるのが美術大学や専門学校への進学ではないでしょうか。確かに、専門的な教育を受けられる環境は魅力的です。ただ、実際のデザイン業界を見渡すと、必ずしも美大や専門学校出身者ばかりではありません。

今回は、デザイナーを目指す上で本当に必要なものは何か、美大や専門学校の役割とは何かについて、ブログにしたいと思います。

 

デザイン業界の実態

デザイン会社

実は、美大や専門学校を出ていないデザイナーは意外と多いです。僕自身もその一人ですが、周りを見渡しても似たような経歴の人は少なくありません。

デザインの仕事に就くのに資格は必要ありません。つまり、美大や専門学校を出ていなくても、実力・スキルさえあればデザイナーとして活躍できるのです。

美大・専門学校の魅力

とはいえ、美大や専門学校には独自の魅力があるのも事実です。

  • 専門的な知識やスキルを体系的に学べる
  • 最新の技術やトレンドに触れられる
  • 同じ志を持つ仲間と切磋琢磨できる
  • 業界とのつながりができやすい

こうした環境で学べることは、確かに羨ましく感じることもあります。

「学校依存」の落とし穴

ただし、ここで注意しなければならないのが「学校依存」の考え方です。「学校に行けば自分が変わる」「卒業すれば仕事が待っている」といった甘い考えは、むしろ成長の妨げになりかねません。

学校はあくまでも「学びの場」の一つに過ぎません。そこで何を学び、どう成長するかは、結局のところ自分次第です。

 

独学でデザイナーを目指す道

独学でデザインを学ぶ

では、美大や専門学校に行かずにデザイナーを目指す場合、どんな方法があるでしょうか。

1. オンライン学習の活用

最近では、オンライン学習プラットフォームでも、質の高いデザイン講座が数多く提供されています。自分のペースで学べるのが大きな魅力です。

2. 書籍やウェブサイトでの独学

デザインの基礎理論から最新のテクニックまで、様々な情報が書籍やウェブサイトで公開されています。これらを活用して知識を深めることができます。

3. 実践を通じた学び

友人の依頼や個人プロジェクトなど、実際にデザインを作る機会を積極的に作ることが大切です。失敗を恐れず、多くのデザインを作ることで着実にスキルアップできます。

4. コミュニティへの参加

オンライン上のデザインコミュニティに参加すれば、他のデザイナーとの交流や情報交換ができます。時には厳しい批評ももらえるでしょう。

5. ポートフォリオの作成

自分の作品をまとめたポートフォリオは、デザイナーの名刺代わりです。日々の制作物を丁寧にまとめ、常にアップデートしていくことが重要です。

 

本当に必要なのは「学ぶ姿勢」

芸術大学

美大や専門学校に行くか、独学でやるか。その選択は皆さん次第です。ただし、どちらの道を選んだとしても、最も大切なのは「学び続ける姿勢」だということを忘れないで欲しいなと思います。

デザイン業界は日々進化しています。新しい技術やトレンドが次々と生まれ、クライアントのニーズも刻々と変化していきます。そんな中で、「もう十分学んだ」と思った瞬間に、デザイナーとしての成長は止まってしまいます。

 

まとめ – 自分に合った方法で、常に前進を

デザイナーの勉強

デザイナーになるのに「正解」はありません。美大や専門学校に行くのも一つの選択肢ですし、独学で道を切り開くのも立派な選択肢です。

大切なのは、自分に合った方法で学び続けること。そして、その学びを実践に移し、少しずつでも着実に前進し続けることです。

「デザイナーになりたい」その思いがあれば、道は必ず開けると思います。周りと比べたり、「こうあるべき」という固定観念に縛られたりせず、自分なりのペースで歩んでいってください。

そして、もし美大や専門学校に行かないことに引け目を感じることがあれば、思い出してください。デザインの世界で評価されるのは、最終的には成果物とスキルです。そこに至るまでの道のりは人それぞれです。

 

僕もそうなんですが、案外美大・専門学校を出ずにデザインの仕事をしている人は割といます。興味はありますし、羨ましいと思う事もありますが、 “学校が自分をどうにかしてくれる” という考え方は良い方向には進まないような気がします。別にデザイナーは資格制ではありませんからね。

X (Twitter) – Sep 11, 2019



この記事は過去の自分のX(Twitter)のポストを元に、編集しています。



グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。