熊本の大学ビジネスコンペのワクワク感があるポスターデザインです。
大学生たちによるビジネスプランの競うコンペティションであり、学生ベンチャー・企業を促進、地方創生へ繋げるという狙いをもったイベントであり、参加者が多い方が盛り上がることは事実です。ポスターデザインは力を合わせて、ワイワイと一つのものを作り上げようとする過程を想像させてくれます。また、くまモンが紙面を彩っているのも熊本らしく、愛嬌を感じます。
デザイナーの振り返り
■ 遊び心を感じさせながらも、ふざけたデザインにならないというラインを探りながら作成したポスターです。文字情報は白地の上にしっかりと見やすくレイアウトし、にぎやかなアートワーク部分と分けています。
■ どういった団体がこのコンテストを主催しているのかという点は、参加者としてはとても気になる点と言えます。左上に各団体のロゴマークを掲載し、このコンテストの厚いバックアップ体制が見て取れるようになっています。
■ 学生ベンチャー=デジタルというわけではなく、農業や環境エネルギーなどジャンルは様々です。それがこのポスターのビジュアルにも反映されており、ビニールハウスや風力発電などのイラストも紙面を彩ります。若者たちならでは柔軟な発想力に期待をよせたデザインになっています。
制作ポスターデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ビジネスのつながりをパズルと歯車で表現しているところは良いアイディアといえるでしょう。
大学のビジネスコンテストを趣旨としたポスターデザインです。今の時代のモチーフとしてスマフォを活用して本棚としているのも印象的です。ネット社会をスマフォという今の世代を象徴するものでまとめているあたりはさすがですね。周りを取り囲む人の配置なども良く構成されています。スーツを着た男性がパズルを押し、ビジネスのサポート面に着目していたり、アンドロイド端末に本を並べる人、搬入する人、それを閲覧する人などネットユーザーとサイト提供側を上手に一つの絵にまとめています。実のなる木や風力発電、化学図や地球儀なども互いに邪魔しないようすっきり並べられ、ごたごた感はありません。
ロゴ自体と配置はあまり特別感もなく、ストレートに伝えているといった印象ですが、題材や開催日などの目的をしっかり伝えていると言えるでしょう。賞金や無料といったアピールポイントだけ強調されているので、見る者の目が自然とそちらに集まります。くまモンの配置もビジネスに一役買っていますといった感じさえ受けることができます。ポスターを見る側が自分の視点で想像を膨らますことのできるデザインといえるでしょう。
VOICE ※第三者による感想です
こういった活動から、地域が活性化してくれると良いですね。
ビジネスプランコンテストということですが、近年はずっと不景気な状態が続いていて、大学を卒業しても就職できない人がいます。そこでこのようなビジネス向けのコンテストを行うことで、もっと勉強に励もうとする学生が増えてくれるように思えます。コンテストの内容や、どこで開催されているのか、日時はどのようになっているのかという点もきちんとポスターに明記されているので、わかりやすいと言えるでしょう。
派手さはありませんが、とても温かみのあるポスターデザインに仕上がっているように思えます。詳しい情報を伝えるためのURLが記載されている点や、入場無料となっている点がとてもよいでしょう。
“夢と挑戦の舞台” ビジネスプランコンテストの魅力を凝縮
・創造性の花火
このポスターデザインは、学生たちが開放された創造性の花火のように、ビジネスアイディアを熱烈に競う姿を巧みに描いています。それはまるで、視覚的な舞台で繰り広げられるエネルギッシュなパフォーマンスのようですね。
・象徴としてのくまモン
くまモンがデザインの中心に据えられているのは、熊本らしさを際立たせる効果的な手法です。地元愛に溢れたキャラクターが、イベントのワクワク感を高めています。
・現代の象徴としてのスマートフォン
スマートフォンが本棚として描かれているのは、現代のビジネス環境を緻密に表現しているのではないでしょうか。テクノロジーとアイデアが融合し、新たな価値を創造する様子が描かれています。
・バランスの良さ
そして、このポスターの最大の魅力は、各要素のバランスの良さにあります。ビジネスの世界と学生の活力、地元のキャラクターと現代のテクノロジーが、一つの絵として調和を見せています。
このポスターは視覚的な楽しさと情報の明瞭さを両立させています。それはまさに、ビジネスプランコンテストの本質を反映したものであり、見る者に夢と挑戦の舞台を鮮やかに描き出しています。
※掲載しているパネル / ポスターデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。